ひろはし薬局 廣橋義和ブログ

2009-09-07 脂肪の上手な摂りかた

昨日から稲刈りを始めました。しばらく天候が落ち着いているようなので稲刈りには最高なのですが、でも暑いですね。人間ってわがままなもので、暑ければ暑いで文句を言いたくなります。ま、自分だけ暑いわけではないので暑いながらも頑張ります。


土曜日は閉局後に魚沼市の小出町で仲間と勉強会を行いました。今回のテーマは”脂質”についてです。あなたは『脂』と『油』の違いってわかりますか?


2〜3年前から一般的になってきたメタボリックシンドローム。今まで慣れ親しんできた高脂血症も今は脂質異常症へと呼び方も変わりました。その背景には肥満生活習慣病との関連がいろいろとわかってきたことによります。


肥満で問題になるのは体脂肪の増加です。体脂肪は脂肪細胞に蓄えられますが、脂肪を蓄えた脂肪細胞からアディポネクチンと言われる多くの物質が産生され、身体に影響を与えることが明らかになりました。


善玉のアディポネクチンは、抗炎症作用があり動脈硬化を抑えたり心肥大やインスリン抵抗性を改善など、生活習慣病の予防に重要な役割を持っています。


一方、悪玉アディポサイトカインにはTNF-αやPAI-1などがあり、インスリン抵抗性を促進したり血栓をできやすくしたりします。体脂肪の増加はアディポサイトカインの善玉を減らしも悪玉を増やすことになり、いわゆるメタボリックシンドロームになってゆくのです。


さて”脂”は脂質全体に使われますが常温で固体のイメージがあります。反対に”油”は常温で液体のものを指して使われます。脂は動物性食品由来でどちらかと言えば身体に悪いものが多くあります。


油は植物性のものと魚類由来のものがあり、一般的に身体に良いイメージがありますね。ただ体内での変化を考えるとりノール酸などはω-6系脂肪酸と言われアレルギー血栓症などに関係するので注意が必要です。

またエイコサペンタエン酸(EPA)に代表されるω-3系脂肪酸は炎症を鎮める効果が期待でき積極的に摂りたい脂肪になります。


ただ油は加熱により変質しますから注意が必要で、特にトランス脂肪酸と言われる油は、食品の味覚を向上させるので多用されてきましたが脂質異常症の原因にもなりうることから近年問題視されています。確かマクドナルドケンタッキーではトランス脂肪酸を含まない油に変えたと思います。若い薬剤師は、食味が変わったようなことを言ってましたから油を変えたのかもしれませんね。


油はなるべく新鮮なものをそしてω-3系脂肪酸を多めに摂取することがポイントになりますね。

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