ひろはし薬局 廣橋義和ブログ

2009-12-04 前立腺肥大症の治療戦略

私は朝起きると新聞や本を読み、明るくなると冬囲いを朝食前にするのですが、今朝は天候が不安定だったため古代米の調整作業をしてきました。古代米は量が少ないためほとんどを手作業で行います。大変といえば大変ですが、半分趣味の範囲ですから楽しみながら行っています。今年はようやく少し食べられるくらいの収穫が出来ました。


女性の更年期障害同様、男性の前立腺肥大症は避けて通ることの出来ない老化現象でしょう。私もソロッと危険な年齢に差し掛かってきました。男性が女性の更年期障害を理解しにくいように、女性にも前立腺肥大症の不快さは理解できないでしょうね。


昨日は『男性下部尿路症状 最新の薬物療法』と題し、日本大学医学部泌尿器科泌尿器科学分野主任教授高橋悟先生の講演を聞きました。高橋先生は、前立腺肥大症に使う薬は自分で一応飲んでみるそうで、実体験に基づく話は説得力が有りますね。


前立腺は、膀胱の出口にあるため加齢により大きくなると排尿障害(おしっこのトラブル)が現れるようになります。効果的な薬物がなかった頃は、大きくなったら手術をして切り取っていたわけです。


現在は排尿障害の改善にαブロッカーという薬物が使われ、手術件数が大幅に減りました。ところが前立腺の肥大までは抑えられないので、だんだんと効果が少なくなってくるのですね。


これに対し、肥大を抑える効果のある薬物もあるのですが、発がん性の問題やQOLの低下などがあり現実的にはほとんど使用されていない状態だったのです。近年、新しい作用で副作用の少ない薬物が開発され、排尿障害の改善にはαブロッカー、前立腺肥大には5α還元酵素阻害薬を組み合わせて使うことで長期的にも満足度の高い結果が得られるようになりました。


このことにより更に手術件数が減ることが考えられます。また前立腺肥大に伴う炎症や浮腫による不快症状に対しては漢方薬に効果が期待できるとスライドで示されました。私は前立腺肥大症には、ハチミガン・キボクジンガン・トウキシャクヤクサン・・・などを使い、排尿障害も改善できるとの印象を持っています。


昨日は泌尿器科の医師が中心でしたが、男性の参加者には有益な内容だったのではないでしょうか。今日は糖尿病関係の講演会に出席してきます。

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