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2017年04月05日(水)

[]棘道の英獣譚

[著者:野々上大三郎/イラスト:えいひ/ダッシュエックス文庫]★★

 第3回集英社ライトノベル新人賞『特別賞』受賞作。

 何故ライザーがその役目を背負わなければならな
いのか? 当の本人はそんな疑問など全く胸の内に
浮かび上がっていないのに、読んでいるこっちがど
うしようもない理不尽さを感じでしまいました。
 元よりライザーと世界樹イルマンシルとの間には
何の因縁も無く、本来は命を奪われる多数の内の一
人に過ぎなかった筈なのに、幸か不幸か特別な唯一
無二の存在に成り上がってしまう。自発的にではな
く、死から救われたから、恩人のユングに報いる為
だから。そこが先に立っているから、命を賭ける事
に対して納得が行かなかったのかも知れません。
 全部こちらの勝手な心情です。これが“運命”と
いうやつなのかなと。そんな気持ちも抱きました。

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