ひろはし薬局 廣橋義和ブログ

2009-10-19 痩せ過ぎた女性の将来は?

土日は所属する日本薬局協励会の大会を新潟支部が主催したので、てんてこ舞いでした。インフルエンザをテーマにした講演もあったので改めて書き込みます。今日は一人のうつ病の患者さんを失いました。自分の無力さを感じられずにいられません。同じ失敗を繰り返さないよう、まだまだ努力しなくてはいけないと肝に銘じます。


うつ病睡眠障害や食欲不振が身体症状として現れやすい病気です。睡眠薬や胃腸薬・消化薬などでは根本解決できず、うつ病に対する治療が絶対必要です。長期に渡れば体重も低下し身体に悪影響を及ぼします。過剰なダイエットも同様ですから、短期的な問題ではなく長期的な問題を考えてみたいと思います。


痩せるということは身体活動に必要な栄養が不足することですから、必ず悪影響が現れます。この場合の痩せるとは、BMIが18以下くらいの状況で、標準体重の範囲にあれば心配はありません。


急激に痩せると大抵は筋肉が落ちてきます。同時に骨量も落ちてきますから、先ず骨粗鬆症の危険性が出ます。女性は女性ホルモンの働きで閉経前は骨粗鬆症の進行は緩やかですが低体重では女性ホルモンの分泌も少なく、骨粗鬆症が重度化しやすいと考えられます。


また筋力の低下は骨格を支える力も低下し、変形性関節症など骨や筋肉の老化が早く進行するでしょう。この結果、骨折や寝たきりになるのが早いと思われ、介護の世話になるばかりでなく認知症になりやすく、老年期の生活が苦しいものになる確率が非常に高いのです。


また女性ホルモン動脈硬化の進行を遅らせることがわかっています。だから生理が止まるような低体重では、動脈硬化性の病気(心筋梗塞脳卒中腎臓病など)も心配されます。他人より老化が早いと考えればいいのではないでしょうか。


また皮膚の荒れ・髪の毛や爪の変化など美容面でもマイナスです。脱毛やシワの増加など、女性にとって気になる問題がおきやすいでしょう。未婚の女性では妊娠できない身体になる危険性だってあるのです。


対策は体重を標準に近づけることですが、低体重が長く続いていれば胃腸機能もある程度低下していますから、時間をかけて取り組む必要があります。そして増やしたいのは筋肉量と骨量ですから、運動も欠かせません。運動がなければ体重が増えても、身に負担となる脂肪でしかありませんからね。


弱った胃腸機能の建て直しに漢方薬が有効なのです。太りたくても太れない人など、漢方薬を試してもらいたいと考えます。多くの人があこがれるスラッとした体形ですが、長期的な健康を考えると望ましいものではありませんね。

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新潟県長岡市 相談薬局 ひろはし薬局

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