感想評点は個人的嗜好により★〜★★★の三段階で加点。
極力避けてますが、軽くネタバラシしてるのがありましたらご容赦を。
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2008年02月20日(水)
■[読書感想]MAMA
[著者:紅玉いづき/イラスト:カラス/メディアワークス 電撃文庫]★★
何かの代償を支払い別の何かを得て、何かを得た代わ りに今度は違う何かを失い、その失ったものを埋めるよ うにして新たな何かを得る……そんな得失の繰り返し。 端から自分は不幸だと決め付けていても、必ず何処か で背負った不幸と同等の救いや幸福が訪れ、もしそんな 救いと引き換えにまた別の何かを失ったとしても、別の 救いが必ず消失の穴を埋めようとする。人生なんてそん なもの。一生の内、決して不幸が幸福を上回る事はなく、 幸せの方が余分に訪れるように出来ている……という事 を激しく訴え掛けている、ように感じられた物語。 大切なのは、そういう事を「心底告げてあげたい!」 と思う相手が、自分自身の力で気付けるかどうか(本編 で言うならトトって事になるのか)。トトが本当にそれ に気付けたのは、多分自分を見ていたのはホーイチだけ ではない、と理解した時。トトは最初からひとりなんか じゃなかったのだけど、もしかしたら様々な不幸な状況 がその事実を見失わせていただけだったのかもね。 『MAMA』と『AND』、共にラストは、トトは幸 福への道標を確かに見付けて辿る事が出来たんだなぁ、 と感じさせてくれるもので凄く嬉しかった。![]()
- 作者: 紅玉いづき,カラス
- 出版社/メーカー: メディアワークス
- 発売日: 2008/02/10
- メディア: 文庫
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