こころの気圧配置図

甲府市北部を起点にしたサイクリングコースを提案しています。その他、日常のこと、園芸のことなど、右下の「カテゴリー」からどうぞ。

クリスタルラインまさか!の降雨

細切れをつなぎ合わせれば高須林道以外は走っていると思うが、一度通しでクリスタルラインを走破してみたくて自転車を出した。


より大きな地図で 杣口~膝立~赤芝~戸一 を表示

朝遅く8時半に出発。曇天だが天気予報では『午後から晴れる』と言っていた。
順調に杣口まで。R140の行きかう自動車の喧騒から離れホッとする。

順調に登りつめ、つづら折が始まった付近で『サーッ』となにやら音が。落ち葉が風で舞っている音かと思ったら、なんと雨が降り始めた。

琴川ダム(乙女湖)に着いてもまだ止まぬ。
この状況でもラジオは相変わらず『曇りで午後から晴れ。雨の心配は無い。暖かく上着は要らない。』
と言っている。ここは山梨じゃないんですか?甲府地方気象台さん!

焼山林道分岐まで出たが空模様は変わらず。汗対策の着替えは持ってきたが、天気予報を信じて雨具は持ってこなかった。
内側からは汗、外側は雨によりトレーナーは濡れて重くまとわり付く。残念だがクリスタルラインはここまでにして焼山林道から降りることにした。

パラパラ寂しい初冬の雨。路面は濡れているのでスピードは抑えて。
標高1500m付近では紅葉が始まっている。青空だったら綺麗だったろう。

下りは寒いので乾いた服に着替えよう。まさかこんな形の着替えになるとは。

さて、このままR140に出てもつまらない。それでは、以前気になっていた膝立、赤芝集落を通過してみようか。
さて地図をしらべて…と思ったら、地図をどこかに落としてきてしまった!
いろいろ書き込んである山岳用の地図なのに!どなたか「甲武信ヶ岳金峰山」地図(冊子ではなく折りたたみ)R140〜杣口線上で拾ったら連絡ください。
という訳で、地図はうろ覚えである。赤芝へはどう行くのか?道行く地元のおじいさんに訊いてみた。
『2キロほど下って赤い橋を渡って〜』と親切に教えてくれた。おじいさんは膝立のことを『ひじゃって』と発音していた。地名の読み方って面白いね。
教えてもらったとおり、赤い橋が見えてきた。ここを右折し橋を渡る。

橋を渡ってすぐのところにあった明神神社。大きなイチョウの木が目印だ

赤い端から1.5Kmほど走ったところにある膝立(ひじゃって)集落の津島神社。この辺りは神社が多い。


見覚えある書体の道しるべがあった。同じ人が描いているのだろう。琴川ダムの「トイレ」の案内も同じだった。

神社の脇には4体並んだお地蔵さん。
右から2番目のお地蔵さんが文化7年製。その他は風化のため判別不能。

さらに500mほど進んで赤芝集落に入る。最近ではあまり見られなくなった名前入りの住宅案内板。

赤芝バス停。脇には「標高900m」を示す表示が。

公民館と集落。

また更に500mほど進むと分岐が現れる。

もう帰るので甲府方面へ進むと、ゲートが現れた。『通行止めか?』と思ったら獣進入止め目的の門で、通行者が勝手に開閉できるというユニークなゲート。

通過後はちゃんとチェーンを巻いて行く。効果あるのかな?頭のいいサルなら開けちゃいそう。

「東山中部林道」と呼ばれるこの道を進めば戸市、切差へ抜けるはず。するとまた出てた!味のある書体の案内板。もうアートだね。どうやらこの道のピークは古峠と呼ぶらしい。“鍵懸の関”ともある。関所跡だったのか?

県道31、山梨市戸市に出た。

あとは太良ヶ峠を超えて帰宅。
膝立・赤芝集落については、はるか戦国時代の興味深い言伝えもあり多少のドキドキ感もあったが、とても長閑で古刹が道沿いにコンパクトに点在するのも魅力的。晴れた日に時間をかけてじっくり散策したい。
http://www.city.yamanashi.yamanashi.jp/event/2011-1005-1005-53.html
http://www.qsl.net/jh1iru/yamanashi/minwa/kissa/kissa.htm


降雨により途中から方針転換したが、それはそれで収穫があったサイクリングだった。
さて、また二日後の11/5土曜日、クリスタルラインの続きを走ることになるが、記事が盛りだくさん過ぎて公開が後になるかも。

※翌年、クリスタルライン完全トレース行って来ました。
http://d.hatena.ne.jp/hirohiro/20121119

距離:74.5Km、時間:5時間15分(停車時間込み)
積立標高:3131m、
最高標高:焼山峠1528m、最低標高:自宅付近300m