Hatena::ブログ(Diary)

ドミニオンの日々

2016-09-25

ドミニオン基本・陰謀 second edition ルールpdfが公開に

Rio Grande Games

http://riograndegames.com/Game/1312-Dominion-2nd-edition

http://riograndegames.com/Game/1311-Dominion-Intrigue-2nd-edition

(画面右上の「Download Game Assets」をクリック)

話題のsecond editionですが、とうとうルールが公開となりました。気になる差し替えカードは以下に。

ドミニオン基本 2nd Edition


OUT:宰相、木こり、密偵、泥棒、祝宴、冒険者

IN:Artisan,Bandit,Harbinger,Merchant,Poacher,Sentry, Vassal

ドミニオン陰謀 2nd Edition


OUT:秘密の部屋、大広間、銅細工師、偵察員、破壊工作員、貢物、

IN:Courtier, Diplomat, Lurker, Patrol, Replace, Secret Passage, Mill

基本 新カード:

Artisan

アクション コスト6


コスト5までのカードを獲得して手札に入れる。

手札から1枚を山札の上に置く。

Bandit

アクション アタック コスト5


金貨を獲得する。

他のプレイヤーは山札を2枚公開する。そのうち銅貨以外の財宝カードを1枚廃棄し、残りを捨てる。

Harbinger

アクション コスト3


+1カード

+1アクション

捨て札の山を見る。そこから1枚を選んで山札の上に置いてもよい。

Merchant

アクション コスト3


+1カード

+1アクション

このターンにあなたが初めて銀貨をプレイするとき、+1金

Poacher

アクション コスト4


+1カード

+1アクション

+1金

空のサプライ1つにつき手札を1枚捨てる

Sentry

アクション コスト5


+1カード

+1アクション

山札から2枚を見る。そのうち任意の枚数を廃棄し、任意の枚数を捨てる。残りを好きな順序で山札の上に戻す。

Vassal

アクション コスト3


+2金

山札の上のカードを1枚捨てる。それがアクションカードであれば、それをプレイしてよい。


陰謀 新カード:

Courtier

アクション コスト5


手札を1枚公開する。そのtype(アクション、アタックなど)1つにつき、1つ選ぶ:

・+1アクション

・+1購入

・+3金

・金貨を獲得する

複数の選択は相違なるものとする。

Diplomat

アクション リアクション コスト4


+2カード

手札が(ドロー後に)5枚以下であれば、+2アクション。

===

他のプレイヤーがアタックカードをプレイしたとき、5枚以上ある手札からこのカードを公開すれば、山札を2枚引き、手札を3枚捨てる。

Lurker

アクション コスト2


+1アクション

1つ選ぶ:

・サプライからアクションカードを1枚廃棄する

・廃棄置き場からアクションカードを1枚獲得する

Mill

アクション 勝利点 コスト4


+1カード

+1アクション

手札を2枚捨ててもよい。そうした場合+2金。

===

1点

Patrol

アクション コスト5


+3カード

山札から4枚を公開する。そのうち勝利点カードと呪いを手札に入れ、残りを好きな順で山札の上に戻す。

Replace

アクション アタック コスト5


手札を1枚廃棄する。それよりコストが2まで高いカードを獲得する。

その獲得したカードがアクションまたは財宝であれば山札の上に置く。

勝利点カードであれば他のプレイヤーは呪いを獲得する。

Secret Passage

アクション コスト4


+2カード

+1アクション

手札を1枚、あなたの山札の好きなところに入れる。

こうして見ると、なくなってしまったカードの能力は新カードに引き継がれているようですね。

これら以外のカードの変更点については後日ということで、取り急ぎ更新でした。

2016-09-23

エッセンシュピール'16にて新プロモカードが発表に

Dominion Forum

Ankündigung: Neue Promokarte zur Spiel´16 in Essen

http://forum.dominion-welt.de/viewtopic.php?f=2&t=24

(リンク先はドイツ語

世界最大のボードゲームの祭典、エッセンシュピールの会場にて、ドミニオンの新プロモカードが発表になったそうです。

5枚ずつで1つのサプライとする、帝国から登場のあの形式でコストは4と5。

以下のカードはドイツ語表記ですが、ここでは英語圏での名称に倣ってSaunaとAventoと書きます。

f:id:hirotashi-domi:20160923095532j:image

f:id:hirotashi-domi:20160923095617j:image

Sauna

アクション コスト4

+1カード

+1アクション

手札からAventoをプレイしてもよい。

===

このカードが場にある間、銀貨をプレイしたとき、手札を1枚廃棄してもよい。

Avento

アクション コスト5

+3カード

手札からSaunaをプレイしてもよい。

いずれもフィンランド語で、Saunaはそのまま「サウナ」、Aventoは「凍った湖に開けた穴」を指すそうです。

サウナで温まった体を湖で冷やし、またサウナで温めて・・・と繰り返すフィンランド風習をカードにした、とのこと。

2016-09-22

ドミニオン基本・陰謀 second editionが発売に



Board Game Geek

Dominion and Intrigue second editions

https://boardgamegeek.com/thread/1641948/dominion-and-intrigue-second-editions

本日BoardGameGeekにて、ドミニオンの基本と陰謀の第二版の発売が発表されました。単なる増版ではなく箱絵やカード内容まで変更があるようです。

以下、ドナルドの発言を拾ってみます。


For each of Dominion and Intrigue:

  • Six cards replaced with new cards
  • One additional new card added (replacing blanks)
  • Other cards changed to have better phrasings (that are functionally the same).
  • Rulebooks improved
  • New cards also available as a separate small product (with new inlay, but no tray or rulebook) - Dominion Update Pack, Intrigue Update Pack.
  • Cover art changed, and "Second Edition" added
  • Expansion symbol changed

基本・陰謀共通の変更点:

  • 6種のカードが置き換え
  • 1種のカードが追加(ブランクカードと置き換え)
  • いくつかのカードの内容がよりよいもの変更(機能的に同じ)
  • ルールブックを改善
  • 新カードのみの小箱での発売あり(トレイとルールブックなし)
  • 箱絵の変更と"Second Edition"の文字追加
  • 拡張のシンボル(訳注:カード右下のマーク)変更

Additionally for Dominion:

  • Three cards changed very mildly ("you may" added to Moneylender, Mine, Throne Room)
  • Base cards improved with art (like Base Cards but better)
  • A trash playmat rather than card

基本の変更点:

  • 3種のカードのテキストを少しだけ変更(金貸し、鉱山、玉座の間に「〜してもよい」を追加(訳注:現在のテキストでは、それぞれ銅貨、財宝カード、アクションカードを手札に持たないときに効果を持たないが、手札公開の義務がない))
  • 基本カードの絵柄が改善
  • 廃棄カードの代わりに廃棄マット

Additionally for Intrigue:

  • One card changed mildly (Masquerade skips players with no cards in hand)
  • Base cards dropped

陰謀の変更点:

  • 1種のカードのテキストを少しだけ変更(仮面舞踏会で手札を持たないプレイヤーは飛ばされるように)
  • 基本カードの同梱なし

Those changes are only for Dominion and Intrigue; other sets are not getting new cards. However all sets prior to Empires are getting general rulebook and card layout improvements, whenever new printings are ordered (Empires already has these changes, so you can go see how you like them there right now).

これらの変更は基本と陰謀に対してのみ。他の拡張は新カードを追加しない。

帝国以前のすべての拡張には一般的なルールブックとカードレイアウトの改善をし、新版を予定(帝国はこれらの変更対応済み)。

The different kinds of changes:

  • Some wordings are improved to be clearer / simpler.
  • We now use "they" instead of "he."
  • A bigger font is used on cards that can use it.
  • +Cards etc. in the body of the text are in bold.
  • Layout will be more consistent and have better text centering etc.

その他の変更点:

  • いくつかの文言をわかりやすく変更
  • "he"の代わりに"they"を使用
  • 可能なら大き目のフォントを使用
  • 「+カード」などのテキストを太字に変更
  • テキストの一貫性、センタリングなど

The Update Packs contain just the new cards and a replacement inlay, in a small box. There's one for Dominion and one for Intrigue, each with 7 new cards (80 physical cards total).

新カードと置き換えたカードのみ含まれた小箱は、基本でひとつ・陰謀でひとつ、それぞれ7種80枚のカードからなる(訳注:1種につきランダマイザを含め77枚としても3枚不足。1種が勝利点カードだとしても1枚不足…)。


We couldn't change the backs.

カードの裏面は変更しない。


というわけで、以前からドナルドが漏らしていた「いつか何かの機会に昔のカードのテキストを刷新したい」という言葉が実現されるようですね。しかしカードの入れ替えが気になります。不人気カードは別のものと入れ替えられてしまうのでしょうか・・?

2016-09-14

その日暮らしのCapital

Capital

財宝 コスト5

+6金

+1購入

このカードを場から捨てるとき、6Debtを獲得する。その後Debtをすぐ返済してもよい。


6金出して6debtを負うということは、つまり6金まで前借りできるということですね。目当てのカードを買うのに足りない分をCapitalから6金まで借り、以降のターンで返済することになります。ギルドでのコイントークンのちょうど逆にあたるわけですが、数ターンをかけて合わせて目当ての金量を出すという意味では似た働きです。

何度か回してみてわかったことですが、これはいわゆるビッグマネー(お金戦術)における銀貨・金貨のような「お金を買うためのお金」ではなく、属州購入専用の財宝カードですね。実際にこれで金貨を買っても負債(debt)を負うため、その後の返済ターンや中途半端な金量が出たターンでは何もできず、下手すると銀貨の方がマシだという結果になりがちです。Capital戦ではデッキを育てるという概念はいったん忘れ、それよりCapitalで無理やり8金に届かせて属州を買い、負債はそれ以降の数ターンで返済すればいいという、その日暮らしのようなプレイをする方が早くなります。最後の属州を買ってゲームを終わらせたときに持つdebtは「踏み倒し」できますし。

実際、初手Capital-パスで入り、Capitalを打って8金出れば属州を買うだけのプレイでも、属州4枚まで15.1Tとそこそこの速度が出ます。このプレイでは、Capitalを持つターンでは買えるなら属州を買い(たとえそれが2周目でも!)、それ以外のターンのほとんどはdebtの返済しかしていません。たまに銀貨を1〜2枚買うターンもありますが、いいタイミングで(debtを持っていないターンで)Capitalを引くことで、つまりデッキ1周に1回属州を購入できます。


問題は、debtが返済できていないときにCapitalを引いても8金が出づらいということです。Capitalの金量でdebtを返済しても同じ分だけまたdebtを負うため意味がありません。debtを持つときのCapitalは実質0金の、銅貨よりも価値が低いカードです。そのためデッキに入れるCapitalは通常1枚だけの方がよく、それでもシャッフルの前後のターンで連続してその1枚のCapitalを引くと大変もったいないことになってしまいます。デッキの中に1枚だけあるCapitalを打ったときだけが8金を出すチャンスなので、それを無駄にすることはデッキ1周分の無駄ということになります。

逆に言えば「debtを持っているときに引いたCapitalを無駄にしない」ことができればそれだけでかなり平均速度を上げることができます。例えば中庭(2)や停泊所(2)、道具(3)は手札に引いてしまった「もうちょっと後に引きたかったCapital」を次のターンに送ることができます。


さて、デッキの中の財宝カードを、銅貨7枚とCapital1枚と想定して回してみます。デッキの実質総金量は7金ですから、1周ごとにCapitalを打ったターンで属州を買うことを考えると、差し引きマイナス1金、つまり1周あたり平均1debtを負うこととなります。シャッフルごとにデッキの同じ位置でCapitalを引くと想定すれば、いつかはdebtを持ったままCapitalを引くこととなり、「Capitalを持ってるのに8金出ないターン」が生じてしまいます。そのためたとえ銅貨を買ってでもデッキ内金量を8金以上にして、Capitalで属州が買える可能性を高めるべきでしょう。

(運さえよければ銅貨7枚とCapital1枚のデッキでも、2周目ではデッキの上の方でCapitalを引き、以降1周ごとに徐々に引く位置が下の方にずれていくというシャッフルにさえなれば、つまりCapitalと次のCapitalの間に銅貨8枚が挟まるのであれば、返済後すぐにまた8金を出すことを繰り返すことになります。理想的な回りなら10ターンで属州4枚買うことも。)


これまでのドミニオンとは金量の考え方がまったく異なるカード、Capital。ここまで読んでもなんだかわからないという方も、一度一人回ししてみるとピンと来ると思います。問答無用の6金が弱いわけありませんよね。

2016-08-29

たきびだ たきびだ おちばたき

今日の一人回し。


かねてから、例えば採集者(3)-よろずや(4)で始めたゲームでの第3Tに手札が銅銅銅屋採だったときに、採集者で廃棄すべきは銅貨なのか屋敷なのか考えることがありました。よろずやは屋敷しか廃棄できないため、せっかく銅貨を廃棄できるチャンスなんだったらするべきなんじゃないのか、と。

圧縮は多くのゲームで有用な戦略ですが、銅貨を廃棄できない・しても意味がないアクションカードはいくつか存在します。たとえば改築は銅貨を廃棄するにはさほど有効でなく、一方で屋敷を廃棄するには向いています。

つまり屋敷の廃棄用カードと焚火を組み合わせると、かなり早くなるんじゃないのかな、と。特に初手での焚火は銅貨2枚を廃棄するため、デッキ1周目のシャッフルは9枚となり、買ったカードが底に沈むこともなくなります。

というわけで。以下のカードと焚火を組み合わせ、その速度を計測してみました。

屋敷を廃棄して銀貨以上がもらえるカード:


改築(4)、改良(5)、交易場(5)、変成(0ポ)、再建(4)、開発(3)、よろずや(4)、交易人(4)、隠遁者(3)、肉屋(5)

f:id:hirotashi-domi:20110410195247j:imagef:id:hirotashi-domi:20110410194649j:imagef:id:hirotashi-domi:20140105000315j:imagef:id:hirotashi-domi:20130703232843j:imagef:id:hirotashi-domi:20111009095708j:imagef:id:hirotashi-domi:20120303223639j:imagef:id:hirotashi-domi:20120303223841j:imagef:id:hirotashi-domi:20120303223839j:imagef:id:hirotashi-domi:20121123084037p:imagef:id:hirotashi-domi:20140721102347p:image

  • 初手は、コスト3または4のカードはそれと焚火、コスト5ならそれとパス、変成はポーション-焚火とする。変成では最初にポーションが手札に入ったらすぐに買う。
  • 以下、アクションカードは買い足さない。
  • 屋敷3枚と銅貨7枚(と、変成購入後のポーション)の廃棄を優先する。銅貨が廃棄できるなら銀貨や金貨は買わない。廃棄が終わってから8金出たら属州を買う。
  • 最後の銅貨の廃棄を行う際、よろずやと肉屋以外のアクションカードは焚火によって廃棄すること。


この手順で属州4枚買うまでどのくらい時間がかかるか。

結果は以下のようになりました。



改築(4)13.7T
改良(5)13.4T
交易場(5)13.0T
変成(0ポ)13.3T
再建(4)13.2T
開発(3)13.6T
よろずや(4)10.2T
交易人(4)12.5T
隠遁者(3)計測不可
肉屋(5)10.9T

ここで隠遁者は、打ったターンに焚火を購入するとそのターンにカードを購入していないこととなり、隠遁者は廃棄されて狂人(0*)に変わってしまいます。そのため次に屋敷を廃棄するまで隠遁者を買い直す必要があるため計測不可としました。

目を引くのはよろずやの早さです。初手から焚火を買えること、屋敷を廃棄しつつほぼ3金出せること、圧縮後はそのターンに獲得した銀貨を即ドローできること、よろずや自身が邪魔にならないことなどが活かされたようです。