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2007年12月13日(木)

[]七月は織姫と彦星の交換殺人 私立霧舎学園ミステリ白書

[著者:霧舎巧/イラスト:西村博之/講談社 講談社ノベルス]★★

 付属の栞、「ただの付録か?」と思ってたけど……ちゃんとした意味と謎を解く活用法
があったのか〜。前巻の本自体に仕込まれていたものと同様に、ちょっとした遊び心で、
それに気付いた時ちょっとだけニヤリとさせられる仕掛けってのがやっぱり良いなと。
 あとがきでの読者の感想で「登場人物が少ない」というのがあり、対する著者返答の中
に「だから犯人が絞り込み易い→でも面白かったよ」というのがあったのだけど、このシ
リーズってまさにこの言葉を巧く表現してみせてくれている思う。琴葉と棚彦に関わりを
持った内部犯。“決め事”としてこれまで変えていない。でも面白い。私も好きだな。
 で、今回の事。『交換』って言うと“一対一”と考える。その先入観を逆手に取った内
容。それに加えて『織姫』と含まれているくらいだから、普通男女のどちらを示している
かと考えると……ねぇ? まあ真相語られてやっと気付くのはいつもの事なので気にしな
い。そういや琴葉のナヨくんはナオキじゃなかったんだね。じゃあ一体誰なんだろう?

既刊感想:四月は霧の00密室
     五月はピンクと水色の恋のアリバイ崩し
     六月はイニシャルトークDE連続誘拐

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