ひろはし薬局 廣橋義和ブログ

2010-02-04 癌細胞は単一ではない

今週はいろいろな勉強会が続きます。日頃の業務に活かせるようにと思っているのですが、先端医療の話題と漢方薬とは相容れない部分もあり難しいなと感じています。でも最新知識は医療人として必要ですから時間の都合さえつけば今後も出席したいと思います。


そういえば1週間くらい前でしたか、つかこうへいさんが肺癌だと報道されていました。全く関係はないのですが昨日は長岡肺癌研究会がありました。記念講演はなく主に市内の病院医師による研究発表でした。


その中で、群馬県立がんセンターに勤務している(以前市内の病院で働いていたこともあるそうです)Y医師の発表が印象に残りました。


癌は同時に複数出来ること(多発)や転移している状態で、発見されることもあります。最近は分子標的薬が抗癌剤の重要な位置を占めるようになり、分子標的薬が効くには癌細胞の個性に合わなくてはなりません。そこに遺伝子検査などの重要性があります。


個性が異なれば違う種類の分子標的薬を使う必要があるのです。多発癌や再発癌では、採取されたガン細胞の検査結果からどの抗癌剤を使うか決めますが、多発した場合や再発の場合に同じ抗癌剤でいいかが結論として出ていないようなのです。


その研究をY先生が始めており、一端を発表されたのです。研究会の後、Y先生に私の考えをぶつけてみました。「がんの塊は、何種類かの個性的なガン細胞の集まりではないか」と。Y先生も同様の考えのようで私の考えと一致して安心しました。


さて、何種類かのがん細胞で臓器癌が出来ているとすれば、抗癌剤も数種類使う必要があります。漢方薬で行う場合、抗ガン作用のある生薬を組み合わせたりしますが、当然この抗ガン生薬も複数組み合わせる必要があります。以前から複数組み合わせていた私は、この考え・方法で間違いはないようだと確信できました。


遺伝子医療漢方医療とは全く正反対の医療です。ですが、その研究を漢方の臨床に活かすことは出来るのです。まだ私の気づかない視点もたくさんあることでしょうが、新しい見方を求めて今日も講演会に出かけてきます。

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