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2008年06月09日(月)

[]繰り世界のエトランジェ 第三幕 女神のエディット

[著者:赤月黎/イラスト武藤此史/角川書店 角川スニーカー文庫]★

< 敵の正体に触れて、打ちひしがれてイタいヘタレ野
郎になって、一般人代表な少女(葦原の事ね)に慰め
られて、心身共に立ち直りを見せたと思ったら、“き
みのために正義の味方になりたい”ときたもんだ。
 ……くっ、色々擦り切れちまった身にはあまりに青
臭さ過ぎてこっ恥ずかしいのなんのって。透真の言動
ひとつひとつが妙に苛立たしいものであり、若さゆえ
の未熟さを露呈するものであり、でも輝きや眩しさを
放っていて直視出来ねぇよ! ってな具合。纏めてみ
ると「いや〜若いって本当に素晴らしいものだね!」
とか、どっかのオッサンのような発言に……。
 透真のように臭い台詞で表現するなら、巨悪な『統
堂』という血統の糸を完膚なきまでに断ち切る為の戦
い。方向は定まり、足場も固まり、準備も整った。あ
とは『繰糸術』が繋ぐ母・操との因縁の決着へ一直線
……となるかどうか? <神の手>と『作品集』の事
もあるので、まだ紆余曲折ありそな気もする。

既刊感想:第一幕第二幕

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