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 ライトノベル読書感想メインで、稀に雑記を書いたりしてます。
 感想評点は個人的嗜好により★〜★★★の三段階で加点。
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2008年02月18日(月)

[]藤堂家はカミガカリ

[著者:高遠豹介/イラスト:油谷秀和/メディアワークス 電撃文庫]★★★

藤堂家はカミガカリ (電撃文庫)

藤堂家はカミガカリ (電撃文庫)

 第14回電撃小説大賞『銀賞』受賞作。  シリアスムードがいつの間にやらぐだぐだになってし まう困ったちゃん。一度ならず二度までも緊迫の対峙を お間抜けさんであっさり崩し、神一郎も美琴も敵さん達 もみんなボケてるもんだからどうしようもないくらいの 共倒れ(ナイスミドルな糖尿病吸血鬼はホント何しに出 てきたんだよ)。だが、そこがいい! 凄くいい!   周慈と春菜との日常生活でも、敵との戦闘時でも、こ れだけ脱力感が続くと、妙にクセになってしまったりと か。「また神一郎か美琴がぐだぐだになりそうな事やっ てくんねーかなー」ってな具合。気付けばそんな期待を 寄せている自分がいて、対して二人はきっちり応えてく れやがるので、更なるボケを楽しみにしてしまう、と。  しかもこいつら、ただバカな事やってるだけじゃなく て、誰かを護る為の強さや、誰かを救う為の優しさをス トレートに見せてくれるから、その落差が堪らなく魅力 的に映るんだよな〜。あまり口には出さないけど、代わ りに態度で意思を示す、みたいな感じ。とりわけ神一郎 が春菜に“魔法”をかけるシーンが凄く良かった。