SIDE ONE ~小説の感想を日々書き連ねる~

小説の感想を日々書き連ねるブログ

命がけのゲームに巻き込まれたので嫌いな奴をノリノリで片っ端から殺してやることにした3

[著者:中田かなた/イラスト:ともぞ/HJ文庫]★★

 あとがきを読んで、特に挿絵の重要性が身に染み
ました。イメージを膨らませるとか花を添えるとか、
そう言った役割とはまたちょっと違っていて。この
巻に限定して、本当に挿絵が無ければ成り立たなか
った……と言ったら過言かも知れませんが、思惑通
りに誘導させられてしまったのは間違いないです。
 今回の仕掛けの大体全部に引っ掛かりました。ゲ
ームはひとつだけなので没頭し易かったですし、種
明かしにも成る程納得な感じで面白かった。純粋に
ゲーム内容の部分で一番楽しめたんじゃないでしょ
うかね。正直、新井和馬と言う人間が死んでいよう
が生きていようが、ノリノリで殺そうともそうでな
かろうとも、割とどうでも良かったりしました。

既刊感想:

ドルグオン・サーガ

[著者:にゃお/イラスト:ペロッチ・ろぼみすちゃ/HJ文庫]★★★

ドルグオン・サーガ (HJ文庫)

ドルグオン・サーガ (HJ文庫)

 読み終わってから、最後のあとがきで「もしあな
たが乗るならどんな生物モチーフの『鎧機』を選び
ますか?」とか、数例挙げつつ問い掛けて来るなん
てズルイ! って思っちゃいました。巨大ロボット
アクションを存分に堪能した後なのだから、胸躍ら
され心弾まされるに決まってるじゃないですか〜。
 ん〜そうだなぁ〜自分だったらフィルメリアのよ
うな鳥類タイプがいいかなぁいやでもやっぱり……
って願望垂れ流しで延々続いてしまうわけですね。
 物語の展開としては、ここで幕を閉じても「俺達
の戦いはこれからだ!」的で充分だと思いますが、
それで済ますには色々と勿体無い。他の『鎧機』の
登場も、この物語の続きも、是非見てみたいです。