感想評点は個人的嗜好により★〜★★★の三段階で加点。
極力避けてますが、軽くネタバラシしてるのがありましたらご容赦を。
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2008年01月29日(火)
■[読書感想]幽霊列車とこんぺい糖 メモリー・オブ・リガヤ
[著者:木ノ歌詠/イラスト:尾崎弘宜/富士見書房 富士見ミステリー文庫]★★
海幸という娘は、自殺願望の有無や自殺意志の強弱に かかわらず、自殺する事が出来ない体質(ってのも何か 変な言い方かもだけど)なのではなかろうかと。 海幸が自殺による死を望んでいても、“死”が海幸を 拒んでいるような、そんな感じ。いくら母親を出しに自 殺理由を構築しようとしても、保険金と列車飛び込み轢 死の自殺計画を立てようとしても、リガヤを利用して自 殺願望を遂げようとしても、“死”の側から「お前は来 るな」と蹴られてしまう。何せ“徹底的な死”の舞台を 芸術的センスで完成させたリガヤの執着心さえ通じない んだからねぇ。図太く生き続けると思うよこの娘は。 ストーリーは先読みし易い箇所が多かったけれど、だ から詰まらないとかでなく、むしろ予想通りに事が運ん でくれると妙に嬉しさが込み上げてきたりとか。安心さ せられたりホッとさせられたりってのもあったかなぁ。 あとはタイトルにもあるこんぺい糖の使い方が凄く良 かった。特に口移しで口づけて互いの熱で溶かしあうっ てやつ。使い所も絶妙で思わず魅入ってしまった。![]()
幽霊列車とこんぺい糖―メモリー・オブ・リガヤ (富士見ミステリー文庫)
- 作者: 木ノ歌詠,尾崎弘宣
- 出版社/メーカー: 富士見書房
- 発売日: 2007/10
- メディア: 文庫
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