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 ライトノベル読書感想を書いたりしてます。
 感想評点は個人的嗜好により★〜★★★の三段階で加点。
 ネタバラシしてるのがありましたらご容赦を。
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2017年03月24日(金)

[]三千世界の英雄王 厨二じかけの学園都市

[著者:壱日千次/イラスト:おりょう/MF文庫J]★★

 四年間もの昏睡状態から目覚めた世界がこんなん
なってたら嫌だわ〜。目を開けたら、いきなり知り
たくもなかった義姉の痴態が飛び込んで来るのも相
当嫌なもんですけど、それがクッションの役割を果
たしてくれたお陰で、あまり精神的なダメージ負わ
ずに受け入れられたのかなあと。ただ単に、刀夜の
神経が元から図太いだけなのかも知れませんけど。
 確実に笑いを誘うように仕向けている癖に、演じ
ている当人達は至って真面目で、合間に謎やら秘密
やらを平然とぶっこんで来る為、混沌とした空気し
か感じられませんでしたよ。ただ、それが当たり前
の日常で常識とされてしまったので、最初はドン引
きでも案外慣れるまで時間は掛からなかったです。

2017年03月23日(木)

[]編集さんとJK作家の正しいつきあい方

[著者:あさのハジメ/イラスト:6U☆/富士見ファンタジア文庫]★★

 さすがにこの中で現実に沿ったモノが用いられて
いる部分は、極僅かだと思いたいですが……編集者
とライトノベル作家のネタで、内容的には完全なる
フィクションだと捉えておけば問題ないですね。
 下手に突っつくと“本当にあった怖い話”みたい
な流れになりそうなので、実話か否かは深く追求し
ない方が身の為でしょう。ただ、出版編集者の立場
での仕事の大変さ厳しさ過酷さみたいなのは、この
物語と通ずる所があったりするのかも知れません。
 いち読者側からすれば、作者や出版関係者側の事
情なんて知り様もなければ、別段知りたいわけでも
ないのですが、フィクションでもこう言った裏事情
的な所にはちょっと興味を引かれてしまいますね。

[]RE;SET>学園シミュレーション 1万4327度目のボクは、1度目のキミに恋をする。

[著者:土橋真二郎/イラスト:竹岡美穂/富士見ファンタジア文庫]★★

 確実な死へと直行する未来を回避する策に乗らざ
るを得ない。とは言え、仮想現実であっても殺され
る感触は現実のそれと変わらないようで、それでも
臨死体験をひたすらに繰り返す遼太郎の精神状態を
危ぶみました。もっとも、進むに連れて彼の人とな
りを把握出来るようになり、その行為は殺害回避の
必死さが過剰に表れただけだったのか、と思うよう
になりまして。壊れていなくてホッとしましたよ。
 突き止めるまでの過程は面白く、真相知った時の
驚きはそれ程でもなく。途中の激動と比べると、割
と淡白であっさりしてましたし波風も立ちませんで
したし。ただ、そこを乗り切った先にこそ真の謎が
用意されていたので、この続きに期待しています。

2017年03月22日(水)

[]食べるだけでレベルアップ! 〜駄女神といっしょに異世界無双〜

[著者:kt60/イラスト:ちり/富士見ファンタジア文庫]★★

 第1回カクヨムWeb小説コンテスト『特別賞』受賞作。

 最初から、異世界チートスキルと俺TUEEEE
だと分かっていれば、うんまあそうか……って感じ
です。想定内過ぎてとりわけ触れる事もあまりない
んですけど。それこそ“タイトルが全てを物語って
いる”わけなので。あまり面倒な事無く単純明快な
のは、良いとも悪いとも捉えられそうですけどね。
 ところで、気になっている事がひとつ。この異世
界のレベル設定はどうなってるんでしょうね? ど
こでカンストするのかと言う事なんですが、急速な
上がりっぷりのように見えて、案外まだまだ序の口
なのかも知れません。例えばカンストが一万とか十
万とかだったらね。楽して成長過程を見れて、物語
自体もさっくり楽しめるのは良いなと思いました。

[]異世界取材記 〜ライトノベルができるまで〜

[著者:田口仙年堂/イラスト:東西/富士見ファンタジア文庫]★★

 このお話はフィクションでありなんたらかんたら
〜、って注釈が無いかと探してみましたが何処にも
見当たりませんでした。と言う事はまさか……いや
いやさすがにあれやそれはネタでしょうと思いたい
です。まあ、具体的に指摘すると、編集者のアレな
姿とそれとやり合う作家の辺りですよ。誰か勿論冗
談だよ悪ふざけだよとか言ってくれませんかねえ。
 と、そんな要素を横目に気にしつつ。昨今の異世
界ネタの明らかな飽和状態を逆手に取ったかのよう
な、面白いアイディアだなあという印象でした。た
だ、異世界取材に没頭してしまって肝心の執筆の方
が疎かになる、なんて本末転倒にならん事を願って
ます。勿論作中の作家に対しての発言、ですよ?

2017年03月21日(火)

[]七星のスバル5

[著者:田尾典丈/イラスト:ぶーた/ガガガ文庫]★★

七星のスバル 5 (ガガガ文庫)

七星のスバル 5 (ガガガ文庫)

 勇気を出して陽翔が三角関係にケリを付けたと思
ったらこんなシチュエーションを盛り込むとは、ど
んな罰ゲームですか。咲月はもう大分割り切ってる
感じなので大丈夫そうですけど、旭姫が凶悪な精神
攻撃を受けていたせいで随分心配になりましたよ。
 結果的に陽翔と旭姫、互いの想いの深さを再確認
出来た内容でしたが、そんな余韻を残す間もなく大
変な事になってしまいました。救いは希の傷ついた
心に貴法の手がしっかり届いた事で、それによって
スバルが元の形をようやく取り戻せたと思ったんで
すけどねえ……。グノーシスの意図はまだちょっと
不明瞭でハッキリしない部分もあるので、その辺り
を今後どう展開して行くのかが気になる所です。

既刊感想:

[]異世界修学旅行5

[著者:岡本タクヤ/イラスト:しらび/ガガガ文庫]★★

異世界修学旅行 5 (ガガガ文庫)

異世界修学旅行 5 (ガガガ文庫)

 姿現さずとも圧倒的存在感を撒き散らし続ける生
徒会長・若王子。一体何なんだお前は? と、いい
加減直接対峙で問い詰めたい現状なのですが。今回
も結局は停滞と言うのか滞在と言うのか、足止め喰
らっている様にも見えるし異世界旅行を満喫してい
る風にも見えるし、いつも通りと言うやつですね。
 しかし、次こそは遂にお目見えするんじゃないか
なあ、と期待を匂わせるシーンもありました。今回
ラストの綾の、さり気ない物言いの癖に「なにその
爆弾発言」的な不意打ちの事です。これは潤滑油こ
と沢木浩介の主人公昇格フラグ? 少なくとも若王
子との間に軽くない関係性が存在するのは確かな事
で、俄然再会の時が楽しみになってきましたよ。

既刊感想:

2017年03月20日(月)

[]ギャンブル・ウィッチ・キングダム2

[著者:菱川さかく/イラスト:夕薙/GA文庫]★★★

 とにかく賭博戦の中身が非常に充実した手応えで
面白かったです。ルールは極力把握し易いように、
それでいてゲーム展開の描写は進行する程に奥深く
なるように。そして弱者が強者に挑む構図や、互い
の能力を駆使しての勝負事の駆け引き、逆転に次ぐ
逆転で勝敗がどうなるか最後の最後まで息を尽かせ
ぬ展開などの見所も満載で。ずらずらと良いとこ並
べたくなる程ぐいぐい惹き込まれてしまいました。
 今回はリゼットの過去の因縁が深く関わるエピソ
ードで、勝負事の『馬鹿正直』な彼女の魅力が目一
杯盛り込まれていたのも良かったです。どこまでウ
ィルが見越していたかは分かりませんが、リゼット
の揺るぎない“信じる力”に胸が熱くなりました。

既刊感想: