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2007年12月08日(土)

[]ネコソギラジカル(下) 青色サヴァンと戯言遣い

[著者:西尾維新/イラスト:竹/講談社 講談社ノベルス]★★

ネコソギラジカル(下)青色サヴァンと戯言遣い (講談社ノベルス)

ネコソギラジカル(下)青色サヴァンと戯言遣い (講談社ノベルス)

 シリーズ最終巻。「王道でいこう王道で」「普通に終わらそう」「普通でいいんだよ」
「何事も普通が一番だ」「ハッピーエンド以外は認めねえっつーの」……哀川潤がいい事
言った! これら一連、私はシリーズ中で最上の名言だなーと思ったよ。だって、王道で
普通、そしてハッピーエンド……全部いーちゃんが渇望していたものじゃないかい?
 玖渚友との関係。“最初からボタンを掛け違えていた関係”と称していたけれど、ボタ
ンが存在するなら、そのボタンを掛けて受け入れる穴が存在するなら、一度全部外しても
う一度正しく掛け直す事も出来る筈。それが可能かどうか……いーちゃんの変化と友の変
化でそれが実現出来るかどうか、そういう事を描いてみせてくれたんじゃないかなと、結
末に触れて思う。多くは語らずただ幸せな日常のみを切り取ったラストシーン。一目見て
安堵の溜息が漏れた。こうであって欲しいと願った通りに、素晴らしく良いものでした。

既刊感想:『戯言シリーズ』感想一覧

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