ひろはし薬局 廣橋義和ブログ

2010-02-23 食物アレルギーとつき合う

暖かな陽気で気持ちも軽やかになるここ2〜3日です。昨日は春一番が吹いたそうで全くわからなかったのですが、長い冬が終わるかなと嬉しい気持ちになりますね。あなたは、どんなことに嬉しさを感じたでしょうか。


昨日は担当している中学校で学校保健委員会が行われ出席してきました。学校側の調査によると4〜5名の生徒が食物アレルギーを持っていました。意外に多いんだなあと言うのが正直な感想ですね。


さて食物アレルギーは、軽症なら軽いジンマシン程度で済みますが、重症例では血圧低下などのショック症状を起こし最悪の場合死亡することもあります。私の資料では平成7年には5名の方が命を落としています。


特定の食物に対するアレルギー反応なので、基本的にはその食物を避けるしかありません。ひどいケースでは微粉末を吸い込んだり、1滴を皮膚につけたりしただけで症状が出ることもあり、命がけでの生活となります。


どなたも周りに数人はアレルギー持ちの人がいるはずですが、アレルギーの増加には清潔な環境が原因とする衛生仮説が有名です。少しだけ不潔な環境で暮らした方が、アレルギーは起こりにくいようですね。身の回りは雑菌だらけですから、必要以上に除菌をしても意味がないばかりかアレルギーなどの病気に罹りやすくなるという皮肉のような結果が待っています。


大腸にはたくさんの種類の細菌が住み着いていますね。風邪などで抗生物質を出された経験はどなたもあるでしょう。抗生物質はかぜをこじらす細菌を殺すだけでなく、腸内の細菌も殺してしまいます。腸内が雑菌の少ない清潔な環境(適切な表現ではないかと思いますがお許しを)になります。ある調査で抗生物質を使った頻度が高い人はアレルギーを持っている人が多かったそうです。これも衛生仮説を指示する結果ですよね。


一度アレルギーになったら基本的には一生アレルギーと付き合わなくてはならないようです。ただし、子どもの食物アレルギーの場合、成長とともに改善してゆく可能性がありますから無理せず時期を待っても良いでしょう。食物アレルギーに詳しい医師に相談しながら体質改善を待ちましょう。


漢方薬で改善できるかどうかは私もわかりません。漢方理論では消化機能にトラブルがあるケースが多いように思います。ですから胃腸を丈夫にする漢方薬を使用することになるでしょう。また生命力の根源と考えられている”腎(腎臓ではありません)”を強化することも重要かと思います。


ただ、基本は除去食とはいえ小児期の食物制限は必要以上に栄養障害を招くことも考えられますから、専門家の意見を聞きながら慎重に対応しないと身体の発育に支障が出ることがあります。気をつけましょう。


食物アレルギーの発作は、運動をすることで出やすくなります。食後に運動をしたらジンマシンが出てきたとしたら何を食べたか記録して医師の診察を受けましょう。アレルギーの検査をして原因を特定することが早めに改善するコツになります。除去食をしながら漢方薬で体質的に弱い部分を強化すれば早めにアレルギーから脱却できるかもしれません。

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