アルコールと関係ない肝臓障害

14日(土)は世界糖尿病デーでした。各地で青色のライトアップが見られたのではないでしょうか。私は何もしませんでしたが、我家の廊下はブルーのライトを点灯させました。昨日は有志のメンバーで、ハーブティを飲みながらリラックスしてもらう企画を実施しました。おかげさまで好評でしてメンバー全員気をよくして打ち上げができました。


肝臓が悪いというと思い浮かべるのがアルコール。忘年会を控え左党には耳が痛いかもしれませんが安心を!近年増えてきているのがアルコール以外の原因による肝機能障害。もちろんウィルス性でもありません。


先日、機能性低血糖症のことを書きました。急に血糖値を上げるような飲食物の摂取はインスリンの大量分泌を起こします。この時血液中からブドウ糖が消えますが、筋肉や肝臓に取り込まれ、エネルギーとして使われないものは脂肪に変換されます。


内臓では内臓脂肪として蓄えられますし、肝臓では脂肪肝となります。実はこの脂肪肝による肝機能障害が増えているのです。非アルコール性肝障害(NASH)と呼ばれ、消化器科医に注目されているのです。


女性にも多く、また脂肪肝からイメージする太った体形でもなく、意外なほど常識を破ってくれる肝障害です。ですからアルコールを飲まないからとか、痩せているからとか、全く関係ありません。


というよりも、全く関係ないと思っている人のほうが危ないかもしれないのです。こんな時、肝臓病の基本は安静とばかり運動量を落とすと肝臓の脂肪は減らず逆に悪化することもあります。


ひょっとしたらダイエットが関係しているかもしれません。間違ったダイエットや食事は、多方面で身体のバランスを崩します。若い頃は身体の回復力や調整力がスムーズに働き表面化しませんが、30代・40代と年齢を重ねる毎に今までのツケが症状(身体の不調や検査値異常)として現れますからご注意下さい。

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