Hatena::ブログ(Diary)

ドミニオンの日々

2016-06-19

ドミニオン日本選手権2016に向けて 参加者とジャッジの皆様に

今年の日本選手権まであと2週間となりました。

今回の予選で使用される冒険は、トラベラー・リザーブ・イベント・トークンなど多くの要素を含むため、これまでの拡張の中でも最もルールが複雑なものと言えるでしょう。

そこで今年も、この拡張についてのルール上の諸注意と、間違いやすい事項について挙げてみました。予想されるトラブルを避けるためにも、参加者と、そしてジャッジの皆様は以下を一読していただけると進行がスムースになると思われます。



例えば民兵(4)なら手札を3枚なるまで捨て札する、魔女(5)なら呪いを獲得するなど、これまでのアタックカードはプレイされた瞬間に他のプレイヤーに対する効果が生まれましたが、沼の妖婆(5)は他のプレイヤーがカードを購入するまで何も起こりません。しかし堀(2)の公開タイミングは他のアタックカードと同様「プレイされたとき」ですが、その後の効果が生まれるまでの間にタイムラグがあるため、「堀を公開したかどうか*1」をプレイヤーごとにを記憶しておく必要があります。

これは呪いの森(5)も同様ですが、こちらはカードを購入したときに効果が生まれることが決定するだけで、実際の効果はクリンナップフェイズまで待つ必要があります。つまり(1.)呪いの森がプレイされたときに堀を公開したか、(2.)自身がカードを購入したときか、を判定した上で、その後の(3.)クリンナップフェイズに手札を山札の上に乗せる、の効果が生まれることとなります。このような3ステップを経るアタックカードは初めてのことであり、よく間違え、よく忘れます。特にクリンナップフェイズに捨てるものと言えば、そのターンに買ったカード・場にプレイしたカード・余った手札、の3種がありますが、これらを一緒にした束を捨て札に置く癖がついていることもよくあります。普段はそれで問題ないのですが、少なくとも呪いの森が持続されている間だけはどれが余った手札なのかを明確にする必要があります。

(追記:失礼しました。呪いの森の効果を勘違いしていたようです。。。こちらも同じように、購入時に効果が生まれるものでした。)



これまで「ターンの初めに行うこと」は持続カードの効果くらいで、それらの順序は本質的に意味がありませんでしたが、今回の持続カードやリザーブカードの呼び出しの間にはその意味が生じるため、順序を自身で決める必要があります。案内人(3)の呼び出しを先に行ってから雇人(6)の効果を処理すれば手札は6枚になりますが、逆なら5枚です。

また、玉座の間(4)を持続カードに対してプレイしたとき、次のターンで行うべき処理は「2倍の効果」でなく「2度の効果」です。つまり玉座の間+呪いの森が持続し、酒場マットに案内人があるとき、案内人を呼び出すタイミングは「+6カード」の前後ではなく、「+3カード」の前と後、さらにもう「+3カード」の後、の3通りです。




通常ゲーム終了時はすべてのカードを山札にあわせて得点を計算しますが、遠隔地(5)だけはそれが酒場マットから山札に移動させてはいけません。遠隔地のあるゲームでは、ゲーム終了後に酒場マットの上のカードはそのままにして得点計算をすべきでしょう。




持続カードが玉座の間や御料車(5)の対象となったとき、その持続カードが場に残る間はその玉座の間や御料車も残ります。これは永久に持続するカードである雇人(6)とチャンピオン(6*)の場合でも同じく、結果として玉座の間や御料車もまたゲーム終了時まで残ります。

(おそらくあり得ないでしょうが、焚火(3)の効果で雇人やチャンピオンを廃棄したとしても、その効果は残るため、玉座の間や御料車は残り続けます)




語り部(5)でプレイされる財宝カードによって得られた金量は即座に「1金あたり+1カード」として費やされ、購入フェイズ時まで繰り越しません(これをわかりやすくするためその財宝カードを重ねて語り部の下に潜り込ませる方式がマニュアルで推奨されています)。

また語り部プレイまでに得ていた仮想コインがあった場合でも、それらも含めて「1金あたり+1カード」となります。つまり語り部の処理直後は得られた仮想コインはゼロとなります。これもあわせ、購入フェイズ時の金量を数える際に「語り部より前に得られた仮想コイン」と「語り部の効果によってプレイした財宝カード分の金量」を含めないよう注意が必要です。




トレジャーハンター(3*)プレイ時に獲得する銀貨の枚数は、その上家の前ターンのプレイによります。本人も忘れていたりすることがあるでしょうから、注意が必要です。

なお、トラベラーカードを出世させてもそれは「交換」であり、「獲得」に当たりません。また相続(7)によってサプライからわきに置いたカードも獲得したことになりません。



イベントの購入はカードの購入ではありません。使節団(4)による追加ターン中にもイベントは購入可能ですし、呪いの森や沼の妖婆が持続されているときにイベントを購入しても被害はありません。




橋の下のトロル(5)による値下げ効果は、カードに対してのみです。つまりイベントは値下げされず、また-1金トークンを解消するものでもありません。




相手のアタックカードに対して隊商の護衛(3)をリアクションによってプレイしたとき、その+1カードによって引いたカードが対象の護衛であるとき、それもプレイできます。あるいは堀(2)を引けばそれもリアクション可能です。




日本語版ではわかりづらいですが、巨人(5)のアタック効果である「他のプレイヤーは全員自分のデッキの一番上のカードを公開し〜」は旅トークンが表向きになったときのみです。裏向きになったときはただ「+1金」のみで、上記の効果はありません。




持続カードは(通常)あなたの次のターンまで持続します。もし使節団によって追加ターンを得たとき、次のターンはその追加ターンになります。そのため呪いの森や沼の妖婆を打ったターンに使節団を購入すると、他のプレイヤーは被害を受けません。



‐1カードトークンによる影響の範囲についてはこちらをご参照ください。

http://d.hatena.ne.jp/hirotashi-domi/20160212

特に書庫(5)に対する効果については注意です。

*1:または「チャンピオンがプレイ済みであったかどうか

2016-06-12

Empires 全カード・マニュアル公開 その3 Landmark

最後にこの拡張から登場の新要素、Landmarkです。それぞれ別のゲームにする要素ですが、どのLandmarkが採用されるとしても、とにかく自分と対戦相手全員の点数のカウンティングの難易度が上がりますね。勝ってると思って終わらせたら負けてた、なんてことが起こりやすくなるでしょう。



Aqueduct

Landmark


財宝カードを獲得したとき、その山からこのカードの上に1VPを移動させる。

勝利点カードを獲得したとき、このカードの上からVPを得る。

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準備:8VPを銀貨と金貨の山の上に置く。


Arena

Landmark


買い物フェイズの開始時、アクションカードを捨ててもよい。そうした場合、このカードの上から2VPを得る。

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準備:プレイヤー1人につき6VPをこのカードの上に置く。

1周目で買ったアクションカードをあえて打たずに2VP、はちょっと消極的すぎるかと思います。

どちらかと言うとターミナルアクション2枚買いした2周目、それらが手札で被った際の保険になるという感じでしょうか。


Bandit Fort

Landmark


得点計算時、あなたが持つ銀貨と金貨1枚につき-2点。

そんなバカな!

アクションカードで仮想コインが出せればいいですが、そうでなければゲームが終わるタイミングで銀貨金貨を廃棄するとか?金貨を改築して8点行動?



Basilica

Landmark


カードを購入したとき、2金以上を残しているなら、このカードの上から2VPを得る。

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準備:プレイヤー1人につき6VPをこのカードの上に置く。

終盤の7金で5点。いわゆる7金病もそれほど悪くないものになりますね。

残しているなら、ということは、例えば4金2buyで庭園(4)と銅貨を買うとき、先に銅貨から買えば2VPをもらえるけど逆だともらえない、ということですね。気を付けましょう。


Baths

Landmark


カードを獲得しなかったターンを終えたとき、このカードの上から2VPを得る。

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準備:プレイヤー1人につき6VPをこのカードの上に置く。

拷問人ロックが少しだけ優しく、イベント購入するターンが強く。


Colonnade

Landmark


アクションカードを購入したとき、それと同じカードが場にあるならば、このカードの上から2VPを得る。

---

準備:プレイヤー1人につき6VPをこのカードの上に置く。

同じカードを買い漁るルートに走る理由が増えます。

買うアクションカードのコストによらないので、例えば手先(2)をプレイしたターンで手先を買い足して2点とは、つまり2金で2点を買うことに。


Defiled Shrine

Landmark


アクションカードを獲得したとき、その山からこのカードの上に1VPを移動させる。

呪いを購入したとき、このカードの上からVPを得る。

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準備:

サプライの、Gatheringでないアクションカードの山の上に2VPを置く。

呪いを購入なんて通常はしないわけですが、差し引き何点かもらえるならしてみようかなと思えるとして、ではそれは何点くらいあればいいのか。もちろん7点くらい置いてあれば属州がタダで買えるのと同じことですからいいとして、それより早く買うとして、いつなのか。



Labyrinth

Landmark


カードを獲得したとき、それがこのターン中に獲得する2枚目のカードであれば、このカードの上から2VPを得る。

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準備:プレイヤー1人につき6VPをこのカードの上に置く。

2枚目ならもらえ、1枚目や3枚目以降ではもらえない、と。

さて1ターンに2枚のカードを獲得するためには、工房(3)などの獲得系カードをプレイした後で買い物フェイズで購入、またはbuyを増やして2枚購入、がスタンダードな方法でしょうか。


Mountain Pass

Landmark


あなたが属州を獲得した最初のプレイヤーであれば、そのターンの終了時、すべてのプレイヤーは40debtを限度とした競りを行う。最高値を付けたプレイヤーは8vpを獲得し、宣言した分のdebtを得る。

さて、問題の競りゲーがこれです。ルール上はパスの宣言も許されており、宣言はそれまでの最大値を超えるものかパスしか認められないとのことです。

8点をいくらで買うのが相場になるのか?については、6点の属州が8金、10点の植民地が11金ですから、9〜10debtくらいなんでしょうか。いずれにせよ一周競りですから、最終手番者が有利なことが間違いありません。そこまでの最高額に1debt足すことで落札できますし、それが嫌ならパスすればいいわけで。


Museum

Landmark


得点計算時、あなたの持つ、名前の異なるカード1種につき2点

自動で品評会(6)戦になるようなものなので、つまり戦略もそれと同様です。廃墟戦でややこしくなる点も。


Obelisk

Landmark


得点計算時、あなたの持つ、選ばれたカード1枚につき2点

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準備:サプライからアクションカードの山1種をランダムに選ぶ

この準備における「ランダムに選ぶ」とは、名前でなくサプライの山であり(騎士を選んだらそれらすべてが1枚2点)、また王国カードでなくサプライから選ぶ(廃墟も対象に!)とあります。Castleはそのトップがアクションカードでないので対象にならず、Gradiator(4)はトップがアクションカードなので対象となります。

そうなると、「選ばれる」可能性がある山の数はそのときにより異なりますが、どうやって決めたらいいんでしょうか。ランダマイザのシャッフルですかね。

ともかく1枚2点ですから、もしそれがキャントリップなら大広間(3)の強化版、島(4)なら公領よりもコスパが高くなります。そうでなくてもとにかくコンボ強化と言えるでしょう。



Orchard

Landmark


得点計算時、3枚以上持つアクションカード1種につき4点。

さあ大変だ。

基本的に10枚ずつしかないアクションカードを3枚持てば4点ということは、四人戦だと少なくとも誰かが買えなくなるわけです。低コストのカード1枚が買えるかどうかで4点取れるか取れないかが違ってくるのは大きいですね。


Palace

Landmark


得点計算時、あなたの持つ銅貨・銀貨・金貨のセット1組につき3点。

ゲーム開始時の銅貨7枚から考えると、銀貨と金貨を買うたびに3点増える、くらいに考えればいいでしょう。こちらはステロ有利になるLandmarkか。


Tower

Landmark


得点計算時、あなたの持つ、勝利点カードでない、サプライの山が枯れているカード1枚につき1点。

さあ大変だ。

枯れたアクションカードのサプライの10枚のうち5-5で分け合えば5点ずつですが、サプライとしか書いてないので基本カードの財宝カードや呪い、廃墟も含まれているんですよね。つまり呪いが枯れたら0点扱いに。あるいは物乞い(2)連打で銅貨が枯れたら・・・

Triumphal Arch

Landmark


得点計算時、あなたの持つアクションカードのうち、2番目に多く持つカード1枚につき3点。

極端な話、一人で二つのアクションカードを枯らせば30点です。勝利点カードを一切買わないでの勝利も。

Wall

Landmark


得点計算時、あなたの持つカードのうち15枚を除き、1枚につき-1点

たいていのゲームでは15枚を超えるでしょうから、つまり屋敷は0点に。しかしこれはゲームが膠着してしまうような気がするんですが・・・?

2016-06-08

Empires 全カード・マニュアル公開 その2 イベント

続いてイベントカードです。以前に紹介した3枚を除き、今日は10枚を。


Advance

イベント コスト0


手札からアクションカードを1枚廃棄してもよい。そうした場合、コスト6までのアクションカードを1枚獲得する。

つまり初手はなんでもよく、2周目でそれを廃棄することでならず者(6)がもらえるよ、と。



Annex

イベント コスト8debt


捨て札の山を見る。そこから5枚まで除き、残りを山札と合わせてシャッフルし、公領を獲得する。

コスト8debtなのでいつでも買えます。ならば終盤、捨て札から改築(4)と金貨を拾って乗せて属州を枯らし、負債は返済しない、とか?



Banquet

イベント コスト3


銅貨2枚と、勝利点カードでないコスト5までのカードを獲得する。

初手で買えば曲がりなりにも3-4を5-4にできる、と言えなくもないです。


Conquest

イベント コスト6


銀貨2枚を獲得する。

このターンに獲得した銀貨1枚につき、+1VP。

6金で最低でも2点、デッキに緑を混ぜず、銀貨2枚を獲得と、普通に買うだけでもなかなかですが、この前に銀貨を大量に獲得していれば。例えば交易人(4)とか、トレジャーハンター(3*)とか。



Delve

イベント コスト2


+1購入

銀貨を獲得する

今回のイベントの中でも最大の問題がこれ。コスト2で+1購入で銀貨がもらえるとは、つまり事実上の銀貨の値下げです。6金で金貨を買う場面で銀貨3枚の方がいいか、と悩むことになるでしょう。

あるいは通常の3-4スタートで銀貨3枚を獲得、とか。



Donate

イベント コスト8debt


このターンの終了後、山札と捨て札すべてを手札に入れ、任意の枚数を廃棄し、手札すべてを山札にシャッフルし、5枚引く。

コスト8debtなのでいつでも買え、買えば好きなだけデッキを圧縮できます。ある程度銀貨や金貨を入れてから圧縮すれば・・・?



Ritual

イベント コスト4


呪いを獲得する。そうした場合、手札を1枚廃棄する。そのコスト1につき+1VP。

これは・・・?金貨を廃棄して差し引き5点ですが、いつそれをやるのか?



Salt The Earth

イベント コスト4


+1VP

サプライから勝利点カードを1枚廃棄する。

4金では公領も買えず、終盤では屋敷しか買えないわけですが、同じ1点で属州1枚を廃棄することで逃げ切りも、二人戦における7枚目の属州問題も解決です。



Tax

イベント コスト2


サプライの山の1つに2debtを加える。

---

準備:すべてのサプライに1debtずつを加える。プレイヤーがカードを買うとき、そこからdebtを得る。

つまり抑留トークンのようなものですが、それよりも準備が気になります。何を買っても1debtを得る以上、先手が先に買ったカードは後手は気にせず買えるわけですから、つまり大きく後手有利になることに。



Wedding

イベント コスト4+3debt


+1VP

金貨を1枚獲得する。

初手4-3(3-4でなく)で買うことを考えれば、金貨1枚と1VP獲得ですね。銀貨を買うことなく、金貨だけを入れ続けるとどの程度デッキは成長するのか、要検証ですね。

2016-06-07

Empires 全カード・マニュアル公開 その1 王国カード

発売日が延期に次ぐ延期を重ねているEmpiresですが、ようやくマニュアルが公開されました。

Dominion: Empires

http://riograndegames.com/Game/1306-Dominion-Empires

これにより、先日のプレビューで公開されたものに加え、すべての新カード・イベント・Landmarkが公開されたことになります。

というわけで、今回公開されたものを早速和訳してみました。

とりあえず今日は王国カードから。


Archive

アクション-持続 コスト5


+1アクション

山札の上から3枚を裏向きのままわきに置く(あなたは表を見てもよい)。現在と次以降の2ターンの開始時、これらのうち1枚を手札に入れる。

これまで持続カードが持続する期間は「次のターンまで」と「永久」の2種類でしたが、ここで第3の期間「次の次のターンまで」が登場です。覚えておくのが面倒くさいかなとも思いましたが、要するにわきに置かれたカードがなくなったターンでのクリンナップフェイズに捨てればいいだけですね。

持続効果を考えなくても、山札から見た3枚から選べるキャントリップになります。キーカードをサーチするだけでも強いでしょう。



Charm

財宝 コスト5


このカードをプレイしたとき、1つ選ぶ:

・+1購入、+2金

・このターン中に次にカードを購入するとき、それと同じコストで異なる名前のカードを獲得してもよい。

選択効果のうち、前者は単なる木こり(3)相当ですが、後者は同コストを対象とした値切り屋(5)のようです。ただし後者はその2金が出ない・同じカードを獲得できないため、サプライによってはまったく役に立たないでしょう。

考えれば、値切り屋でコンボパーツを集めるとき、鍛冶屋(4)と村(3)のようにコストに差がある2種がサプライにあるときに有用だったわけですが、これは同じコストでないとそれが成り立ちません。なんとなく今の時点での使いどころを考えるならば、5金出して公領を買いつつ公爵(5)を獲得するとか、サプライに8debtコストのカードが2種あるときにその両者を獲得しつつ8debtだけ得る、とかでしょうか。



Encampment

アクション コスト2


+2カード

+2アクション

手札から金貨かPlunderを公開してもよい。そうしなかった場合、このカードをわきに置き、クリンナップフェイズの開始時にサプライに戻す。


Plunder

財宝 コスト5


+2金

+1VP

5枚ずつを重ねて置く山のひとつです。

Encampmentはコスト2でありながらいわゆる「都市(5)の第二形態」という強力カードですが、金貨かPlunderを公開できなければサプライに戻ってしまいます。Encampmentを買い続け、なるべく早くPlunderを見たいのに、それまでの間にEncampmentを打てば打つほどまたEncampmentがサプライに戻ってPlunderが顔を出すのが遅れてしまう、なんとも歯がゆいことになっています。

そしてそのPlunderは要するに財宝版の記念碑(4)ですね。



Engineer

アクション コスト4debt


コスト4までのカードを獲得する。

このカードを廃棄してもよい。そうした場合、コスト4までのカードを獲得する。

工房(3)系のカードがまたひとつ。廃棄すればもう一度。

例えば庭園(4)戦のようにコスト4のカードをかき集めたいゲームで4金出なかったとき、これを買い、あとから打って即廃棄すれば元が取れる、とかそんな感じの使いかたになるんでしょうか・・。



Forum

アクション コスト5


+3カード

+1アクション

手札を2枚捨てる。

---

このカードを購入したとき、+1購入。

3枚引いて2枚捨てるということは、つまり手札が減らない倉庫(3)ですね。そしてこの購入には購入権を必要としない、というのはありがたいんでしょうが、しかしコスト5と高額なので・・


Legionary

アクション-アタック コスト5


+3金

手札から金貨を公開してもよい。そうした場合、他のプレイヤーは手札が2枚になるまで捨て札し、その後1枚カードを引く。

いわゆる民兵(4)のハンデスはこれまで手札を3枚にさせるものでしたが、これは2枚にしたあと1枚引かせる、つまり5枚から選んだ2枚と引いた1枚という、「5枚から選んだ3枚」よりもずっと弱い手札にさせる、強力なアタックカードと言えるでしょう。

ところでこれまで5コストで3金出すカードと言えば、禁制品(5)や官吏(5)、埋蔵金(5)など、3金は出るけどデメリットがあるカードばかりだったと思ったのですが、アクションカードではあるものの金貨よりも強いカードは初めてではないでしょうか。



Overlord

アクション コスト8debt


このカードはサプライのコスト5以下のアクションカードとしてプレイする。場にある間そのカードとして扱う。

はみ出し者(5)のコストが6だったらこういう効果になるんでしょうが、こちらのコストは8debt。ということは初手から買えるわけで、どうしても魔女(5)を買わないといけないゲームであれば、後に8金をコツコツ返済することになってでも買うのはアリでしょう。



Patrician

アクション コスト2

+1カード

+1アクション

山札を1枚公開する。そのコストが5以上であれば、手札に入れる。


Emporium

アクション コスト5


+1カード

+1アクション

+1金

---

このカードを獲得したとき、場にアクションカードが5枚以上あれば、+2VP。

こちらも5枚ずつで山を作ります。

Patricianは要するにほぼキャントリップ、たまに研究所(5)になるカードです。

効果だけ見ると行商人(8*)です。5金で買うにしては高い印象ですが、公領の3点よりも1点少ない分、デッキに緑が混ざらず、行商人が手に入ると思えばいいですね。

さてその「場に5枚のアクションカード」という条件ですが、コンボかあるいはキャントリップ、つまり実際このPatricianがそれにあたるわけです。打って場にアクションカードを並べ、同時にコスト5のEmporiumを引いてくるという意味ではシナジーがあると言えるでしょう。


Sacrifice

アクション コスト4


手札を1枚廃棄する。そのカードが、

アクションカードであれば、+2カード、+2アクション

財宝カードであれば、+2金

勝利点カードであれば、+2VP

初手で買ったとして、2周目に屋敷を廃棄すれば+2VPですがお金が出ない。銅貨を廃棄すれば弱い金貸し(4)。いずれにせよお金を出すには向きません。あるとすれば中盤から終盤にかけてアクションカードを廃棄しての+2カード・+2アクション狙いでしょうが、しかし増やしたアクションでアクションカードをプレイしたいのにそれを廃棄しているという矛盾が。やるなら廃墟の処理とか、ネズミ(4)とか、城塞(4)とか・・・




Wild Hunt

アクション-Gathering コスト5


1つ選ぶ:

・+3カード、Wild Huntの山の上に1VPを置く

・屋敷を獲得する。そうした場合、Wild Huntの山の上のVPを得る。

これも含め、Gatheringはどれも、いつごろ貯まったVPトークンを取りに行っていいのか、その判断が難しいですね。例えば2点が置かれているとして、屋敷を獲得することはつまり公領をただで獲得することと同じとなります。コスト5で公領もらえるならよしとするのか、あるいはもうちょっと貯めるべきか。貯めてるうちに誰かに取られやしないか・・・と。

2016-05-29

望楼の望楼による望楼のためのリアクション

f:id:hirotashi-domi:20110206210513j:image


先日Dominion Strategy Forumを見ていたらこんな質問を見つけました。

「変容で何かを望楼に変えたとき、その望楼を自身の獲得に対してリアクションできる?」

ドナルド「できるよ!」


http://forum.dominionstrategy.com/index.php?topic=15451.msg600323#msg600323

望楼獲得に対し、その望楼を公開して、廃棄か山札の上に移動できる、の???





で、しばらく混乱したあと、まあできるか、できても不思議じゃないか、と思えてきました。


望楼のリアクションは「カードを獲得したとき」に可能であり、獲得したときはすでにそのカードの移動は完了しており、そして手札に望楼がある。であれば、望楼の獲得に対して望楼を公開することは何も問題ないということになります。

これが例えば、初めからもう一枚の望楼が手札にあれば何も不思議なことじゃないんですよね。そこから考えるならば、今獲得した望楼と最初からあった望楼との区別がつかないのであれば問題ない→なら1枚でも、と考えることもできるでしょう。もちろん「わからないから」はこれが可能であることの理由ではないですが。

さて、これまでにこのような事はなかったのか。変容で初めて起きたことなのか、を考えると…「獲得したカードが手札に入る」効果のうち、それによって望楼を獲得できたことがこれまであったのかを考えてみると、

カードを獲得して手札に入れる効果を持つカードと、その対象:

  • 鉱山(5):財宝カード
  • 交易場(5):銀貨
  • 拷問人(5)(打たれたとき):呪い
  • 探検家(5):銀貨または金貨
  • 不正利得(5):銅貨
  • 物乞い(2):銅貨3枚

と、変容の登場までアクションカードが対象となることはありませんでした。やはりこのような不思議な動きは、いまのところ変容でのみ起こりうることのようです。