「環太平洋コミュニティデザイン会議2016」10th conference of the P

【うなぎのねどこプロジェクト】
香港で開催された「環太平洋コミュニティデザイン会議2016」10th conference of the Pacific Rim Community Design Network 2016に出席し、「うなぎのねどこ」を事例報告する機会を得ました。



品川宿の歴史や品川・東京・日本の建築や都市計画の背景と現状と課題
・空家空店舗の再利用の実験か見る、クリエイティブなコミュニケーションの場が宿し産み出せるコトの可能性
・小さなお金・小さなビジネス・パラレルビジネスや簡単で楽しいことがまちを動かす可能性
品川宿で起こっている新たなデキゴトとゆるやかなつながりが生み出すデキゴト
などを伝えてきました。
一方で 海外事例のコミュニティデザインの背景が、再開発の一掃住民追い出しや貧困、宗教、移民などいろいろな過酷なものが多く、日本の事例はハッピーなものが多かったような印象でした。
これは本年のベネチアビエンナーレにおいても同じ印象を受けました。
世界的なテーマは「シェア」。けれど、世界はセイフティネット、日本はクオリティオブライフがベースにあったと思います。
外国人研究者に「日本は楽しいね」と声をかけられました。
それはとても価値のあることです。
そして、もしかしたら、災害の多い日本で暮らす私たちは、「すべては無常、刹那で楽しく生きる」そんな術を自然と持ち得てるのかもしれないと感じました。
印象に残ったのはニュージーランドクライストチャーチ地震被害のプレイスメイキングのプロジェクト、そしてインドの研究者の「No design for Community」
政策として、計画しないという手法は阪神淡路大震災区画整理事業を選ばなかった地域のことを思い出させました。
自然発生に人々の治癒力や人口の自然減など身をゆだねながら計画することも大切なことです。
無理な力で計画したり、動かしたりしないことの大切さを再認識させてもらいました。
次回は2年後、シンガポールです。また参加したいと感じました。
サポートしてくださった方々本当にありがとうございました。