ひろはし薬局 廣橋義和ブログ

2009-08-12 夏のアトピー性皮膚炎

短い夏がまとまって来たような暑さになりました。災害続きの日本列島ですが、レジャーで亡くなった方もいらっしゃいます。これからお盆休みに突入する方も多いと思いますけど無茶な計画を立てないよう気をつけましょう。


アトピー性皮膚炎は皮膚の乾燥が原因の皮膚病ですから本来なら冬に悪化するのです。しかし皮膚炎である以上、炎症部分は熱を持ち痒みを伴います。この痒みは温度が上るほど増すという特徴があるため、つい無意識に皮膚を掻いてしまいます。


掻くことで炎症は悪化し、更に痒くなり再び掻く、という悪循環を繰り返すのが夏のアトピー性皮膚炎の姿です。これに汗などの刺激が加わることも皮膚炎の悪化に輪をかけます。本来なら汗はアトピー性皮膚炎にとって悪者ではありませんが、汗に溶け込んで刺激物質が皮膚に炎症を起こしやすくしますから、汗をシャワーなどで流すことがスキンケアの基本です。


入浴は確かに熱を持つため、この時に漢方薬で冷やしてあげると効果的でしょう。ポイントは皮膚表面だけを冷やすと熱が逆に皮膚内にこもり痒みが増しますから、皮膚の奥から冷やすということ。熱を発散させなくてはなりませんから、クーラーの風に直接当ったり、冷蔵庫で冷やしたタオルなどを当てることは、一時的に痒みを誤魔化せてもしばらくすると逆に痒みが強くなります。難しいところですね。


この冷やす漢方薬も種類があり、比較的浅い部分を冷やすのにはエッピカジュツトウやビャッコトウ類を用います。もう少し深い部分ではシシハクヒトウ・オウレントウ・ハンゲシャシントウ・インチンゴレイサンなどを、更に深ければインチンコウトウ・サンオウシャシントウ・ジョウキトウ類を用います。


この深さの見極めは難しく腕の見せ所といえるでしょう。また異なる深さの漢方薬を一緒に使用しても、効果はほとんど得られません。ここが漢方治療の奥深さと言えますね。

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