[著者:杉井光/イラスト:植田亮/電撃文庫]★
ナオが主に真冬の事で「お前は鈍感だ」と指摘されてしまうのはちと酷な気も。だって真冬の言葉や態度も凄く曖昧で把握し難いんだもんなー。千晶も響子も直接的に「この鈍感!」とか突き付けてはいないけど、そういう感情を含めて会話してる部分が確かにあったし。結局の所、メンバー同士でそれぞれ“本当に伝えたい言葉”が足りなくて、そのせいで終盤までもどかしい感じが続いて少々辛かったなぁ(或いはそこが醍醐味なのかも知れないけど)。
このラストから、もっと真冬とナオが素直に色々言い合えるような関係になってくれればいいなぁ。
既刊感想:1
さよならピアノソナタ(2)
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杉井光 アスキー・メディアワークス 2008年03月