ひろはし薬局 廣橋義和ブログ

2009-08-17 尿酸値を下げるには

残暑と言うべきなのでしょうが、本格的な夏らしい暑さがようやくやってきました。お盆の不摂生もありシャキッとは行かない私です。日頃偉そうにブログを書いていても、紺屋の白袴よろしく自分のこととなると理想の生活などできません。だからこそ厳しく言えないのかも知れません。


この休みでビールを飲んでバーベキューなどで楽しんだ人は尿酸値が上ったのではないでしょうか。尿酸値はプリン体細胞の構成成分)を多く含む飲食物をたくさん摂取した時に処理が追いつかず、身体に溜まってきます。


溜まった尿酸値が、ある一定の量を超えると尿酸の結晶が出き炎症が起こります。代表的な症状が痛風発作ですね。一般的には《尿酸痛風》と理解している人が多いのだと思います。痛風は関節の痛みですから整形外科で管理されている方も多いことでしょう。


ただ尿酸は、関節で炎症を起こすだけでなく腎臓などにも傷をつけます。痛風発作がないから安心ではなく、痛風発作がないうちに尿酸値を下げるような工夫が必要なのです。


宴会向きのメニューにはプリン体を多く含むものがたくさんあります。血液中の尿酸アルカリ性の尿だとたくさん体外に排泄されますから、尿をアルカリ性に保つような食事や献立がいいのですね。


近頃聞かなくなった”酸性食品アルカリ食品”と言う言葉ですが、血液のPH(酸性度)を変化させるよりも尿のPHを変化させると理解した方が良いでしょう。尿酸値を下げるには、野菜や海藻などを摂取すると尿がアルカリ性に偏り、血液中の尿酸が尿に溶けて排泄されやすくなります。


漢方薬ではエッピカジュツトウなどジュツ(生薬の一つ)の配合された漢方薬が良く用いられます。おそらく尿酸の排泄を促す作用があると思われます。エッピカジュツトウなどはある程度速効性が期待できる漢方薬ですから、痛風発作にも用いられ効果が報告されています。


今日、数時間で尿酸値を下げてくれと無理な相談を受けました。「残念ながら・・・」とお答えしました。漢方薬は時に魔法のように効いてくれることがありますが、魔法のように効いても魔法ではありません。効く条件がピタッと揃うと劇的な効きかたをするのですね。


どんな病気・症状でも、食事や生活状態は大切ですし基本です。その上で薬でしょうね。そうです、効く条件とは本人の努力が必要となるのです。

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新潟県長岡市 相談薬局 ひろはし薬局

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