[著者:須賀しのぶ/イラスト:梶原にき/コバルト文庫]★
ブラック・ベルベット(緋の眼)
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須賀しのぶ 集英社 2006年11月
シリーズ第5巻。本編でキリと対立しているディートン教の中枢・総主教ヴァルカーレと、彼に従う六大主教のひとりであるサンティスの過去回想エピソード。
……この認識で合ってるか? 続き読むの1年以上ぶりでしかも外伝とか。今回だけを楽しむ分には殆ど問題は無かったけど、これまでの本編エピソードとの照らし合わせを意識しながらだと、頭の中で詳細が曖昧になってるせいかあちこちで躓きまくってた気がする。
特に終章へ繋がる部分。「過去エピソードか〜」と思って読んでたらぷつりと途切れて、「あ、あれ? 夢だったの?」となって、「でもこんな明確なの夢とは違うような……」と最後にもやもや〜が残る手応え。
でもまあ確か本編でもヴァルカーレが表に出て来たのって前巻からじゃなかったっけ? それならこの過去編で張られた伏線が、本編に深く関わった上で開示されるのはもっと先の話になるんだろうか。しばらく続刊出てないみたいなので心配なんだけど(打ち切りでなければいいが……)、本編での続きを早く追ってみたい。