なんの小説でも、登場人物を具現するのに文字に勝るものはないと思っている。

だから、大好きな小説の映像化や絵画は出来る限り見ない。登場人物のイメージは自分の中で自分のものとして持っていたいし、仮にイメージが合っていても、それで固定されたくないからだ。


それはそうと、我らが「赤毛のアン」のアン・シャーリーは現実にはどんな感じなんだろうとよく思う。

美人じゃないのに器量よしと言われるなんて想像しにくい…。初期にブスだったのに後できれいな娘になるってどういうことなんだ?

最近、赤毛のアンの原書をネットで探しているけど、洋書の表紙はけっこう写実画が多いので、いろんなアンが見れておもしろい。今までひろこの思うアンにぴったりというものはなかったけど、ここでは「表紙で見るアン」に触れようと思う。


アンの特徴をよく捕らえているとは思うけど、少しアンにしては暗い感じ。
アンはブス(?)にせよ、かわいらしいというイメージがあるのでこれじゃゴツイかな。
でも嫌いじゃない一枚。

これはひどすぎる(笑)
でも、アン像の1つとしては何となく好き。
オーバーだけれども、変わり者の明るい女の子、アンという感じがよく出てる。
決して美人じゃないところもイイ。
もう少し鼻を綺麗にすればよかったかな?

これは日本版でも同じ表紙が使われているので何だけど、これはアンじゃない。
ほっぺたがふっくらしすぎだし、何となく全体的にアンのイメージとは違う。
ただ、表紙としては全体的に綺麗だと思う。

これが妥当なところかな。
全ての特徴において合っていると思う。
もう少しリアルだったらありがたいのだけど…。
でも現実にいたらきっとアンはこんな感じ。

映画のアン、ミーガン・フェローズ。
このカットは嫌いじゃない。が、個人的にミーガン・アンは嫌いだ。

つまるところ、絵のアン像はこれに戻る。

これ以上のアンはないだろう。アニメのアンこそ、アン・シャーリーだと思っている。デザインも声も仕草も。

ただ、他のキャラクターが地味すぎて、アンが際立って美少女に見えてくるのが欠点かな。


アンってどんな感じなんだろうな。頭にはぼんやりあるけど、それを絵にできるだけの画才がないから…

やっぱり文字に勝るアンはいない。


で、簡単だけどMYイメージ・アンをスケッチしてみた。

 

小説を読んで想像するアンってだいたいこんな感じかなぁと思う。

絵で描くのは簡単だけど… それが人間になると難しいんだろうな。でも「この子アンっぽい!」って女の子は絶対いると思う。

赤毛のアンの映画をリメイクしてほしいな〜…。変てこで個性が強そうで存在感のある女の子、今度こそ採用してほしいと思う!(M・フェローズはほとんど金髪な上に勝手な偏見、強い魂というかアンらしさが感じられない… 個人的な意見だけど。)