ひろはし薬局 廣橋義和ブログ

2009-12-17 乾燥と皮膚の痒み

私の住む長岡では1〜2cmの積雪量ですが、新潟市では数十cmも積もっているようです。この感じだと今冬は里雪型でしょうか?できればスキー場のある山間地を中心に降った方が地域経済にとっては嬉しいのですけど思うように行かないものです。


この寒波で暖房器具はフル稼働状態です。女性にとって冷えも辛いが肌の乾燥も気になるところではないでしょうか。先日行った学校での空気検査では湿度は40%もありませんでした。超乾燥状態で、インフルエンザが出ればあっという間に感染拡大です。


40%未満はオーバーにしても、家庭でもかなりの乾燥状態であることは間違いありません。ちなみに壁掛け式の温湿度計では、室温は低めに湿度は高めに出るので、そのことを念頭に置いて対処する必要があります。


さて皮膚には皮脂膜というバリア層があります。汗と皮脂が混ざり合った天然のクリームと呼べるものですが、冬になると汗を出す汗腺や皮脂を出す皮脂腺は閉じてしまい充分なバリアを作ることが出来ません。


すると皮膚は乾燥し、鮫肌のようになったり小じわができたり手荒れなどを起こしたりし、ひどいと皮膚炎に発展します。また乾燥した皮膚は、痒みを感じる神経が皮膚表面の浅いところまで伸びてきます。だから皮膚が乾燥するとちょっとした刺激で痒みを感じるようになります。


この状態が皮膚乾燥性掻痒症と呼ばれる状態です。痒みを感じる状態ではバリア層は充分ではありませんから皮膚は刺激に対して無防備状態で、放っておけば皮膚炎に発展します。アトピー性皮膚炎や皮膚乾燥性(皮脂欠乏性)湿疹などと呼ばれます。


本来は痒みが出る前に保湿剤などでスキンケアをしてもらうのがベストですが、痒みが出た時点で(皮膚炎になる前に)保湿剤を使って皮膚を保護するとよいでしょう。私は皮膚の乾燥状態に合わせて、保湿ローション・UHクリーム・AEP軟膏などを使い分けています。


一旦痒みが出ると、適切にスキンケアを施しても痒みの神経が元に戻るまでには2週間以上かかりますから、痒みも治まるまで2週間以上は覚悟してください。皮膚炎になれば更にかかりますから1〜2ヶ月は最低でも必要なのでしょうね。


できれば、このことを知って早め早めにスキンケアを行っていただきたいのです。まぁ、少なくとも痒みなどの異常を感じたら出来るだけ早くご相談下さい。

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