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 ライトノベル読書感想を書いたりしてます。
 感想評点は個人的嗜好により★〜★★★の三段階で加点。
 ネタバラシしてるのがありましたらご容赦を。
 読書感想保管庫はこちら

2017年01月21日(土)

[]EXMOD 思春期ノ能力者

[著者:神野オキナ/イラスト:こぞう/ガガガ文庫]★★

EXMOD: 思春期ノ能力者 (ガガガ文庫)

EXMOD: 思春期ノ能力者 (ガガガ文庫)

 三人に備わった超能力、受け入れるのに案外時間
は掛からなかった印象です。不運としか言い様のな
い大事故は精神的な傷跡が深く残りそうなもので、
更に能力発現の切っ掛けとなった投薬が無ければお
そらく命を落としていたでしょうし。その辺りの現
実と向き合って飲み込み納得させるまで、もしかし
たら結構な時間が必要なのかもと思っていたので。
 急に手にした超能力に対して葛藤を抱き受け入れ
る過程は程々で、この部分がメインイベントかと想
像してました。そこは案外あっさり加減でしたね。
 その能力を用いて、暴走した同じ能力者を沈静化
する事こそが主な見所。四郎は赤の他人だったので、
真之斗達と深い因縁でもあれば良かったのになと。

2017年01月20日(金)

[]ぼくらはみんなアブノーマル

[著者:佐々山プラス/イラスト:霜月えいと/電撃文庫]★★

 蜂賀の“バグ持ち”症状を聞いて真っ先に「彼に
治療方法を授けて下さい!」と、強い気持ちで願っ
てしまいました。何とかなるなら楽観視も出来たで
しょうけどね、独り身状態のままで居ると、最悪の
場合命の危険に晒されてしまいそうだからなあ。
 蜂賀自身は既に諦め切って無理遣り症状と付き合
っていて、話の盛り上がり的にも治らない方が都合
が良いのかも知れません。が、他の“バグ持ち”女
の子達も含めてなんですけど、日常生活に支障を来
すレベルで精神的苦痛に苛まれてるんですよね。そ
れを目の当たりにすると、見ていて面白いけどやっ
ぱり何とか治せないものなのかと思ってしまいます
ね。救いが無いと理不尽過ぎて切なくなります。

2017年01月19日(木)

[]どうでもいい 世界なんて2 ―クオリディア・コード―

[著者:渡航(Speakeasy)/イラスト:saitom/ガガガ文庫]★★

 結集してからの物語に触れた後だと、各都市ごと
に色々やっている内はまだまだ平穏な日常だったん
だなあ、って気持ちになります。この千葉編ではア
ンノウンの描写なんてありませんでしたからね。
 敵が活性化しなければ戦闘も活発にはならず、そ
うなれば『世界』の能力も見せ場を縮小され、結局
は気持ちが弛み飽きてしまった対アンノウン以外の
場所に面白さを探し求めて行かなければならない。
 千葉編は前後編でこんな感じの見せ方だったでし
ょうか。戦闘よりも日常の騒動を期待していた身と
しては、充分楽しませて貰えました。序列最底辺の
霞が何故次席にまで上れたのか? 最も欲していた
答えも納得の行く形で得られたので満足でした。

既刊感想:
関連感想:クズと金貨のクオリディア
     いつか世界を救うために
     そんな世界は壊してしまえ
     クオリディア・コード

2017年01月18日(水)

[]ドリームハッカーズ コミュ障たちの現実チートピア

[著者:出口きぬごし/イラスト:るろお/電撃文庫]★

 コミュ障であるとかを差し引いても、主人公があ
まりにも痛々し過ぎてどうにもこうにも……。まあ
それは読んでいる内に耐性付いて慣れて行きました
が、後から湧いた疑問で、『パルチザン』でお前は
結局何がしたかったんだ? ってのがありまして。
 苛めっ子を撃退したかった? 好きなあの子の気
持ちを知りたかった? いけ好かないクラスの頂点
に立つあの野郎を引き摺り降ろして優越感に浸りた
かった? どれを取ってもしょーもない使い道で、
あっちにふらふらこっちにふらふらと。折角の能力
も宝の持ち腐れになってんじゃないのかなあと。
 “他人の夢に潜って人格を支配する”所が全然面
白くなかったので、殆ど盛り上がれませんでした。

2017年01月17日(火)

[]だれがエルフのお嫁さま?

[著者:上月司/イラスト:ゆらん/電撃文庫]★★

 『エルフ』の大体のイメージは、どの物語に登場
しても大差は無く、エルフと言えばもわもわと頭に
浮かんだそれも似通ったものではないかなあと思い
ます。勿論エルフが何かを知っている事前提で。
 ただ、細かい所まで描いてみせようとすると、作
品よって設定に結構な違いが表れたりします。エル
フに特化して突き詰めている物語ってのもあるかと
思います。エルフ種族をメインに置いて、エルフ設
定をかなり練り込み盛り込んでいますこの物語。そ
の辺りが面白かったですね。興味を引かれました。
 でもね、なんかね、クルトの母親の投槍放置が酷
過ぎてドン引きしちゃいました。中途半端じゃ辛い
だけなので、腐らずに男を開花させてみせて下さい。