●SIDE ONE● このページをアンテナに追加

 ライトノベル読書感想を書いたりしてます。
 感想評点は個人的嗜好により★〜★★★の三段階で加点。
 ネタバラシしてるのがありましたらご容赦を。
 読書感想保管庫はこちら

2017年04月25日(火)

[]月とうさぎのフォークロア。 St.2 はかなき双月、かくて月食むしろうさぎ。

[著者:徒埜けんしん/イラスト:魔太郎/GA文庫]★★

 最初から朔と関わっていながら存在感がある様な
無い様な、微妙に自己アピールし切れない健気な柏
木さん。報われて欲しいけど、朔とは種族の壁もあ
るし生きる世界も違うから、難しいだろうなあ。
 でも、朔を取り巻く環境の中で、柏木さんって神
人組織の外で唯一深い繋がりのある人だと思うんで
すよね。そういった意味では、白とはまた異なる特
別な存在と言えるのではないかなと。実際にはまだ
そこまで朔との関係は描かれていませんが、月夜見
一家の総長としてではなく、同級生の男子として柏
木さんが気を許せる存在になれたらいいなあ、と言
う願望です。近しくなると、裏側の騒動に巻き込ま
れ易くなりそうな不安や心配もあるんですけどね。

既刊感想:

2017年04月24日(月)

[]月とうさぎのフォークロア。 St.1 月のない夜、あるいは悩めるうさぎ。

[著者:徒埜けんしん/イラスト:魔太郎/GA文庫]★★

 第8回GA文庫大賞『奨励賞』受賞作。

 表紙見て→あらすじ読んで→口絵眺めて→本文読
み進めて→「あれ?」→最初に戻って幾度か繰り返
し。おかげ様で暫く混乱が治まりませんでした。
 人間と共存する神様達の縄張り争いで、要は人間
を神様に置き換えて『○○組』同士の抗争をやって
るわけですね。“任侠”なんて単語が浮かぶわけな
いですよこれは。見た目ラブコメかと思ってカバー
外したら中からとんでもないモノが出て来ました。
 しかもこれがまた“ガチ”なんですよ。敵対関係
で顔合わせた際の殺し合いに生温さなんて一切あり
ません。人間でなく神人だから、そこは遠慮なく血
飛沫舞い散る凄惨な所まで踏み込めたのかなと思い
ましたが、あまりにガチ過ぎてビビりましたよ。

2017年04月23日(日)

[]いでおろーぐ!6

[著者:椎田十三/イラスト:憂姫はぐれ/電撃文庫]★★★

いでおろーぐ!6 (電撃文庫)

いでおろーぐ!6 (電撃文庫)

 一言「無理してるよなあ」と。まあ今に始まった
事じゃないですけど。恋愛の甘美さを突きつけられ
る程に、高砂の意志がガタガタになってしまってる
じゃないですか。普段あんまり表立って絡んでいな
かったせいか、女児の精神攻撃のえげつなさが余計
際立ってました。仮想現実のアレとか、完全に高砂
の信念を圧し折って止め刺そうとしてましたから。
 この連中の一連の動向を見て、おそらく多数の意
見はエピローグでの宮前のそれと同じものだと思い
ますよ。だってリア充サークルがチャラチャラして
いる風にしか見えないんだもの。この先どこまで反
恋愛活動と奥底に推し込めた本心と、まるで苦行の
様なその矛盾と付き合って行く気でしょうかねえ。

既刊感想:

2017年04月22日(土)

[]読者(ぼく)と主人公(かのじょ)と二人のこれから

[著者:岬鷺宮/イラスト:Hiten/電撃文庫]★★

 本来、いち読者と架空の主人公が出逢う確率など
ほぼ零に等しく、あり得ない事が起こってしまった
ら真っ先に自分の目と頭を疑いますよね。「俺、正
気か?」と。なので、これは奇跡以外のなにもので
もなく、出逢うべくして出逢う運命だったと、晃と
時子の関係はそれ以外に表現し様がありません。
 晃の途中の違和感はとても分かり易く、それは読
んでいて彼に半端なく感情移入出来ていた証なのか
なあと。まあそこに気付いてあっさり断絶した時だ
け「おいおい」ってなっちゃいましたが。彼の過去
や性格を思うと致し方ない所でしょうか。真の気付
きから先は、最後まで晃の自力で行って欲しい気持
ちが強かったですけど。友達の存在は偉大ですね。

2017年04月21日(金)

[]ニアデッドNO.7

[著者:九岡望/イラスト:吟/電撃文庫]★★

ニアデッドNo.7 (電撃文庫)

ニアデッドNo.7 (電撃文庫)

 ただの遠間計人であった頃も、境死者『赤鉄』と
なってからも、元々『鉄兜』との直接的な関係性は
無くて、後から間に『緋霧』の存在が差し込まれる
事により、初めて繋がりが生まれているんですね。
 おそらくその事が気になっていたからだと思うん
ですけど、最終局面でこの両者の直接対決の場に立
ち会った時、もうひとつ盛り上がる事が出来なかっ
たんですよね。緋霧の関わりが無ければ、赤鉄個人
にとっての鉄兜ってそんなに執着する程の因縁のあ
る相手じゃないですからねえ。緋霧の事を抜きにし
ても、鉄兜という存在は赤鉄自身が直接的な感情を
ぶつけるような相手であって欲しかったなと。それ
だけこの強敵が魅力溢れる存在だったわけです。