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 ライトノベル読書感想メインで、稀に雑記を書いたりしてます。
 感想評点は個人的嗜好により★〜★★★の三段階で加点。
 極力避けてますが、軽くネタバラシしてるのがありましたらご容赦を。
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2008年06月03日(火)

[]パーフェクト・ブラッド2 恋する魔女と、シアワセの魔法

[著者:赤井紅介/イラスト:椋本夏夜/集英社 スーパーダッシュ文庫]★★



 味方組織(アミュレット)が一枚岩でなければ、敵
結社(エウプロシュネ)も一枚岩ではない、という実
態が見え隠れ。今回のタオみたく『原書』度外視で真
っ向勝負を挑み、結果裕樹の成長の糧となるような人
物が敵に居れば、多田のように何か含むような危険な
要素を孕んでいるらしい人物が味方に居たりとか。
 今はまだ物語をどこへ進めるべきか、用意された選
択肢の間で揺れている状況。敵結社との『原書』争奪、
雪子による魔道書開発など、提示された幾つかの要素
が今後どういう形で物語に影響してゆくのか? 思考
を巡らし、想像を馳せながら、続きを待つのが楽しく
なってゆく。この展開はなかなか良い傾向で好感触。
 しかし、サーニャは割と目立つ位置に居ながら、あ
んまり物語に絡まなかったなぁ。裕樹を透華と取り合
うって程でもなかったし。そこだけが心残りだった。

既刊感想:

[]パーフェクト・ブラッド1 彼女が持ってるボクの心臓

[著者:赤井紅介/イラスト:椋本夏夜/集英社 スーパーダッシュ文庫]★



 惜しい。惜しいよー。“一定以上彼女との距離が開
くと死あるのみ”な設定をもちっとアピールして活か
してくれてたらなー、と思った。それが足枷で裕樹が
危機に瀕するシーンは幾度かあったけれど、どちらか
と言えば“透華と離れたから”ではなくて“敵の魔法
によって”危機的状況に陥る印象が強かったので。
 結局の所、裕樹と透華が近付こうが離れようが、主
に命の状況や戦闘の勝敗を左右したのは魔法士能力の
優劣だったからねぇ。前述の設定を活かし切れてなく
て惜しい! と思ったのはそんな所から(とは言え、
日常での透華や雪子とのニヤニヤシチュエーションを
築き上げる為に、この設定が大層役立っていたので、
ある意味充分活かされいたと言えるのかも?)。
 『パーフェクト・ブラッド』という言葉が“彼女”
から発せられてからの終盤の展開は、盛り上がりに拍
車が掛かってくれて良かった。物語背景の全貌が何と
なく見えた所で、アレを宿してしまった裕樹の成長、
透華との関係などに注目しつつ続きを追ってみたい。