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 ライトノベル読書感想メインで、稀に雑記を書いたりしてます。
 感想評点は個人的嗜好により★〜★★★の三段階で加点。
 極力避けてますが、軽くネタバラシしてるのがありましたらご容赦を。
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2008年01月13日(日)

[]ライトノベルサイト杯

 投票締切ぎりぎりまで粘って読めるだけ読んでみる。

[]カッティング 〜Case of Mio〜

[著者:翅田大介/イラスト:も/ホビージャパン HJ文庫]★★★

カッティング ~Case of Mio~ (HJ文庫 は 1-1-1)

カッティング ~Case of Mio~ (HJ文庫 は 1-1-1)

 第1回ノベルジャパン大賞『佳作』受賞作。  リストカットを含む自傷行為に走る精神状態。たとえ 類似的状態にある人であっても事情は個々で異なるもの だから、きっと当事者にしか分からない。ましてや健常 者には到底計り知れないもので理解が及ぶわけもなく。 ただ、イメージとして常に意識が“死”に向かっている と思っていたのだけど、ミオの場合はそれとは真逆の意 識――自己存在を確認する=生きている事を実感する行 為として描かれていたので、良い意味で意表を突かれた なぁと(ミオについて伏せられていた真実を知った時点 で成る程と納得させられた)。  しかし、真実を知った上でミオをまるごと受け留め受 け入れるのはなかなか容易な事じゃないよな〜。たとえ 共感を得易いかも知れない特殊な精神疾患を持つカズヤ であっても、それは同様の事だったと思う。だって、一 度ミオのなかに施されたものってのは、今回の件が落着 した所で“取り除きようがないもの”だから。少なくと も現時点ではね。  ただ、それでもカズキがミオを受け留め受け入れられ たのは、本当に単純に“好きだ”って気持ちを強く大き く上乗せする事が出来たからじゃないかな?(そうであ れば素敵な事だと思うんだけど……)。ともあれ最後は 偽りの無い微笑が見れて凄く嬉しかった。

[]true tears #2『私…何がしたいの…』

 “この物語……何がしたいの……”状況だよこれ。とは言えまだ2話目だしな〜。敷くべき場所に布石を敷いている段階なので黙って進展するのを見守ろう。乃絵は真性電波娘、だけど他者の感情の機微を読むのに長けている。比呂美は外見パーフェクト、でも内面が割と穏やじゃなさそうで、結構溜め込んでしまう危そうなタイプに見えるが……。

[]SAS スペシャル・アナスタシア・サービス

[著者:鳥居羊/イラスト:まったくモー助/ホビージャパン HJ文庫]★



 第1回ノベルジャパン大賞『優秀賞』受賞作。
 妹が某小国の王位継承権第一位の王女様で、二卵性双
生児の実妹たっだのがいとこ同士の義妹になってしまい、
機密保持だか何だかで秘匿されている裏事情の詳細は聞
いても頼んでも一向に明かしてもらえない。そんな状況
に叩き込まれた兄貴が状況に流されっ放しで受身になっ
てしまうのも仕方ない。でも、戦闘経験豊富とは言え異
国の少女達に守られてばかりな状況を不甲斐なく思い、
自分じゃ妹を守るのに力不足だという事実に歯噛みしな
がらもそれを自覚し、何とかしようと積極的に行動を起
こす辺りに好感が持てる。
 だから……妹の為、異国の少女達の為に一生懸命頑張
っているお兄ちゃんに努力が報われるだけの役得(ご褒
美と言い換えても可)をもっと与えてあげて〜。と懇願
していたのに、何故だ……何故義妹という美味しい設定
をもっと積極的に絡ませないんだ! 
 まあ、そんな不満ですよ。これは3人の護衛少女達の
扱いに対しても同様で、行動による表面的なスキンシッ
プ(腕を組んだり視線を合わせたり言葉を交わしたり)
は結構取れてるんだけど、内面的な感情表現の部分があ
まり響いて来なくてもうちょっと、だったかなぁ。続き
があるらしいので、次はそういうとこ積極的に攻めてく
れると嬉しいかも。