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 ライトノベル読書感想を書いたりしてます。
 感想評点は個人的嗜好により★〜★★★の三段階で加点。
 ネタバラシしてるのがありましたらご容赦を。
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2017年04月29日(土)

[]レーゼンシア帝国繁栄紀 〜通りすがりの賢帝〜

[著者:七条剛/イラスト:ゆきさん/GA文庫]★

 一国の皇帝の存在、軽過ぎやしませんか? そも
そもシュウが、皇帝の替え玉を他業種と同等のノリ
のバイト感覚でやってるのが最も拙いと思うんです
けどね。この物語の作風として、常に厳格で堅苦し
い姿勢を求めるよりも、軽く緩めな空気を素直に受
け入れた方が案外楽になれるのかも知れません。
 とは言え。たとえ皇帝の身代わりとしても、請け
負った立場や責務の重さを考えるならば、シュウの
取った行動は迂闊で軽率なものばかりだし、そんな
偽者皇帝に容易く出し抜かれる警備体制も杜撰とし
か言いようが無いですし。平和ボケしてるとかあん
まり思いたくないんですけど、やっぱり何処か気が
抜けてるなあと言う印象は拭い切れませんでした。

2017年04月28日(金)

[]我が驍勇にふるえよ天地4 ―アレクシス帝国興隆記―

[著者:あわむら赤光/イラスト:卵の黄身/GA文庫]★★

 アラン率いる陽動部隊の方がメインで、そちらの
アレクシス軍とアドモフ軍の軍師同士による戦況の
転がし合いは面白かったのですが、一方その頃のレ
オナート軍本体の方がちょっと拍子抜けでした。
 裏工作で物理的に壁を破壊する、割と地味な作業
工程だったのもあるでしょうけど、リント奪還はレ
オナートにとっての悲願の筈なのに、容量不足だっ
たせいかどうにもあっさりな手応えで盛り上がりに
欠ける印象でした。これは勝敗はともかく陽動部隊
の成果があったからこそ、レオナート側の作戦がト
ントン拍子に運んだと捉えるべきでしょうかね。
 話の流れを見るに、ここまでよりもここからが本
番な雰囲気はあるので、盛り返しに期待してます。

既刊感想:

2017年04月27日(木)

[]我が驍勇にふるえよ天地3 ―アレクシス帝国興隆記―

[著者:あわむら赤光/イラスト:卵の黄身/GA文庫]★★

 個人が一騎当千の武力を誇っていても、その要素
だけで大規模戦争に勝利出来るかと言えば、必ずし
もそうとは限らない。いざとなればレオナート単騎
の力押してどうにかなりそうな雰囲気も感じられる
中、この度のアドモフ軍の立ち回りは、敵ながら目
を見張るものがあってなかなかの見応えでした。
 今回は相手側の事情が先に立っていて、予定外の
出撃応戦という具合だったでしょうか。万全の態勢
でこちらから仕掛ける事が出来ていたならば……と、
もしもを持ち出したくなるくらい、彼の損失はまさ
かの事態でした。元々生き急いでいる投槍の狂気は
ありましたが、突然こうなってしまうと結構堪えま
すね。今後も誰かを喪う可能性はあるだろうなあ。

既刊感想:

2017年04月26日(水)

[]ヒーローお兄ちゃんとラスボス妹 抜剣!セイケンザー

[著者:逢空万太/イラスト:児玉酉/GA文庫]★★

 そうだろうな、と。分かり易いので途中で気付き
ましたけど……でも双子の兄妹でしょう? 片方が
そんな感情抱くかなあ、と身も蓋も無い事呟いてみ
ました。兄妹姉弟以上に有り得ない現実と照らし合
わせてしまい、なかなか受け入れ難い事実でした。
 奏斗の対応の方がごく自然に見えてしまうので、
湊の異常性が余計目に付いてしまう状況に。そんな
のいちいち気にしてたら、特撮ヒーロー設定の部分
も充分に楽しめないだろう、ってのは充分承知して
いるんですけどね。今の所、奏斗の方は湊に妹とし
ての家族愛以上の感情は一切持ち合わせていない、
と分かっているので一応は安心? なのかな。次巻
は変身ヒーローモノとして楽しもうと思います。

2017年04月25日(火)

[]月とうさぎのフォークロア。 St.2 はかなき双月、かくて月食むしろうさぎ。

[著者:徒埜けんしん/イラスト:魔太郎/GA文庫]★★

 最初から朔と関わっていながら存在感がある様な
無い様な、微妙に自己アピールし切れない健気な柏
木さん。報われて欲しいけど、朔とは種族の壁もあ
るし生きる世界も違うから、難しいだろうなあ。
 でも、朔を取り巻く環境の中で、柏木さんって神
人組織の外で唯一深い繋がりのある人だと思うんで
すよね。そういった意味では、白とはまた異なる特
別な存在と言えるのではないかなと。実際にはまだ
そこまで朔との関係は描かれていませんが、月夜見
一家の総長としてではなく、同級生の男子として柏
木さんが気を許せる存在になれたらいいなあ、と言
う願望です。近しくなると、裏側の騒動に巻き込ま
れ易くなりそうな不安や心配もあるんですけどね。

既刊感想: