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 ライトノベル読書感想を書いたりしてます。
 感想評点は個人的嗜好により★〜★★★の三段階で加点。
 ネタバラシしてるのがありましたらご容赦を。
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2017年04月23日(日)

[]いでおろーぐ!6

[著者:椎田十三/イラスト:憂姫はぐれ/電撃文庫]★★★

いでおろーぐ!6 (電撃文庫)

いでおろーぐ!6 (電撃文庫)

 一言「無理してるよなあ」と。まあ今に始まった
事じゃないですけど。恋愛の甘美さを突きつけられ
る程に、高砂の意志がガタガタになってしまってる
じゃないですか。普段あんまり表立って絡んでいな
かったせいか、女児の精神攻撃のえげつなさが余計
際立ってました。仮想現実のアレとか、完全に高砂
の信念を圧し折って止め刺そうとしてましたから。
 この連中の一連の動向を見て、おそらく多数の意
見はエピローグでの宮前のそれと同じものだと思い
ますよ。だってリア充サークルがチャラチャラして
いる風にしか見えないんだもの。この先どこまで反
恋愛活動と奥底に推し込めた本心と、まるで苦行の
様なその矛盾と付き合って行く気でしょうかねえ。

既刊感想:

2017年04月22日(土)

[]読者(ぼく)と主人公(かのじょ)と二人のこれから

[著者:岬鷺宮/イラスト:Hiten/電撃文庫]★★

 本来、いち読者と架空の主人公が出逢う確率など
ほぼ零に等しく、あり得ない事が起こってしまった
ら真っ先に自分の目と頭を疑いますよね。「俺、正
気か?」と。なので、これは奇跡以外のなにもので
もなく、出逢うべくして出逢う運命だったと、晃と
時子の関係はそれ以外に表現し様がありません。
 晃の途中の違和感はとても分かり易く、それは読
んでいて彼に半端なく感情移入出来ていた証なのか
なあと。まあそこに気付いてあっさり断絶した時だ
け「おいおい」ってなっちゃいましたが。彼の過去
や性格を思うと致し方ない所でしょうか。真の気付
きから先は、最後まで晃の自力で行って欲しい気持
ちが強かったですけど。友達の存在は偉大ですね。

2017年04月21日(金)

[]ニアデッドNO.7

[著者:九岡望/イラスト:吟/電撃文庫]★★

ニアデッドNo.7 (電撃文庫)

ニアデッドNo.7 (電撃文庫)

 ただの遠間計人であった頃も、境死者『赤鉄』と
なってからも、元々『鉄兜』との直接的な関係性は
無くて、後から間に『緋霧』の存在が差し込まれる
事により、初めて繋がりが生まれているんですね。
 おそらくその事が気になっていたからだと思うん
ですけど、最終局面でこの両者の直接対決の場に立
ち会った時、もうひとつ盛り上がる事が出来なかっ
たんですよね。緋霧の関わりが無ければ、赤鉄個人
にとっての鉄兜ってそんなに執着する程の因縁のあ
る相手じゃないですからねえ。緋霧の事を抜きにし
ても、鉄兜という存在は赤鉄自身が直接的な感情を
ぶつけるような相手であって欲しかったなと。それ
だけこの強敵が魅力溢れる存在だったわけです。

2017年04月20日(木)

[]アイドル稼業、はじめました!

[著者:岩関昂道/イラスト:こうましろ/電撃文庫]★★★

 あとがきに、「この物語はフィクション」と断り
文句が記載されているのを見て、正直胸をなで下ろ
しましたよ。ただ、100%とは言い切れない部分
もあるんじゃないでしょうかね。余計な詮索でしょ
うけど。芸能界の裏事情、特に有名俳優やアイドル
のスキャンダルと芸能雑誌の関係の件があまりに生
々し過ぎて震えました。清濁入り乱れているとは言
え、汚れた部分はあまり見たくないものですね。
 ……と、まあこう言ったお話でした。メインはア
イドルの成長でもなければ、性転換男子のアイドル
稼業でもありません。予想外に意表を突かれる形で
したが、とても面白かったです。リセの行動が現実
離れしていた所で冷静になれたのかも知れません。

2017年04月19日(水)

[]俺を好きなのはお前だけかよ5

[著者:駱駝/イラスト:ブリキ/電撃文庫]★★★

 ジョーロとサンちゃんカッコ良過ぎだろ! 終盤
は女の子達完全に脇役扱いで、主人公&裏主人公の
クソ暑い友情を見せ付けられてしまいましたよ。
 え、ホース? そんなのも居ましたっけ。やや不
憫。散々な言動に触れた後ではね、自業自得でしょ
う。ただ彼が目覚めなければ或いは……そこら辺も
ジョーロの計算に入っていたのかも知れませんが、
勝敗無視して「それでも僕は菫子が好きだよ!」と
永久に言い続けてたかと思うとゾッとしますね。
 これで女の子達の結束は強まり、地盤固めが済ん
だと言う事で。つまり、誰か一人が選ばれても受け
入れる態勢が整い、ジョーロが一人に好意を向ける
準備も整ったと見ていいんじゃないでしょうか?

既刊感想:

[]魔人執行官(デモーニック・マーシャル)2 リベル・エンジェル

[著者:佐島勤/イラスト:キヌガサ雄一/電撃文庫]★★

 NEOの真の意味での“実態”を誰もが明確に把
握出来ていない事に対して、物凄い危機感を抱かさ
れる展開でした。前巻も不確定要素の上に乗っかっ
て、ぐらぐらしているような危うさはありましたけ
ど、今回はそれ以上でした。NEOについては詳し
く知りたいと思って誰に問い掛けたとしても、『賢
人』の理務でさえも確実なものは持ち合わせていま
せんからねえ。もどかしく感じる所はありました。
 能力差で言うならフォーシアンの方がNEOを圧
倒しているにもかかわらず、戦いに勝利しても安心
感を得られずにいます。それはNEOがこれまで常
識とされていた場所から、枠外へ飛び出し続けてい
るから。どんな変質を遂げるか予測出来ません。

既刊感想: