ひろはし薬局 廣橋義和ブログ

2009-09-08 解熱剤と喘息

昨日は介護保険審査会が市役所でありました。雑談の中で介護をしている委員の方から新型インフルエンザ患者が施設で出たらデイサービスなどを閉鎖せざるを得ないと言っていました。出ることは間違いないでしょうけど、大混乱にならないよう過剰な反応は慎むべきかと考えています。


3〜4年前に保健所の職員に新型インフルエンザ対策を聞いたことがあります。その時には、世間を刺激しないよう逆に注意を受けたのですが、行政はもっと早めに情報を提供していれば必要以上にマスコミに世間が振り回されなくても済んだのではないかと個人的には考えています。もっとも火の粉がかからなければ見向きもしなかったかも知れませんが。


新型インフルエンザでは残念ながら死者も出ていますが持病があり特別病原性が高いわけではありません。しかし肺で増殖しやすいと報告されており、気管支喘息慢性閉塞性肺疾患(=COPD肺気腫など)がある人は注意を要します。できる限りの予防策を講じた方がいいでしょう。


持病の有無にかかわらず、新型インフルエンザの治療は特別なものではなく通常のインフルエンザと同様に行われます。タミフルなどの抗インフルエンザウィルス薬を中心に、発熱には解熱剤の頓服などが行われます。


タミフルが効かない場合にはリレンザを使いますが、場合によっては薬の供給が間に合わなくなることも考えられます。注意を要するのは解熱剤・鎮痛剤(どちらも同じ薬です)を対症療法的に使用した時に、喘息の方では一定割合で喘息が悪化することがあります。


解熱鎮痛剤を代表して”アスピリン喘息”と呼ばれますが、アスピリンだけでなくどの解熱鎮痛剤でも起こり得ます。例えば〜喘息の方が発熱して検査を受けたとします。インフルエンザではなく風邪だろうとアセトアミノフェン頓服でもらい使用したところ喘息発作が出る〜なんてことがあるのです。


これは飲み薬に限ったことではなく、坐薬や痛み止めの塗り薬やシップ薬でも同様です。喘息のある人はこれからのシーズン、薬の使い方にも注意をする必要がありますね。

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