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2008年11月16日(日)

[]七歳美郁と虚構の王

[著者:陸凡鳥/イラスト:甘塩コメコ/小学館 ガガガ文庫]★

七歳美郁と虚構の王 (ガガガ文庫)

七歳美郁と虚構の王 (ガガガ文庫)

 第2回小学館ライトノベル大賞『佳作』受賞作。
 九重白雪が考案した“プログラムシステム”を描き
切る為だけに費やされた一冊。とにかく物語の最重要
点を読み手側に理解させようと全力を注ぎ込んで描か
れた一冊。これが特に後半かなりの効果を上げていた
なぁという感触。序盤で把握し辛かった部分(久遠の
肉体及び精神構造)が「あ〜なるほどね〜」と割とす
んなり受け入れられたし、多数の意識の想像力で虚構
を実現させるシステムに対しても、なかなか面白いア
イディアを捻り出し盛り込んでいるじゃないかと。
 ただ、“プログラムシステム”描写に全力注いだは
いいが、他の所に色々手を加える前に力尽きちゃった
ような感じ。九重白雪の思惑を中心軸に据えて、そこ
から波及する何もかもがまるで分からない事だらけな
んだよねぇ。そこら辺の詳細説明は続き待ちかな?

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