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2008年02月15日(金)

[]ほうかご百物語

[著者:峰守ひろかず/イラスト:京極しん/メディアワークス 電撃文庫]★

ほうかご百物語 (電撃文庫)

ほうかご百物語 (電撃文庫)

 第14回電撃小説大賞『大賞』受賞作。
 出逢ってから部活動を中心にしょっちゅう行動共にし
て数ヶ月経ってんのに、一体おまえはどんだけ見惚れて
んだよ、ってくらいイタチさんに見惚れまくってる白塚
くん。いや、ホントに『可愛い』とか『綺麗だ』な言葉
を何度繰り返し並べ立ててんだこの野郎はよ〜。
 しかしまあ、それだけイタチさんが魅力的な“スケッ
チ素材”って事なんだろうなぁ。白塚の視点から、そう
いうイタチさんの魅力がじんわり伝わって来る辺りが実
に良いね。今の所、彼はイタチさんの“内面”より“外
見”の方に惹かれてるみたいなので、恋愛対象ではなく
スケッチ対象として見てる方が大きいのかな? ここか
ら徐々に彼女の内面にも惹かれて行って欲しい。
 最初は人間と妖怪の境界線が明確で、噛み合わない会
話からそれがよく表れていて、だけど次第に慣れて噛み
合ってゆく……この辺りでイタチさんの溶け込み具合が
しっかり描けていて良かったと思う。欲を言えば、白塚
の歯の浮くような台詞を受けた時の恥じらいだけが最初
から妙に人間臭かったので、そこも最初は反応淡白にし
て徐々に染まってゆく感じの方が良かったかなぁとか。
 この内容なら妖怪関連で色々仕込めそうだし、次にも
繋げ易そうなので、続きがあればまた読んでみたい。

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