ひろはし薬局 廣橋義和ブログ

2009-09-05 より厳格な高血圧治療へ

私ってそんなに変わり者?昨日学術講演会後の懇親会で仲間のE先生が私のことを「変わってんだわ」と紹介してくれました。もちろん悪い意味で使っていたわけではないのですが連発されると気持ちいいものではないことに気がつきます。自分でも普通ではないよなと思っている部分はあるので、複雑な気持ちですね。でも漢方を一生懸命やる連中は、どちらかといえば変わり者が多いと思います。


で昨日の学術講演会愛知医科大学循環器内科准教授水谷登先生の「日常診療における降圧療法〜問題点とその対策について〜」と題した講演でした。


今の高血圧治療は単に数値としての血圧を下げるのが目的ではなく、血圧を管理することで脳卒中や心臓病や腎臓病などを予防し動脈硬化による血管病死を減少させることです。だから血圧が下がっても心筋梗塞脳卒中での死亡率が下がらなければ高血圧治療は失敗と言えるのです。


そこで近年は早朝高血圧・夜間高血圧・白衣高血圧・仮面高血圧・・・などの言葉が使われ、どの種類の薬剤をどのように使うかなど高血圧治療に変化が出てきているように思います。


ただ重要臓器の保護や死亡率の低下を進めるには最低限血圧の管理目標を守らなくては意味がありません。どういうことかと言いますと、血圧をここまで下げると(例えば130)死亡率が減少しますと目標があれば130以下に血圧をシッカリ下げるということです。


しかし現状は高血圧治療を受けている人のうち14%の人しか充分な治療効果が得られていないとの報告があるのです。残りの86%は高血圧治療を受けていても治療に成功していないことになります。ただ仮面高血圧が10%白衣高血圧が13%この中に入っていますがね。


実際に心筋梗塞などの発生率は、血圧良好群に比べ仮面高血圧や血圧不良群は2〜3倍の発生が高くなります。白衣高血圧は血圧良好群との差は認められなかったものの数年後には高血圧になる予備軍と考えられており安心できません。


今後は家庭血圧を活用して白衣高血圧や仮面高血圧を見逃さないような高血圧治療になることでしょう。漢方薬の出番として自覚症状の改善が中心になるように思うのですが、科学的な評価に耐えうる研究結果が出るといいなぁと個人的には考えています。

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