ひろはし薬局 廣橋義和ブログ

2010-02-18 眼瞼下垂と筋無力症

この冬は雪囲いが間に合わず、年末ギリギリまで雪を掘りながら何とか体裁だけは整えたつもりでした。コンナに大雪になるとは予想できなかったので生薬として使うサンショウやビワはそのまま何もせず(できず?)にいたら、この雪です。ビワは枝が無残にも折れサンショウは雪に埋もれています。雪が落ち着いたら掘り出してあげたいと考えています。春よ、早く来い。


難病に指定されている”筋無力症”の症状に”まぶたが下がってくる(眼瞼下垂)”があります。何故下がるかと言えば、重力に負けるからでまぶたの重さを支えるほどの筋力が出ないのです。筋無力症もいろいろなタイプがあり、どの筋肉が障害されるかで分類されています。


東洋医学的な考えで言えば、筋肉は五臓で言う”肝”に支配されてますから”肝の異常”が発生していると考え”肝”を治す漢方薬が使われます。難病ですから急激に改善することを期待するのは早計かもしれませんが、先輩から改善例を聞いたことがあり諦めることもないと考えています。


また”肝”は、春にその働きが活発になると考えられていますが症状の変化があればバランスの崩れがどのようなものか推測しやすくなります。たとえば具合が悪くなれば”肝が虚している”し調子がよくなれば”肝が実している”となり、その状態に合わせてバランスを補正する漢方薬が選ばれます。


この辺りの考えは、一般の方にはわかりにくいものかもしれませんし、根拠のない空論と退けられそうですが、この五行理論で改善するケースも多く全くの空論とするには問題があります。科学の発展で早く解明されることを願うしだいですね。


現在残っている漢方薬は、実際に使われて効果が確認されたから受け継がれたのであり空論だけのものではありません。ただ、このような漢方薬本来の使い方が出来る専門家が減ってきているのは残念なことであり、貴重な治療手段をなんとか残したいと考えます。


身体をバランスで考える東洋医学は、極端なことを嫌います。食養生も大切で”肝”は酸味に分類される食物と相性が良いのですが、摂り過ぎは逆に”肝”を傷めることになるとされます。”肝”が弱っている方は、少し多めに酸味の食物を摂取してみてはいかがでしょう。


暦の上では春ですから、なんとなく調子が悪い方も同様に酸味のある食物を献立に入れてみましょう。症状が改善されてきたら”肝”が弱っていたと考えられますから、無理をしないように休養を心がけてください。そうしないと深刻な病気に発展するかもしれません。これが本来の”未病”という考え方なのです。

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