SIDE ONE ~小説の感想を日々書き連ねる~

小説の感想を日々書き連ねるブログ

スレイヤーズせれくと1 ナーガの挑戦

[著者:神坂一/イラスト:あらいずみるい/富士見ファンタジア文庫]★★

 『スレイヤーズすぺしゃる』よりぬき版。あのフィリオネルおうぢさまと初めての顔合わせした時の事(短編集で一番最初のエピソード)、短編集専属レギュラーキャラ・白蛇のナーガと初めての出逢った時の事、とにかく印象深いのはこの2篇か。

 途中で短編集読まなくなったんで、これまでどれくらいリナとナーガが絡んで来たのか把握出来てないんだけど、改めて遍歴辿ってみると随分と長い付き合いだよなぁ。魔道士としての腕は一級品ながら、頭の中は方向性違えどガウリイ並という……案外リナってこういう相棒を無意識の内に望んでる? 類が友を呼んで腐れ縁に発展してしまった発端のお話、楽しい以上に懐かしい気持ちが大きかったな。

既刊感想:『スレイヤーズ』感想一覧

緋色のルシフェラーゼ 彼女は恋の魔王!?

[著者:伊藤イツキ/イラスト:KeG/富士見ファンタジア文庫]★

 これまでのシリーズエピソードの前日譚。1巻目は、既にいずもが人間界に堕ちた魔王アズモデウスの転生体として覚醒した状態から始まっていたけれど、今回は主にその抜けていたいずもの覚醒前から覚醒直後辺りの様子を補うような内容だった。

 ひとつハッキリしたのは、いずもは真性のショタコンだったって事だな! あくまでショタではなく幼馴染みの紺太きゅんが大好きなのであって、対象年齢は別に関係ないと思ってたんだけど、ウミヒメへの反応を見るに、完璧に“年下の美少年”好きじゃねぇか(まあだから別にどうだって事もないんだけど)。結局こいつらお似合いのツンデレカップルじゃないか、と再認識させられただけだったな。

既刊感想:II