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 ライトノベル読書感想を書いたりしてます。
 感想評点は個人的嗜好により★〜★★★の三段階で加点。
 ネタバラシしてるのがありましたらご容赦を。
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2016年07月25日(月)

[]終末なにしてますか? 忙しいですか? 救ってもらっていいですか?#04

[著者:枯野瑛/イラスト:ue/角川スニーカー文庫]★★

 確かクトリがどうなったかハッキリしないまま、
でもきっと希望の持てる結末にはならないんだろう
なあと、もやもやした気持ちを抱えての待機状態だ
った筈。で、開幕早々いきなり打ち砕かれました。
 クトリの件は確定事項なんでしょうね。何度も何
処かで覆らないものかと願ってましたが、ナイグラ
ートが看取ってしまったし、ヴィレムの意志がクト
リをどうしようかって所には向いてなかったし。
 それでも微かな望みを求めていた部分は大きかっ
たので、正直この先どんな気持ちで物語に向き合え
ばいいのやら、と途方に暮れてしまいました。あと
少しだけ明かされていない残された謎と共に、ヴィ
レムの行く末を見守るしかないのでしょうか。

既刊感想:

2016年07月24日(日)

[]異世界図書館へようこそ

[著者:三萩せんや/イラスト:伍長/角川スニーカー文庫]★★

 色々簡略化されているのは、最早「だって異世界
だから」の一言で片付けてしまってもいいのかも知
れません。言葉の違いの壁、文化や生活環境の違い
の壁、言い出してしまったらきりが無いですし。
 ただ、書籍が存在しない世界で、更に基本日本語
の文章を一切理解出来ない種族の中にあって、たっ
た一人の異世界転移者がそれらを乗り越えるには恐
ろしく高い壁だと思ったわけですよ。その辺りは簡
略化せずにもうちょっと頑張って欲しかったです。
 まああんまり過酷だと精神的な脆さのある優一は
ポッキリ折れてしまいそうですし、苦痛が強めなの
も疲れますし。眺める側からすればこれ位の緩さが
心地良いのかなあ、なんて感じたりもしました。

2016年07月23日(土)

[]命がけのゲームに巻き込まれたので嫌いな奴をノリノリで片っ端から殺してやることにした2

[著者:中田かなた/イラスト:ともぞ/HJ文庫]★★

 売りのひとつであるゲーム内容について。文章で
楽しむにはシンプルかつ奥深いものが好きです。主
人公のクズっぷりを生かすよう、連動させて創造す
るのは容易ではないと思いますが、そこは腕の見せ
所でしょうか。今回のゲームに当て嵌めると、丁半
賭博ゲームが最も面白かったです。ゲームは単純明
快、和馬の仕込みも分かり易かったですし、駆け引
きの奥深さや結末の意外性も含めて楽しめました。
 前巻のオチはともかく命を賭けた殺し合いの体で
進められていたので、緊張感はそこを超える程は無
かったです。ただ、その緊張感の緩さにもちゃんと
意味があったのにはしてやられました。そして、終
盤の二転三転の展開にも充分に惹き込まれました。

既刊感想:

2016年07月20日(水)

[]命がけのゲームに巻き込まれたので嫌いな奴をノリノリで片っ端から殺してやることにした1

[著者:中田かなた/イラスト:ともぞ/HJ文庫]★★★

 第9回HJ文庫大賞『大賞』受賞作。

 新井和馬の冴え渡る頭脳と巧みな話術に魅了され
たのは間違いない所です。どんなゲームが用意され
ていても、その内容の全てに面白さを見出せたのは、
彼の功績が大きかったのだろうなあと思います。
 こういう現実味の無い、現実の中では起こり得な
い事態に直面した時、どうしても気になってしまう
のがオチの付け方です。気にし過ぎると途中の場面
毎で上手く楽しめなさそうだったので、極力後回し
にするよう意識してはいたんですけど。好みの問題
としては「うーん」な印象でした。でも、この結末
で和馬のクズっぷりが一層際立ったと思えば、見せ
方としては上手なあと。これで和馬にとって終わり
ではなくなったので、次の一手が気になる所です。

2016年07月19日(火)

[]戦うパン屋と機械じかけの看板娘4

[著者:SOW/イラスト:ザザ/HJ文庫]★★

 どうしても『パン屋』という肩書きを用いて『元
軍人』という過去を上書き出来ない。ルートが望ん
でいる専業パン屋にはなれずにいます。悲しい事で
すが、今回の一件でスヴェンが側に寄り添っている
から、となってしまいました。勿論それだけが要因
ではなく、そっとしておいて欲しいのに外野が余計
なちょっかいばかり掛けて来るせいなのですが。
 毎度毎度の要望ながら、本当にルートにはオーガ
ンベルツでスヴェンとパンを焼いているだけで居て
欲しいんです。特に強く思いました。払拭出来ない
だけの影響力が軍人のルートとスヴェンにはあった
んでしょうけど、ルートがパン屋としての平穏を取
り戻す戦いは次が最後であって欲しいものです。

既刊感想: