ひろはし薬局 廣橋義和ブログ

2009-11-10 うつと食事の関係

今月に入り立て続けに2名の妊娠報告を受けました。喜ばしいことですが、新型豚インフルエンザなどの危険もありますし、出産まで無事に見届けたいと思います。


私が相談させてもらっている方は皆さん気になるのですが、その中でも特に気になっている方にNさんがいます。この方はうつ病(正確には気分変調性障害)で、とても気の毒な人生を送っています。


何とか力になりたくて、いろいろと情報を集めてきました。漢方薬に始まり、各種心理・精神療法ですね。最近ある1冊の本に目が止まり、まだチラッと読んだ程度ですが納得がいく点も多く、今後充分研究する価値のある分野だと思っています。


機能性低血糖症;ほとんどの医師は気にも留めない病名だと思います。しかし近年の糖尿病の増加や食事内容の貧弱さを考えると研究者も指摘している通り潜在患者はかなりの数に上るように思います。


脳の栄養源はブドウ糖です。低血糖症とは血液中のブドウ糖が少なくなった状態で、結果的に脳の働きは衰えてきます。食事をすれば回復するのですが、血糖値が急激に上りやすい最近の食事メニューやスナック菓子・清涼飲料水などの大量消費は膵臓の疲弊を招き血糖値のコントロールが安定しません。


その結果、低血糖の状態が出来上がるのです。一時的ですから本人はあまり気づきません。医師も多くの症状を低血糖ではなく自律神経失調症で片付けます。当然誤診なので症状の改善はあまり期待できないこととなり苦痛な症状が続きます。


うつ病患者の一部に、機能性低血糖症が疑われ、治療(と言っても食事が中心です)を行ったところ、うつ病が治ったケースが報告されています。改めて人間の身体の神秘さに感心したのですが、私ら薬剤師は薬の作用にばかり気を取られず根本的な部分から考え直さなくてはいけないのかもしれません。医師も同様でしょうが・・・。


残念なことに先ほどの報告には”うつ病患者にどのくらいの割合で機能性低血糖症があるのか”まで示されていません。機能性低血糖症だけでなく食事内容はうつ病など精神疾患にも大きく影響することがわかりました。


先日相談を受けた強迫神経症の方も食事に問題がありそうです。苦しんでいる方を1日でも早くよくするために、1人でも多く助けるために、いろんな角度から勉強していますが、食事は体作りの基本です。


どんな病気でも、治りにくいと感じたら食事内容を見つけてみるといいのかもしれません。そこに治療が効果的でない理由が見えてくるかもしれませんね。

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