ひろはし薬局 廣橋義和ブログ

2018-03-24 大動脈解離と高血圧

 先日、時間が空いたので久しぶりに献血をしました。東京献血したのですが、その前は昨年に京都でしています。そのせいか、窓口で言われた言葉が「今日、京都にお帰りですか?」でした。私は、地元では献血してないからわからないんですよね。それはさておき、その時に測った血圧は134/82とやや高め。「歩き回ってほとんど休むことなく測った血圧ですから仕方ないですね」と医師には慰められましたが、血圧を意識する年齢になっています。。

 昨年は私の大学で同期だったA君が大動脈解離で亡くなったり、芸能人でも同疾患で亡くなった人がいたと思います。そんなことが関係しているのかわかりませんが、健康番組でも大動脈解離を目にするようになった気がします。致死性の病気でありながら心筋梗塞ほど知られていない、この大動脈解離って予防できるのでしょうか?ちょっと、その辺を探ってみたいと思います。

 心臓から血液を全身に届ける血管網、心臓からでた血管は太く徐々に細くなり最終的には毛細血管となります。心臓から出たばかりの太い血管を大動脈と言い、この血管が何らかの原因で裂けるのが大動脈解離です。場所により、弓部大動脈・胸部大動脈・腹部大動脈などと読んでいます。この大動脈に何らかの原因で傷がついて裂けるのが大動脈解離です。徐々に裂ければ痛みや違和感で気づく可能性がありますが、腹部大動脈解離では腹痛や腰痛を訴えますので、見逃されることもあるようです。もちろん、急に裂ければほぼ即死ですから自覚症状云々ではありません。

 とにかく致死率は約50%と非常に怖い病気の一つです。リスク因子として、高血圧は非常に重要ですから、まずは血圧管理をきちんとしたいものです。その上で、大動脈に大きな負担をかける反射波(AIとも言います)対策も考えたいものです。反射波とは、血液が何かにぶつかって反射することで生じる波で、難しいことはさておき心臓に近い大動脈には反射波の分の血圧が余分に上乗せされています。

 この反射波を低く抑えることができれば大動脈の負担も減り、大動脈解離のリスクも減少します。かと言って、体質的な要素もありできることには限度もありますが、動脈硬化を防ぐ生活習慣の見直しは重要です。動脈のしなやかさを保てれば反射波の影響を低くできますから、大動脈解離のリスクも低くなります。血圧管理とともに脂質異常症糖尿病に注意したいものです。

 また、心拍数も低めに抑えたいものです。心臓から血液が出るたびに大動脈には負担が生じます。貧血や精神的ストレスでも心拍数は上がりますから、貧血を改善するような食事を摂ったり、自律訓練法などで精神的ストレスの影響を抑えるなどの工夫が有用です。心拍数が10(回/分)高いと1時間で600回、1日で約15000回、1年で約500万回の負担増になります。当然のことながら、大動脈解離のリスクも高くなります。

 大動脈を保護してキズをつけないようにも注意したいと思います。血管の炎症や酸化ストレス対策をどうするか、そんなことも考えてできる対策を講じたいものですね。漢方薬だけでなく、いろんな角度から検討する必要があります。


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新潟県長岡市 相談薬局 ひろはし薬局   廣橋義和(薬剤師心理カウンセラー新潟薬科大学臨床教授)

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