ひろはし薬局 廣橋義和ブログ

2009-06-17 梅雨と喘息

信濃川水系の支流で魚沼地域を流れる魚野川の水量が少なく今年は鮎が釣れないのではないかと知り合いが嘆いていました。少雪だったことに加え空梅雨のような天気ですから、無理もありません。


神経痛などの疼痛性疾患や喘息などの持病を持っている方にとっては、空梅雨は歓迎すべき恵みかもしれません。中越地震の影響でアパートに仮住まいしていた時、スーツにカビが生えるような湿気の多い部屋で私も咳に苦しめられました。喘息などはないのですが漢方で言う”湿の病”だと実感したものです。


漢方では”気”という概念がよく用いられます。物体としての身体を生命体たらしめているエネルギーと考えてください(これでも難しいでしょうか?)。この気が全身を巡って健康が保たれています。


梅雨時は湿度の上昇に伴い、肺から気の発散がスムーズに行われなくなります。その結果、肺に閉塞感が生じ呼吸がしにくくなります。漢方的に考える梅雨時の喘息を起こす仕組みです。


現代医学的にはカビ・ダニなどの発生も考えられますが、どちらにしても湿度がこの時期関係してきます。漢方的な対策は湿度を下げる工夫も行いながら、肺から気の発散を促すことになります。


まず水分を摂り過ぎないことが重要です。現代医学の呼吸器科医とは正反対の指導になります。東洋医学の専門医であり呼吸器科を専門としている医師に確認すると、水分は控えるようにするとのことですから、必要以上の水分摂取は喘息を悪化させると考えます。


肺の気の発散を促す薬の代表はケイシトウです。ここからいろいろな漢方薬に発展してゆきますが、肺に力を与え本来の活動がスムーズに行えるようになります。昭和の漢方界を牽引した故矢数道明博士は、ケイシトウを虚弱者の体質改善薬と著書に記しています。


この他、ケイシマオウカクハントウ・ケイシカコウボクキョウシトウ・マオウトウ・ショウセイリュウトウ・マキョウカンセキトウ・・・・などが使われますが、その人の体質次第で変わってきます。詳しくは相談下さい。

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