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ヒマラヤンコルラ〜恋する惑星インド探検記

2012-05-31

本日47度

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今、デリーは死ぬ程暑い。

日本から来たため余計に感じるのかもしれないが、「こんなのオカシイ」と独り言を言ってしまう程、暑い。こんな暑さが、青き生命の星・地球上であり得るのかと思うくらいに暑い。

外で活動できるのは、早朝〜9時までと19時以降。なんたって、日の出5時半&日の入り19時過ぎと、太陽が出ている時間が長いのだ。

うっかり昼間に外出し、帰ってきたら停電4時間と、出る汗も無いくらいに干涸びた1日だった。

そうしたら、気温は47度だった。

そりゃ、暑いわ。

灼熱のイメージがあるグジャラートでさえ、37度だ。37度という数字がやけに涼しく思えてくる。37度は涼しくないのか?否、涼しそうな気がする。

気温がまともな国に住みたいなぁ。。この時期ばかりはそう思う。


5月&6月にデリーにお越しの方々、気をつけて下さい。

2012-05-21

東京、ラダック、そしてパキスタン。

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Tokyo

先日、久しぶりに東京砂漠へ出かけた。

敬愛する山マニアの方々とのお食事会。むっちり甘いお刺身を頂きながら、スムダチュンがどうとか、バルティスタンがこうとか、ワハーンがようとか、オタク話に華を咲かせ、帰りの電車で旦那に「ちょっと落ち着いて」と言われるくらいにテンション上がりきってしまった。

旨い魚をおツマミにラダック話ができるなんて、日本でしか出来ない贅沢。


そして、今年の夏は密かにインドからラダックに向かった後、おフランスなぞでドライブ旅を楽しもうと考えていたのだが、その会合のおかげで(せいで?)目的地はパキスタンのスカルドゥに変更。

つくづくオサレな先進国に縁のない我が家である。

しかし、PKと決まるなり荷造りに下調べと、俄然やる気を出すワタシ。寝る間も惜しんで本を読み漁り、新たに資料も購入。

トレッキング用のスパッツに山用水筒、UVカットのウィンドブレーカー、山砂漠でモチ肌という夢だけでイオン美顔器まで購入してしまった。ヒマラヤにかけるガッツは違う。笑


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Ladakh


さて、パキスタンについて調べてみたのだが、残念ながら近頃の治安状態は良くないようだ。

数ヶ月前、カラコルムハイウェーでは、スンニ派の武装集団による道路封鎖が行われ、バスに乗っていたシーア派の人々を殺害するという事件も起きたらしい。元々、コヒスターンやチラスなどの下KKHはスンニ派の地域。ギルギットからバルティスタン奥部にかけてはシーア派、フンザ〜北部ゴジャールはイスマイール派と、同じイスラム教徒でも宗派が異なる人々が暮らしている。しかも、彼らは民族が異なり、言語も違う。特にシーアとスンニは、長い歴史の中でもずっと対立してきたのだから、その確執は深い。

治安の悪化を辿るパキスタンでも、山は安全だと思っていたので少しショックだった。フンザやスカルドゥと言った奥地は、今でも変わらずにのんびりと平和に暮らしているだろうけど。。アフガニスタンに行った時も、カーブルと道中は緊張感ピリピリだったけれど、バーミヤーン自体は長閑な村だったもの。


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Pakistan


というわけで、まだ諦めていないので、安全にフンザに辿り着く方法を考えてみた。

その1、カシュガルから中国国境フンジュラーブ峠を越えて、スストに入る。ジープでKKHを南下して7〜8時間でフンザ。

しかし、デリーからカシュガルまで行くには、広州上海を経由しなければならず、20時間以上かかる。ので却下。


その2、ワガ国境を陸路で越え、イスラマバードから飛行機でギルギット又はスカルドゥに入る。

しかし、フライトが不安定な上、現地のPIAオフィスでないとチケット購入できない。チケットを購入できても、フライトの前日にならないと乗れるかどうか解らない。そして欠航してもチケット代は一部しか返金されない。


おいおい、どーいうこっちゃ。

パキスタン、改めて行ってみようと考えると、すんごい大変だ。

やはりラワルピンディから悪夢のNATCOバスでギルギットまで行かねばならんのか。ダメもとで現地の旅行会社にスカルドゥ便を取ってもらうか。

まずは、パキスタンヴィザである。

第3国でのヴィザ取得が難しくなっているため、何が何でも日本で取っていかねば。。美顔器にほくそ笑んでる場合じゃなかった。あぁ、いそがし。

2012-05-17

陰から陽へ

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日本で過ごす5月。2ヶ月も続けて日本にいるのは、随分と久しぶりだ。

インドを出たくない」と悲しんでいたけれど、日本に帰ってきてみれば、やはりここは自分の生まれた国なのだと思う。

肩に余分な力のかからない安心感。

快適で塵芥の少ない清潔な世界。

ご飯は美味しく、人は丁寧で、社会のシステムはほぼ完璧に構築されている。余分なストレスの無い先進国


今まで自分は、何と大変な世界で頑張って生きてきたのであろうかと、思わずにいられない。幾ら「東京でも放射能が飛散しています」と言われたって、目に見えるデリーの大気汚染や砂嵐とは違うもの。喉が痛くなる訳でもなく、爪が黒くなる訳でもない。兎に角、現実感がない。

世界の戦争や悲劇やテロといった出来事が、まるで遠い夢の世界のように思える。海を挟んでいるからだろうか。日本とは、何と守られた平和な国であることよ。



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日本人ほど真面目な人種は居ないとも思うのだ。勤勉だし、約束を守るし、もっといい加減に生きても大丈夫やで、と言いたくなるくらい。

そして、日本の田舎の美しさは格別である。水や空気がこれほど美しい先進国というのも珍しいのでは無いか。少し森を分け入ると、瑞々しい苔が小さな森を作り、まさに森羅万象。八百万の神がそこかしこに居る気がした。マイナスイオンに満ちあふれた、明るく優しい陰の国、ニッポン。



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対するインドは、陽の国だ。容赦ない太陽、原色の布をまとう人々、なのにどこかに大きな闇を抱えたギラギラとした陽の国。

インドという国は本当に不思議な国で、苦労も涙も嫌と言う程溢れているのに、その中にいると「インド至上主義」になってしまう傾向がある。インドが一番なはずが無いのに、インドが一番だと、思ってしまうのだ。摩訶不思議な国に一旦馴染むと、その世界から外に出ることが怖くなる。

しかし、一度出てしまえば、インドも世界に数多くある一国家なのだと解る。そして、我が大ニッポン帝国の良さや面白さを改めて感じることもできた。それは、インドでの大変な生活があったからこそ。そしてインドを一度出たからこそだ。


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しかし、安心の自国ニッポンに戻ってきても、ふとインドが恋しくなることがある。それは、臭いだ。

インドは臭いが充満している。スパイス、埃、汗、ハーブやお香の匂いだけで無く、人間の臭い。彼らは、目をカッと見開いて相手を見つめ、否応無しにグイグイと懐へ入って来る。イエスかノーか、自己主張をはっきりしないと淘汰されてしまう緊張感。生と死が、現実的に見える。両手をあげて強烈な歓迎を受ける時もあれば、全力で否定されることもある、喜怒哀楽が激しい世界。

その点、日本は無臭無菌の世界だろうか。全力で怒り狂うことも少なければ、涙を流して喜ぶことも少ない。日本の生活は、穏やかな波の上を水平飛行しているように感じる。よくも悪くも真逆の世界なのだ。


さて、来週からまたインドに戻る。

デリーの気温は43度。灼熱地獄である。

あぁ、あそこへ戻るのか、、、と思うと、無臭の国にやっと慣れ親しんだ身としては少しばかり勇気が要る。夏のヒマラヤ旅行の前に、1ヶ月間のデリートレーニングが待ち受けているのだ。ヒマラヤインドでは無いと思っているので、安心だけれど。。

お腹を壊す、ボラれる、騙される、再びインドの洗礼を受けるのだろうか?

あぁ、インドの神様、どうぞお手柔らかに。。