2008年12月28日(Sun) 晴れ
2008年12月27日(Sat) 晴れ
■[writing]定型詩 
【短歌】
……春
曇天にほころぶ気配梢手にしばし眠れときみは囁く
「花びらが」きみの髪の毛ふれる嘘両手このまま背中まわして
「ナウシカのように生きよう」誓い合いわかれた春を汚す二人で
……夏
「アツイデショ」ヨウタ三歳蟻の巣を壊滅せしむノアの水筒
……恋愛
花が咲きぽつぽつ玉に不意に落つ次は告げよう胸の熾火を
「落ちているあいだは丸い雨粒」とシーツをみだし丸くなるきみ
「あやまちをくりかえします」ぼくたちの壊れた恋を悼む黙祷
好きじゃ駄目愛してくれぬその人を愛すが故に我は悲しき
……その他
「搭乗はノースロクロクロクゲート息は三分止められますか」
「名前とか覚えられない仕事でもだってパラサウロロフスなんて!」
肉体を離脱せんとす(まだ重い)想いが足りぬ(骨のしがらみ)
【俳句】
見送りて通過電車の風涼し
見極めし影男の影炎天下
ぶきっちょの手をすり抜ける糸蜻蛉(いととんぼ)
取り込みし本温(ぬく)みたる土用干し
【川柳】
2008年12月20日(Sat) 晴れ
2008年12月14日(Sun) 雨のち曇り
2008年12月13日(Sat) 曇りときどき晴れ
2008年12月12日(Fri) 晴れ
■[life]つかれたー 
今日は一日自転車で移動。まずは地元押上の銀行で残高確認。無事にボーナスが入ってた。次は本所の保健センターで医療費減免の書式など貰う。またちょっと移動して今度は浅草線浅草橋駅で通勤定期を購入。ひとまず一か月定期。その次の移動はちょっと遠くて銀座を目指す。江戸通りから昭和通りへ入る。ここで左のふくらはぎがつって難儀する。病院まで行って書類を置いて、片道終わり。
昼飯は松坂屋の赤坂飯店で担々麺。そのあとデパートの屋上でボーッとしてみたりする。今日は良い天気。片隅に稲荷神社があったので拝んでおく。帰りにアキバに寄る。コミケカタログとか色々散財。疲れ果てて帰宅。で、休む間もなく今度は札幌市中央区役所へ電話。取り寄せる資料の手配をする。近所の郵便局まで返信封筒入りの郵便を出して今日の仕事はコンプリート。ああ、疲れた。

一読して、「うわー、ヒサさんってロマンチスト!」と唸ってしまいました。小説では多彩な作風を持っていらっしゃるけど、短歌は一貫してみずみずしさにあふれてますね。私はしばらく作歌から離れているので、ぶっ飛んだ(?)作風だったらどうしようと、ちょっと恐れを抱いていたんですが(笑)、よかった、意外なほどに正統派でした。抑えめの表現がとても好きです。
これは連作として作ったんですか。それともテーマごとにバラバラの歌を集めたのかな。いずれにしても、このテーマで、十首くらいずつまとめて読んでみたいですね。短歌も俳句も連作にすると、ストーリー性を持たせることができるので、ぜひヒサさんの作品世界を見てみたいと思いました。
個人的に好きだったのは、
〈春〉
・曇天にほころぶ気配梢手にしばし眠れときみは囁く
・親指に目と口を描きコンニチハ桜花背にきみの微笑む
〈夏〉
・南口見下ろす街の炎天下 茶髪も禿も息つぎ泳げ
・「アツイデショ」ヨウタ三歳蟻の巣を壊滅せしむノアの水筒
・地下鉄の十三階段のぼるごと執行猶予の蝉のわななく
〈恋愛〉
・白地図に色鉛筆で塗り分けるクラスメートの三角関係
・告白の返事は夜のコンビニのアイスクリームの一番したに
〈俳句〉
・ぶきっちょの手をすり抜ける糸蜻蛉
特に恋愛の2首は好きですね。アイスのケースの一番上にまでアイスが詰まっていたとしても、ドキドキしながらアイスを掻き分け、一番下まで手を突っ込む情景が浮かんできます。全体的に、どの歌も読み手に場の空気というか、気配を感じさせます。
あと、〈「花びらが」きみの髪の毛ふれる嘘両手このまま背中まわして〉も好きなんですけど、助詞をまったく入れてないのは、わざとなんですかね。「背中にまわして」と最後だけ助詞を入れてもいいかなと思いました。
今は散文のほうで忙しいかもしれないですが、短歌は短歌で続けていくといいんじゃないでしょうか。短歌や俳句のものの見方って、小説の比喩にも生かせますしね。ヒサさんの歌、甘いだけじゃなく独特の雰囲気があるので、読んでいて楽しかったです。まとまったらまた読ませてください。