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July 22, 2005

アメ車の衰退

人生の中で2回アメ車のオーナーになったことがる。1台はアメリカにいたころビビューイックのパークアヴェニュー、もう一台は7年ぐらい前キャディラック・セビル。どちらも調子がいいときと悪いときの差が激しかった。ビューイックは日本に帰るので処分し、キャディラックブレーキが壊れて処分した。フォード車は個人的に興味がなかったので、レンタカー以外では乗ったことがない。

子供のころ外車といえばアメ車リンカーンキャディラックシボレーなんかを良く見た。印象はとにかく大きい。で、豪華。みんなの共通イメージは「かっこいい」だった。しかし最近はすっかり見なくなった。

理由は簡単で売れていないからである。輸入車(外車というよりこちらの方が響きが良い)といえば、メルセデスBMW、ワーゲンという御三家が主力で、他もヨーロッパ系が多い。ヨーロッパ系はデザインも洗練されていて、故障も昔に比べて減っている。加えて、日本車にはない「何か?」があり、ブランド信仰に強い日本人にはうってつけだ。他のアジアの国々でもヨーロッパ車は結構売れている、加えてアメリカでも西海岸ではアメ車より、日本車ヨーロッパ車を良く見かける。カリフォルニアでは、綺麗なアメ車を見たらほぼレンタカーだろう。特にキャディラックリンカーンがそうだ。

では、なぜアメ車が売れないんだろうか?答えは簡単で客が欲しがる車を作っていないからである。

まず品質。よく壊れる。車は壊れるのはあたりまえだが、その頻度が高い。

次に操作性。まったく小回りが利かない。

そしてデザイン。相変わらず無骨で洗練されていない。

おまけに居住性。大きい割には乗りにくく、中が意外にも狭い。

日本車は小さく狭くても、室内の居住性が高い。ヨーロッパ車もそうだ。

メルセデスは、一番大きいSクラスでも小回りが利く。

そう考えると、アメ車アジアヨーロッパでは売れない。アメ車が売れているのは、北米中南米。言い方を変えれば、そこでしか売れていない。

GMフォードヨーロッパに子会社を持ち、それぞれ独自の展開をしていたが、儲からなくなると米系のいわゆる「押し付けマネージメント」をするようになり、それぞれの独自色が薄らいでいった。結局良い車はできるわけではなく、売れ行きもさえなくなっている。

サーブオペルと言ったGMブランドも昔ほど勢いはなく、あまり見かけなくなった。サーブは一度乗ったことがあるが、非常に面白みがあり乗りやすい車なのだが、日本ではなじみが薄い。

GMフォードの問題は、あまりにも短期的にしか物事見ていなく、粘りが足りない。そして、商品開発を怠っていて、マーケティングもないがしろ状態。

「売るためには」何をし、そしてそれが「会社のパフォーマンス」にどうつながるか? 

この流れはわかっているのだが、「売るためには」が何でも売ってしまえになり、「会社のパフォーマンス」が株主への利益のみになってしまっている。

そのため、コストだけ削減し、何でもいいから売ってしまえ状態では、いずれ会社は崩壊する。

GMにせよフォードにせよ、今までの「つけ」は顧客満足度と信用度。

「車」を売るという本筋を忘れてしまい、金融子会社からの利益という「目先」にとらわれてしまった状態。しかし、「車」がコアになってそこから枝葉が伸びているということを両社の経営陣は忘れてしまったのだろう。

売れる車を粘り強く作ることを再度挑戦すれば、おそらくブランドとしての力は付き、復活するだろう。しかし、遅すぎて、それどこでないのが現実だ。

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