［著者：かたやま和華／イラスト：風都ノリ／Ｂ'ｓ-ＬＯＧ文庫］★★
シリーズ第８巻。藤真の過去を見るに、野狐に心の弱さの隙を突かれたのは、「自業自得だろう」という気持ちと「不幸な偶然だった」という気持ちと半々だったかな。それでも桐緒が記憶喪失なのをいい事に、歪み切った心で我が物にしようとする藤真には同情の余地無しだよなぁ。鷹一郎と酒を酌み交わし、桐緒の事を純粋な心で想っていた頃の藤真の姿はまだ綺麗に映っていたんだけどねぇ……。
いよいよ藤真が表立って桐緒を手に入れようと動き出した今回。どう見ても紗那王に太刀打ち出来る器じゃないんだけど（追い込まれて凶行に走らないか心配だな……）。しかし桐緒は未だ記憶が戻らず。紗那王も現れたんだからいい加減目覚ませよな〜。
既刊感想：お狐サマの言うとおりッ！
お狐サマのから騒ぎッ！
お狐サマの縁結びッ！
お狐サマの神隠しッ！
お狐サマの花吹雪ッ！
お狐サマの赤い糸ッ！
お狐サマの七変化ッ！
