ひろはし薬局 廣橋義和ブログ

2010-03-27 心臓のメタボ化を防ぐ

バタバタした今週がようやく終わろうとしています。昨日は午前中に栃尾地区(現在は合併して長岡市)の老人クラブ連合会で講演を行ってきました。回収したアンケートには難しかったとの声もあり今後の反省材料ですね。内容を詰め過ぎたのかもしれません。


昨日の学術講演会は難しかったです。一般開業医の先生数人に伺っても難しかったと言ってますから、薬剤師にはレベルが高かったですね。『拡張不全の病態と戦略的治療』と題した講演の講師は桜橋渡辺病院心臓血管センターセンター長岩倉克臣先生でした。


拡張不全は心臓の機能低下の一つの状態で、心不全につながります。難しい言葉ですから、敢えて説明すれば心臓の筋肉が弱って拡がりにくくなった状態です。特殊な検査でわかるらしいのですが、健診などで”心肥大”となっていたら恐らく拡張不全もあるだろうと予想できます。


心臓が大きくなることが何故いけないのでしょう?風船をイメージしてもらえばいいのですが、弾力性のなくなった風船は見た目は大きくなっていますが、膨らむ時も空気が出るときも最初のような力強さはありません。この状態が心臓で起きれば全身に充分な量の血液が送られにくくなっていると考えられます。これを私は”心臓のメタボ化”と名づけました。


このような状態にならないように、血圧の管理を含めた生活習慣病の管理が重要になってくるのです。最近は臓器保護の観点から血圧の薬も選ばれるようになってきており、いくつもある降圧薬の特徴を生かすことが医療者には求められます。


一方で、患者サイドは何もすることがないわけではありません。やはり生活習慣病にならないよう、自分の生活習慣を見直すことが大切です。特に肥満などの体重管理と脂肪や塩分の摂取過多には注意が必要です。


また心拍数(脈拍数)が多いとそれだけ心臓の負担が増えることから貧血にならないよう注意が必要ですし、動悸を感じやすい方も注意が必要です。心拍数を下げるβブロッカーと言われる降圧薬は拡張不全にも実際に用いられます。


漢方薬で言えば、ケイシキョシャクヤクトウ・シャカンゾウトウ・ケイシカリュウコツボレイとう・・・などがありますし、救心や六神丸なども効果的と考えられます。拡張不全を経て心不全の先には死が待っています。心臓のメタボ化も防ぎましょう。

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