ひろはし薬局 廣橋義和ブログ

2009-12-09 唇のなめずり皮膚炎

我家から標高756mの鋸山が見えるのですが、山頂付近はうっすらと白く雪化粧をまとってきました。落葉樹は葉が落ち、この頃の山登りは普段とは違った景色が楽しめるのですが、残念ながら私には時間的にゆとりがありません。ただこの時期に山に入る人は冬山の支度で入りましょうね。


いちおう皮膚科の教科書にも”なめずり皮膚炎”と出ている皮膚炎があります。子どもに多いのですが、口の周りを舌でペロペロと舐めてばっかりいると口の周りが赤くなってきます。「あぁ、あれね」と思った方も多いはずです。


子どもでは決して珍しくありません。これは舐めなければ治るのですが、薬を使うほうが治りが早いでしょうね。でも万が一口に入ることを考えると、例えそれが微量とは言え、できるだけ安全なものを選ばなくてはいけませんね。


私はこんな時紫雲膏を使います。漢方の軟膏ですが、原料はすべて口に入れても大丈夫なものですから赤ちゃんでも安心して使えます。ごま油・ミツロウ(口紅などの硬さを調節する時に使う)・豚脂(ラードのこと)・当帰・紫根(当帰も紫根も漢方薬として口に入れる)の5種類です。


紫雲膏はステロイドほどの強力な抗炎症作用はないものの、軽い皮膚炎には充分な効果があります。もっとも私が吟味した原料で愛情込めて作っている紫雲膏だから効き目もよいはずです。ステロイドを使いたくない時だけでなく、いろいろな皮膚疾患に使えるので重宝していますし、皆さんの評判も上々です。


先日相談受けたケースは、たまに舐める程度だったので紫雲膏だけで対応しましたが、癖になっているようなケースでは心理的なアプローチも必要となるでしょう。でも親が気にするほど本人は気にしていないのですから、意識させない方がいいかもしれません。


すいません、明日は日本薬剤師会委員会で1日いませんのでブログはお休みさせていただきます。ご了承下さい。

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