収穫祭までは、このドミニオンというゲームの初手は、5-2・4-3・3-4・2-5のいずれかしか存在しませんでした。このうち5-2と2-5は順序が違うだけですのでこれを同一視するならば、つまりは5-2と4-3の2種しかなかったわけです。
それがいつの間にかさまざまな効果が生まれ、ご存知のように現在ではこの4種に限らない初手が生まれています。
その「初手を変えるカード」、これまでに発表されたAdventuresのプレビューでもいくつかあったため、ここでまとめてみました。
遊牧民の野営地(4)
初手4金で買うことで、第2ターンの金量を4〜5金にすることができます。
4-3スタートから無理やり5コストのカードを買う方法として有名ですね。
宿屋(5)
初手5金で買えばデッキに入り、確率5/6で第2ターンの手札に引ければ、打って3金出すことができます。
一昨年の日本選手権で見た一手が印象的でした。
http://d.hatena.ne.jp/hirotashi-domi/20130725/1374767688
官吏(5)
初手5金で買えば場の銅貨5枚は山札の上に戻り、次のターンもまた5金となります。以降官吏を買い続ければいつまでも5金が出続けるわけです（意味はないと思いますが）。
義賊(4)
初手で誰かに買われると山札が2枚めくられることで、勝った人より下位手番のプレイヤーの第2ターンの手札に変化が起きます。第1ターンに買ったカードが第2ターンの手札に入ることも。
医者(3+)
初手で過払いして買えば山札に影響を与えられます。その医者を第2ターンに打つことも。
パン屋(5)
そして1周目に5金を約束するこのカード。4-3を5-3にするのか4-4にするのか、あるいは4-3のままトークンを温存するのか。選択が悩ましくもあります。
Lost City(5)
初手に買う人がいるかどうかは疑問ですが、相手に1ドローをさせることで初手が変わってきますね。
Expedition(3)
初手3金で買って、次のターン確率9/10で5金出ます。
Mission(4)
初手4金で買えば第1ターンのやり直しができますが、そのやり直しは3金ですし、かつカードが買えないとなるとあまりやる意味はないでしょう。3金で買えるイベントがあとどれだけあるかによりますが。
Borrow(0)
いわゆる1金の前借りですが、これにより初手4金を5金に、5金を6金にできるのは大きいです。次のターンに手札が1枚少なくなりますが、5-2で2金をパスするつもりならば痛くはないでしょう。
