Fate雑記(士凛特化)&血だまりスケッチ こと 魔法少女まどか☆マギカ観測所

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1880-01-01から1ヶ月間の記事一覧

「じゃじゃーん! お久しぶりのお逸(勝海舟三女)です。 ブログ主、忙しくて死にそうなのに、本日は臨時出張版! 本日から第二部放送開始の『仁−JIN−』。 その番組宣伝で、大沢たかおさんがゲスト出演して放送された金曜日の『ぴったんこカンカン』。 その…

「今週は特別編“映画風に明治文明開化事情を読もう”をお送りします♪」 「……本当は今週、次シリーズ選択のための紹介ネタをやる予定でしたわよね?」 「いやいやいや、その予定だったんだけど、本当に“巡り合わせ”ってのがあるんだって。だから今回は特別。 …

クララの明治日記 超訳版第110回解説

【クララの明治日記 超訳版解説第110回(最終回)】 「……かくしてクララ・ホイットニーの“一度目の日本滞在”は終わりを迎えました。 ホイットニー一家が日本に最初に到着したのは1875年8月3日火曜日。 まだこの時、14歳だったクララも、この日、…

クララの明治日記 超訳版第110−5回

1880年1月26日 月曜日 フランス船ジャネイ号にて ついに出発した。 八時に乗船。午後九時きっかりに船は出港した。 ジェイミーはお兄さんの見送りに、引き船に一緒に乗って船まで来た。 二等で帰るので、来た時ほど部屋はよくないが、シモンズ先生は…

クララの明治日記 超訳版第110−4回

1880年1月25日 日曜 昨晩はシモンズ家で泊まったが、この一週間のせわしなさや気疲れの後なので、ぐっすりと寝た。 奥様はなにくれとなく気を配って下さり、羽布団はまったく甘美というほかなかった。 今朝はアンガス氏が東京からみえ、ウィリイ、ア…

クララの明治日記 超訳版第110−3回

1880年1月24日 土曜 昨晩は家で寝たが、布団が足りないので勝夫人がたくさん貸してくださった。 母はウォデル氏の家での祈祷会に行ったが、私は勝家に残った。 明日発つというので私は気が滅入ってしかたがなかったが、奥様はとてもやさしくしてくだ…

クララの明治日記 超訳版第110−2回

1880年1月23日 金曜 お別れの挨拶をするために朝早く家を出発、全部回った。 森氏の家では老婦人に別れを告げ、永田町にある楠本家に行く。 楠本氏は在宅で、母堂に丁重に挨拶された。美しい老婦人である。 楠本議官は府知事を辞められ、暇ができたの…

クララの明治日記 超訳版第110−1回

1880年1月22日 木曜 勝夫人に今日木下川の将軍の梅屋敷にいっしょにと言われたが、お逸がひどい風邪をひいたので中止になった。 昨晩は雨が降ったがアンザス氏の家へタ食に行った。グレイ夫妻も来た。 ペイトン氏とアレグザンダー氏がバイオリンを持…

クララの明治日記 超訳版第109回解説

【クララの明治日記 超訳版解説第109回】 『ほ〜た〜るの ひ〜か〜り まど〜の ゆ〜き』 「そんな音楽が聞こえてくるような雰囲気ですわね、ついに」 「…………………………(哀涙)」 「さて、予想通りお逸が使い物になりそうにないので、今週はわたくし一人で解説…

クララの明治日記 超訳版第109−4回

1880年1月20日 火曜 今朝は大山家で食事をいただき、とても楽しかった。 大山中将は西郷中将の従兄弟で、鍛冶橋の川路氏の古い家に引っ越したばかりである。 きちんとしたしつらえの家で、日本風の増築がしてある。 大山夫人は病気をしていたので、や…

クララの明治日記 超訳版第109−3回

1880年1月19日 月曜 グレイ夫人のもとで一晩過ごし、今朝氷川町に戻った。 競売の後の家はめちゃくちゃで、昨晩もひどかったが、昼間の光の下では、見るも無惨であった。 カーテンは引きずりおろされ、絨毯は踏み荒らされ、家の中のすべての物に貼り…

クララの明治日記 超訳版第109−2回

1880年1月18日 日曜 勝氏のところに泊まりとても楽しい時を過ごした。 お逸とこまつと私はトノサマが所要でいらっしゃらなかったので、お部屋を使わせていただいた。 ほかの人たちは風呂に行ったが、私は「きれいになりすぎるのはこわい」と勝夫人に…

クララの明治日記 超訳版第109−1回

1880年1月17日 土曜 今日は競売の日だった。 初めての経験だったが、私たちにはとてもつらい日だった。 今朝、グレイ夫人が手伝いにきて下さった。 小松と三浦氏も来てくれたので、仕事がとてもはかどった。 十二時までに競売の準備がすっかり整った…

クララの明治日記 超訳版第108回解説

【クララの明治日記 超訳版解説第108回】 「今回はお別れ会のオンパレードだったね、クララ」 「クララたちが日本にやってきたのが1875年の8月ですから、丸四年以上ですもの。 クララたちも、そして見送る側にも色々思うところは多いことでしょう」 「そ…

クララの明治日記 超訳版第108−4回

1880年1月14日 水曜 今日は本式のおもてなしを受け大層なご馳走だった。 大鳥、津田、村田、高木氏たちが久保町の売茶亭に招待してくださった。 食事は日本式のフルコースのあとに洋風のものが出、一時から三時半までかかった。 ありきたりのつまらな…

クララの明治日記 超訳版第108−3回

1880年1月13日 火曜 今日は日本人の老婦人ばかりのひどく奇妙なパーティがあった。 最年少は六十五歳、最年長は八十一歳で耳が聞こえないといった人たち。 でも、とても楽しく、これほど満足な会はなかったと思うほどだった。 十一時にみえて、五時ま…

クララの明治日記 超訳版第108−2回

1880年1月11日 日曜 今夜の会はいつになく大勢集まった。 富田夫人がみえ、藤島氏がまた現われた。 会の後、藤島氏は発言を求めた。 「この会に参加してから宗教に関心を持つようになり、今ではキリスい教を心から信じるに至りました」 それから、デ…

クララの明治日記 超訳版第108−1回

1880年1月10日 土曜 今晩ほど騒がしいことはこの家ではかつてなかったと思う。 築地の宣教師たちが私たちを驚かすために不意打ちのパーティをしてくれたのだが、あまりうれしい驚きではなかった。 七時半頃にディクソン兄弟とウォルター・カーティス…

クララの明治日記 超訳版第107回−3

1880年1月9日 金曜 今日はクーパー氏、ディクソソ氏、相馬永胤氏、松平氏、小鹿さん、お逸が集まり、とても楽しかった。 クーパー氏と相馬氏は法律家なので話がよく合った。 松平氏は馬鹿話をしたりおかしな歌をうたって皆を面白がらせた。 彼は日本の…

クララの明治日記 超訳版第107回−2

1880年1月8日 木曜 ヘップバン夫妻と昼食のお約束があったので、今朝、新橋へ行った。 駅につくと丁度十時半の汽車が入ってきて、旅なれない旅行者をかもにしようと待ちかまえている車夫の手から博士をお救いした。 十二時に家に着くと、昼食ばかりで…

クララの明治日記 超訳版第107回−1

1880年1月7日 水曜 月曜日の朝、富田夫人の家へ行って、おすしの作り方を教わった。 ご飯を炊ぎ、野菜、海苔、蓮根をきざんで、オシタジとミリンをかけた。 おツネが床にござをしき、私だちはかまどの前に坐っておすしを作った。 とても面白かった。 …

クララの明治日記 超訳版第106回解説

【クララの明治日記 超訳版解説第106回】 「今回の舞台は今から丁度131年前でしたわね。 特になんということはないのですけれど、丁度お正月で季節が被ると感慨深いものがありますわね」 「131年前の東京の1月1日の天気は良好、でも翌2日は生憎…

クララの明治日記 超訳版第106回−3

1880年1月4日 日曜 アンガス氏と母の後を、ウィリイと一緒に歩いて家に帰った。 浅草から築地までどのくらいあるか初めて分かった。 たっぷり二マイルはある。 芝の私のクラスは休暇以来人数が減ってしまった。 学校全体に出席率がやや低い。 ずるい悪…

クララの明治日記 超訳版第106回−2

1880年1月2日 金曜 お正月はまだ終わっていない。 今日表に出たら子供たちはまだ晴着を着ていて、大変面白い羽根つきという遊びをしており、お店には松飾りがまだ残っていて、すべてがまだお祭りの装いだ。 天気は生憎昨日ほどよくないが、人々はまだ…

クララの明治日記 超訳版第106回−1

1880年 新年 1880年 元旦 木曜 東京 訪問客は早くから来だしたが、掛け取りはもっと早かった。 魚屋は午前三時に請求書を持ってやって来た。 勝氏のところからは小さな玄亀が最初に来て、たわいのないお喋りをするので面白かった。 「クララさん、ど…