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2008年03月18日(火)

[]アンゲルゼ 孵らぬ者たちの箱庭

[著者:須賀しのぶ/イラスト:駒田絹/集英社 コバルト文庫]★★

アンゲルゼ―孵らぬ者たちの箱庭 (コバルト文庫)

アンゲルゼ―孵らぬ者たちの箱庭 (コバルト文庫)

 一冊丸々プロローグ段階。しかし興味の引き方が手馴
れてるって言うのか、全部は曝け出さないけれど適度に
気を引く程の絶妙ちらつかせ方が巧いねぇ。結構気にな
る謎が多くて読了して直ぐに続きが欲しくなった。
 陽菜の性格、覚野の酷な物言い、周囲の陰険陰湿な虐
め、加えて『天使病』や陽菜の『マリア』など得体の知
れないモノへの不気味な感触など。全部の要素をひっく
るめて物凄くざらざらして澱んだ空気が多くの箇所で充
満してたんだけど、陽菜のちょっとした変化を切っ掛け
に、終盤辺りでは随分嫌なざわつきも収まってくれて良
かった。正直途中で陽菜が何とか吹っ切ってくれなかっ
たらどうしようかと思ったからホッとしたよ〜(もっと
も、この物語の雰囲気からして次で突然奈落の底へ叩き
落される可能性も充分考えられるので油断は禁物だ)。
 全貌が見えていない幾つもの設定を、今後どうストー
リー展開に絡めてゆくか? それと陽菜が二人の恋人候
補にどんな形で惹かれてゆくか? の辺りが楽しみ。

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