ひろはし薬局 廣橋義和ブログ

2009-08-08 脂漏性皮膚炎について

明日に迫った”薬草観察会”の資料を作り変えています。今までの資料にいくつか項目を追加し、文字だけではわかりにくいという声にお応えして写真を付けてみました。写真は自分で撮った写真なので、わかりにくい写真はボツにしたら何枚もありませんでした。積極的に増やさねばなりません。


先日、脂漏性皮膚炎の相談を受けました。相談だけでしたが脂漏性皮膚炎は治りにくい皮膚病の一つでしょう。改めて教科書で調べてみると、治りにくいはずです乾癬(これも完治は難しい)と組織像が似ています。私の調べた教科書の著者は乾癬と同じグループに入れていました。


脂漏性皮膚炎は治りにくいと申しましたが、程度は様々で簡単に治るものも少なくありません。しかし頭の中にできるタイプの脂漏性皮膚炎はガンコなものが多いようです。


脂漏性皮膚炎は炎症を起こしていますから、ステロイドの外用剤(一般的にはローションタイプ)を使いますが、あくまで対症療法に過ぎません。原因にはいろいろな説があり統一見解がないようなので、同一疾患か疑わしい部分もあるように感じます。


脂質代謝に問題がありそうなら、先ずビタミン剤が使われます。しかしビタミン剤程度では弱いように思いますので、もっと積極的に脂質(特に中性脂肪)を下げるような工夫が必要なのではないでしょうか。


乾癬に対しビオチンビタミンH)が有効であったとの報告があることから脂質代謝は、脂漏性皮膚炎の原因の一つでしょう。中性脂肪を下げるには私はデンシチニンジンを使いたいと考えます。BMI(体格指数)が25以上なら使ったほうがいいと思うのです。漢方薬を組み合わせればより効果的と思います。


また真菌類の関与が報告され、薬局でも抗真菌剤入りのシャンプーが売られています。ただシャンプーに使われる界面活性剤や抗真菌剤は、接触性皮膚炎の報告が多い成分ですのですすぎ残しのないよう注意しなくてはいけませんね。


私は以前、対人関係のトラブルから尋常性乾癬になった人を漢方薬で治したことがあります。脂漏性皮膚炎にもストレスが関与している場合があるのかもしれません。そうすれば心理療法なども必要で有効かと思います。


頭の中にポツンと出来た湿疹に、漢方薬や心理療法など大袈裟と考える人も少なくないでしょうね。でも治りにくいタイプの脂漏性皮膚炎では、単に対症療法だけで一時凌ぎをするだけでは解決に向わないことだけは確かです。


チョット肥満傾向であるなら、皮膚炎が良くなる良くならないとは別に、動脈硬化予防のために脂質代謝を改善することを行ってもよいのかなぁと個人的には考えます。

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