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人の映画評〈レビュー〉を笑うな

2010-12-23

銀座シネパトス 1月2日(日)限定上映 1日限りのメモリアル・ショー『ウルトラQ 45th Birthday』上映会

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続けて銀座シネパトスからのメモリアル・ショーのご紹介です!こちらもどうぞ〜^^

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1月2日はウルトラQの誕生日!1日限りのメモリアル・ショー開催!!

あなたの目は あなたの体を離れて この不思議な世界に入ってゆくのです

銀座シネパトスが贈る 謹賀新年 ウルトラ特別企画!

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(c)円谷プロ

【第1部】11:00〜15:00

11:00〜12:50 「ガラダマ」「燃えろ栄光」「虹の卵」「1/8計画」の4作品を上映

13:00〜13:45 ウルトラ・トークショー 佐原健二さん×西條康彦さん×桜井浩子さん

13:45〜15:00 握手&即売会(握手参加はウルトラQ 45th 上映会オリジナル限定グッズ購入者のみ)

【第2部】15:30〜19:30

15:30〜17:20 「ゴメスを倒せ!」「SOS富士山」「地底超特急西へ」「2020年の挑戦」の4作品を上映

17:30〜18:15 ウルトラ・トークショー 飯島敏宏監督×古谷敏さん×桜井浩子さん

18:15〜19:30 オリジナル限定商品即売会ウルトラQ 45th 上映会オリジナル限定グッズ

ウルトラマンシリーズ45周年記念特製ステッカー付き前売券販売中!(劇場窓口&ぴあリザーブシート)

1部&2部通し券 ¥5,000

※アクセス:東京都中央区銀座4-8-7

公式サイト

2010-12-22

銀座シネパトス12/27(月)〜2011年2/4(金)特集上映 〜昭和の名優・小林桂樹を偲ぶ〜

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人レビのフリーペーパーを置かせていただいている銀座シネパトスの特集上映をご紹介させていただきます!是非是非どうぞ〜〜^^

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■銀座シネパトス(銀座唯一の邦画名画専門館)で、

 2010年12/27(月)〜2011年2/4(金)特集上映!

コメディーからシリアスな社会派作品まで幅広い役で活躍した昭和を代表する俳優・小林桂樹。飄々ととぼけた味のある演技、画面を引き締める重厚な演技。300本以上の作品に出演し、映画界ではなくてはならない名優の多彩な演技と作品を回顧する。

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「妻の心」(c)東宝

■作品ラインナップ(2本立て上映)

12/27(月)〜12/30(木)

 ここに泉あり(1955年)

 ただいま診察中(1952年)

12/31(金)〜1/3(月)※1/2(火)休映

 社長太平記(1959年)

 三等重役(1952年)

1/4(火)〜1/7(金)

 幕末(1970年)

 新選組(1969年)

1/8(木)〜1/11(日)

 けものみち(1965年)

 女の中にいる他人(1966年)

1/12(水)〜1/15(土)

 名もなく貧しく美しく(1961年)

 われ一粒の麦なれど(1964年)

1/16(日)〜1/19(水)

 裸の大将(1958年)

 ぶらりぶらぶら物語(1962年)

1/20(木)〜1/23(日)

 妻の心(1956年)

 愛情の決算(1956年)

1/24(月)〜1/27(木)

 白と黒(1963年)

 黒い画集 あるサラリーマンの証言(1960年)

1/28(金)〜1/31(月)

 江分利満氏の優雅な生活(1963年)

 侍(1965年)

2/1(火)〜2/4(金)

 首(1968年)

 日本沈没(1973年)

公式サイト

2010-09-21 『ロストパラダイス・イン・トーキョー』公開初日舞台あいさつ

ロスパラ初日舞台あいさつ

 9月18日、ポレポレ東中野にて『ロストパラダイス・イン・トーキョー』の初日舞台挨拶が行われ、白石和彌監督、小林且弥さん、内田慈さん、ウダタカキさんが登壇しました。

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左から白石和彌監督、小林且弥さん、内田慈さん、ウダタカキさん

 本作は、SKIPシティ国際Dシネマ映画祭2009で<SKIPシティ・アワード>を受賞した他、ロッテルダム、釜山、ドバイなどの国際映画祭に正式出品された白石監督の長編映画デビュー作。

 知的障害者である兄・実生と、その兄の性欲処理の為にデリヘル嬢・マリンを呼ぶ弟・幹夫。秋葉原で地下アイドル・ファラとして活動しながら風俗で働くマリンには、いつか自分だけの島を購入したいという夢を持つ。厳しい社会の中で生きて来た三人は、いつしか支え合うように……。現代社会を背景とした繊細な人間関係が、真正面からかつ爽やかに描かれた作品。

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 撮影から1年8ヶ月を経ての公開となった本作。満員の観客を前に、4名それぞれに喜びの言葉を述べられ、公開初日の舞台挨拶は始まりました。

 小林さん、内田さん、ウダさんそれぞれにまず今回の役柄についての質問があり、小林さんはまず、「ごめんなさい、覚えてないんです」とコメントし、会場は笑いに包まれます。

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会場を笑いに包む小林さん

 1年8ヶ月を経ての公開に、内田さんも「とにかく一番覚えているのがすっごい寒かったことです」と。作品の中に出てくる歌の歌詞を書くことになり、白石監督と終電以降も歌詞に取り組み、緊張しながら歌い方を披露したエピソードなどが語られました。

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黒いドレスが素敵な内田さん

 ウダさんは、「なかなかできない役なので、そういうものを与えていただいて感謝しています。監督と一緒に皆でシーンをやりながら作れたっていうのがすごく思い出に残っています」と役と芝居への思いを語られました。

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作品中の役とは変わって、シックなスーツ姿のウダさん

 難しい役どころを絶妙な空気感で演じた三方に、白石監督は「ひとりひとりが見つからないと成立しない映画だったので、本当に助かりました」と、役者陣への思いを述べられました。


 最後に、映画の見どころを訊ねられると、小林さんは「吹いているわけじゃないんですけど、撮影中から“もしかしたらすごくいい作品になるかもな”と思った」と映画についてコメントされた後、「白石監督はこれからもっともっと映画を撮って欲しい、すごく才能のある監督だと思っていて。『リンダ リンダ リンダ』とかを撮った山下(敦弘)監督以来の衝撃を受けました。頑張ってください!」と、監督への応援メッセージを送りました。

 内田さんは、「リハーサルも結構話し合いながら作って下さって、本当に一緒に作るということをやらせて下さったなと思っていて、幸せな作品だと思っています。いろいろな受け止め方とかあると思うんですけど、“こんな運命共同体はどう?”という風な提示のつもりで皆さんに送り届けたいと内田は思っています。宜しくお願いします」と作品への思いを語りました。

 ウダさんは、「見どころというか、まず、お二人とも日常の二人と結構地続きな芝居ができる人で、それが僕にとってはすごく勉強になりました」と小林さん、内田さんとの共演について述べられ、映画については、「見てもらっての感想とかを、皆さんに言っていただけたら逆に嬉しいです、楽しみです」とコメントされました。

 最後に、白石監督が、「映画を作りたいというひとつの想いが、ひとり巻き込み、ふたり巻き込み、という風に膨らんで行って。本当にいろんな人に助けられて、僕だけの想いじゃなくて皆の想いがこういう形で映画にできたので、それを大切に、皆で頑張っていけたらいいなと思います」と長編映画デビュー作となった本作への思い入れと、キャストやスタッフ、お客さんまでへの感謝の気持ちを感慨深げに語られ、舞台挨拶は締めくくられました!

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本作への想い、そして感謝の気持ちを述べられる白石監督


映画『ロストパラダイス・イン・トーキョー』

2010年9月18日(土)より、ポレポレ東中野にてレイトショー!

公式サイト http://lostparadise.seesaa.net/


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白石和彌監督、撮影の辻智彦氏へのインタビューがINTROに掲載されました!

白石監督:http://intro.ne.jp/contents/2010/09/18_1712.html

辻智彦氏:http://intro.ne.jp/contents/2010/09/18_1722.html

2010-07-15

『nude』―普通の女の子がAV女優の道に踏み込んだ、不安と葛藤を描く青春映画

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 『nude』は、普通の女の子“ひろみ”が、AV女優“みひろ”へと歩んでいった道のりを描いたみひろの私小説が映画化されたもの。女性が共感できる映画なのか、AVにはまるで免疫がないので少し緊張しながら試写会へ。

f:id:hito_revi:20100630162114j:image(c) 2010「nude」製作委員会

 赤とピンクを一切排除したという演出の為か、白が基調の映像。主人公ひろみ/みひろを演じる渡辺奈緒子さんの凛々しい面立ちも手伝って、映画全篇を通して清々しい清潔さが印象的。良い意味で、普通の“青春”映画。1人の女の子が夢を追いかける途中の、友人や恋人、そして自分自身との葛藤が真っ直ぐに描かれた作品だ。


 「渋谷でスカウトされたりしてみたいんさ。芸能人になりたい」

 高校を卒業して新潟から上京することを決めたひろみが親友さやかに言った。ぼんやりとした夢だな、と思った。彼女の夢は言葉にするといつになってもどこかぼんやりとしたままなのだけれど、具体的な計画より何より、一番大切なのはその夢を信じて進むという決心なのかもしれない。


 「初めから女優とかタレントになるのは無理だよね?」

 そんな言葉でヌードモデルの仕事を始めてしまったひろみだが、故郷の親友さやかも一緒に暮らす恋人も勿論反対する。「軽蔑する」と言われても、「嫌々やってるわけじゃない」「写真を撮られることが好き」と自分の道を信じるひろみ。そして、AVはお金の為にやることと思っていたのに、とうとうAV出演を決める。


 「このままだったら道はどこにもつながってない」

 だからと言って、AVをやればどこにつながるのか。そんな保障はどこにもない。それでも、どこにもつながっていないようにも見える道を信じる強さはどこから生まれるんだろう。

 “利用されてるだけ”“後で後悔する”“辞めた方がいい”――私が親友でも同じことを言うだろうし、多分そういう助言の方が正しく見えることも、実際に正しいことも多いだろう。それを振りきれるのは、すごい。周りの人の理解を得られなくても、自分を信じる強さ。信じ続けることの難しさと大切さを、感じた映画だった。

 最後に、ひろみが芯が通っていると思うのは、今自分が向かっていること、仕事へのプロ意識。周りの人の理解を得られなくても、「嫌々やってるわけじゃない」と誇りを持ち続け、AVの台本もきちんと予習・練習をする。それでも、好きでもない人とえっちをすることの辛さ、信じられなさは、普通の女の子と同じ。辛くてもこつこつと前に進む彼女の姿には、誰もが共感し、前に進む力をもらえるのではないかと思う。同世代(筆者はみひろさんの1歳年下でした。汗)の女性に是非観てもらいたい作品だ。

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9/18よりシネマート新宿、10月シネマート心斎橋ほか全国ロードショー

公式サイト:http://www.alcine-terran.com/nude/

監督:小沼雄一 原作:みひろ『nude』(講談社刊) 

出演:渡辺奈緒子 佐津川愛美 永山たかし みひろ 山本浩司 光石研

2010-06-27

初日舞台あいさつ

6月26日、渋谷シアター・イメージフォーラムにて『結び目』の初日舞台挨拶が行われ、小沼雄一監督と、赤澤ムックさん、川本淳市さん、広澤草さん、三浦誠己さんが登壇しました。

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 同作は、『童貞放浪記』の小沼雄一監督作品。

 生徒と教師という立場でありながら、禁断の関係を結んでしまった絢子と啓介が、14年の別々の道を経て、ある日運命の再会をはたしてしまうという、大人のラブストーリー。

 映画とは変わって爽やかなベリーショートで現れた主演・絢子役の赤澤ムックさん。

 劇団「黒色綺譚カナリア派」主宰、演出家・執筆業・女優とマルチな活躍を見せる赤澤ムックさんに、映画初主演で感じた舞台との違いは、という質問から始まり、インタビュー形式で進んで行きました。

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 (左から赤澤ムックさん、川本淳市さん)

赤澤さん「舞台は、目の前のお客様を相手にする作業なんですけれども、映画は目の前で固唾を飲んでいるスタッフを遮断する作業だなと思いました。ロケーションが、川のシーンは川で森のシーンは森でと、役者として贅沢だなと思いましたが、それ以上に絢子という肉体をリアルにしなくてはいけないんだな、と感じさせられました」

―更に具体的に何か映画の現場ということで、苦労されたことや気をつけたことなどはありましたか?

赤澤さん「欲を出さないこと、ですね。目の前の監督やカメラに対して欲を出すと、フィルムは残酷なので、役者のエゴしか映さないものだと感じさせられました。とても怖い現場でした(笑)。でもその分、やりがいはあったと思います」

 次に、妻がいながらも、かつての教え子・絢子への想いに狂う元教師・啓介役を繊細に演じられた川本淳市さん。

―今回の役を演じる上で、どういう点に気を使われていましたか?

川本さん「まずは太らないこと。監督にあまり体格よくならないで下さい、と最初に言われたので。あとは、役を嫌いにならないように努力をしました。周りの方々に対してものすごい失礼な役だったので、せめて自分だけはこの役を愛してやろう、というところを気を付けました」

 そんな啓介の妻・茜役は、健気な笑顔の下で、必死で愛を守ろうとする強さを秘めた難しい役どころ。茜役を演じた広澤草さんは、茜という女性への思いを温かく語ります。

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 (左から広澤草さん、三浦誠己さん)

―どのように茜という役を感じられていたでしょうか?

広澤さん「茜という役も、ちょっとイラっとするというか、なんだこの女、という部分が結構あるんじゃないかなと思ってまして、私も茜ちゃんをすごく愛してあげたいなと思ったし、すごく愛おしい役になったので、イラっとする部分が多々あるかとは思いますが、温かい目で観てあげてほしいな、と思います」

 絢子の夫・雁太郎役の三浦誠己さんは、12日公開した北野武監督作『アウトレイジ』をはじめ、今年も出演作が多数公開予定。

―『結び目』は他の作品と比べていかがでしたか?

三浦さん「脚本が、すごい繊細な脚本で大好きで。監督も心地よくやらせてくれる環境だったので、思い出に残っている現場です」

 俳優陣4名の作品や役への思いを横で聞いていた小沼雄一監督。本作では、4人の激しい感情や葛藤を繊細にかつ美しく描き出していますが、素晴らしい俳優陣をキャスティングできたことへの喜びを語ります。

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―個性的ではまり役な4人の役者さんをどのように選ばれたのでしょうか?

小沼監督「普通の商業映画と違って、今回は主演からメインのキャスト全て、必ず複数の候補を挙げて、この映画の登場人物に合った俳優を選ぼうと、純粋に決めさせていただきました。それは今の映画界では非常に珍しいことで、今回のこの映画のキャスティングには、本当に150%満足しています」

 また、本作は、ニコンデジタル一眼レフカメラD90の動画撮影機能「Dムービー」で全編撮影されており、その稀有な映像美も見逃せない作品。

―デジタル一眼レフカメラの動画機能で全編撮影されたことで、難しかったことや特徴などはありましたか?

小沼監督「ニコンのD90という一眼レフカメラについていた動画機能で映画を撮影したんですけれど、普通のビデオカメラよりも撮像素子といいますか、光を受ける面の面積が非常に大きいんですね。そうすると光も明るく、色彩がすごく豊かという印象がありまして、それで撮影にチャレンジしてみたのですが。ただ、あくまで一眼レフのカメラなので、ビデオ撮影にはいろいろ不都合もありました。例えば、撮影中にカメラに熱がこもってオーバーヒートの表示が出てくると、撮影できなくなってしまって。『カメラ冷やします』と言って、現場で待っていた時が何度かありました。そういう不都合は少々あったんですけど、上がりは非常に満足しています。普通のビデオカメラでは得られない色と光を今回撮ることができたなと思っています」

 最後に、この映画の見所を、一人一人が述べていきます。

赤澤さん「この映画は、“中学生と教師の恋”や“不倫”というような過激な煽り文句で話題になっているようですが、観ていただきたいのはそういうことではなくて、自分の今までを振り返るというのは、誰でも辛い作業だな、と思ってます。でも、それに向かい合わないと先に行けない場合もあるんだな、とこの映画を作りながら強く感じました。皆さんに何かそういう力になれば、と思っています」

川本さん「非常に静かな映画です。台詞もあまりないですし。読んでいくような形で映画を観ていただければと思います」

広澤さん「川本さんがおっしゃった“読むような映画”というのがしっくりくるなと思います。すごく綺麗な、本を読むかのような作品だな、と私も思いますので、派手さはないと思いますが、しんみり重みを感じていただければと思います。何度観ても楽しめる映画だと思いますので、いろんな方に観ていただいて、広めていただければなと思います」

三浦さん「皆さんがこの作品を観て何かを感じ取ってくれて、そしてまた映画館に足を運んで欲しいな、と思います。本日はありがとうございました」

小沼監督「予算もなくて大変な現場の中、スタッフとキャストが、人数は少なかったんですけれど、非常に精鋭が集まったと思っています。自分の作品の中でも、凝縮された濃密な時間と空間を得られた作品だったと思っています。特に、この4人が映画の中でどう生きているか、ということをスクリーンの中で確認していただければ嬉しいです。宜しくお願いします」

 役者陣、そして監督の、同作への真摯な思いが伝わって来る初日舞台挨拶でした!

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 (左から小沼雄一監督、広澤草さん、赤澤ムックさん、川本淳市さん、三浦誠己さん)

映画『結び目』

6月26日(土)より、シアター・イメージフォーラムにてモーニング&イブニングショー!

製作・配給:アムモ   

公式サイト: http://musubime.amumo.jp/


レビューはこちらから  

小沼雄一監督、脚本家・港岳彦氏へのインタビューのお知らせはこちらから