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 ライトノベル読書感想メインで、稀に雑記を書いたりしてます。
 感想評点は個人的嗜好により★〜★★★の三段階で加点。
 極力避けてますが、軽くネタバラシしてるのがありましたらご容赦を。
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2008年06月13日(金)

[]おあいにくさま二ノ宮くん5

[著者:鈴木大輔/イラスト:高苗京鈴/富士見書房 富士見ファンタジア文庫]★



 逆立ちしたって何したって、そりゃ即席演技で作っ
た『偽ドジっ娘』が天然素材な『真ドジっ娘』に敵う
わけもなく。普段の冷静沈着な麗華だったら、そんな
もん保坂に言われるまでもなく即座に把握出来ている
だろうに……。峻護が絡むと変になる姿ってのは今更
だけど面白可愛い。繰り返し見ても飽きない日常。
 要は「ツンデレはツンデレらしくツンデレに誇りを
持ってツンデレで勝負しろっ!」って事を強調したか
ったに違いない。まあツンデレ押しが鈍感+朴念仁な
峻護にどれだけ効果があるかは甚だ疑問だけど。
 今回の見所。意外にも短編集で麗華が初っ端から目
立ってた。酒乱もどきな真由。珍しく欲に溺れて沈む
峻護。猫の名前探し大冒険……など。欲を制御し切れ
ない峻護の姿は割と貴重だったかも。あと自室でのカ
ラオケ練習に吹いた。麗華のぬいぐるみ溺愛も凄かっ
たな。他人には見られたくない秘密というやつか。

既刊感想:
ご愁傷さま
おあいにくさま

[]風の聖痕 Ignition5 幸せなイチニチ

[著者:山門敬弘/イラスト:納都花丸/富士見書房 富士見ファンタジア文庫]★



 指摘されて初めて気付く。確かに、綾乃が幸せ気分
に浸ったままで終わるエピソードってのは珍しい。裏
を返せば「普段どんだけ弄られっ放しで終わってんだ
よ」って話なんだけど。まあたまには綾乃にもご褒美
的な役得でもなければやってられんだろうさ。
 とは言え。こうして眺めてる限りでは、特別な幸せ
なんぞ与えられるまでもなく、和麻におちょくられて
弄られては突っ掛かったりしてる行為自体に既に幸せ
を感じているんだろうと思う。……いちいち言うまで
もないか? 綾乃は全力否定するだろうけどね。
 今回興味を引かれたのは、前後編の黒和麻対白和麻。
所詮はオリジナルとコピーであり、戦いによる決着は
あっさりだったけど、オリジナル黒和麻のド外道っぷ
りが十二分に堪能出来る一品。面白いのは、綾乃も由
香里も七瀬も、黒和麻の存在自体は一切否定せずに受
け入れている点。ド外道だろうが鬼畜だろうが、何だ
かんだで信頼は得てるんだよなぁこの男は。

既刊感想:
     Ignition

[]ソード・ワールド・ノベル ダークエルフの口づけIV

[著者:川人忠明/イラスト:椎名優/富士見書房 富士見ファンタジア文庫]★★



 シリーズ完結。アマデオには常にベラの加護が付い
ている。たとえどれだけ離れようとも、生きる“世界”
が違うとしても。一見してアマデオだけ都合よく生き
残っているようでいて、根底には必ずベラの気配が存
在し、ベラの意思が介入している。ただ、アマデオに
は絶対気付かせないように暗躍していただけの事。
 彼女がそういう振る舞いを見せていたのは……アマ
デオが策謀渦巻く裏の世界に足を踏み入れないように、
表の世界でエビータ姫と歩めるように……そんな意思
が働いていたんじゃないかなぁと(問い掛けた所で、
はいともいいえとも答えては貰えないだろうけど)。
 アマデオは裏の策謀の果ての真実を知らぬまま、ベ
ラと袂を分かち表の世界へ歩み始める。でも、ベラと
交わした“契約”=ダークエルフの口づけが有効であ
り続ける限り、何時か何処かで必ず二人が再び回り逢
う日が来るだろう、と。そんな風に信じていたい。

既刊感想:IIIIII