「ジャム」なやつら 関ジャニ∞の2017年上半期をふりかえって

関ジャニ∞がおもしろい。
おもしろいです。
楽しい。

2017年の上半期、
相変わらず、私はブラック企業につとめいて、
毎日毎日、仕事しかしてない毎日なんですが。

それでも、こんなにも関ジャニ∞のヲタは楽しい。嬉しい。


2017年の夏を、私は忘れないと思う。
「ジャム」があった、この夏を。


「ジャム」は、例えば「47」とか「8UPPERS」だとか。
その前なのか後ろなのか、という区切りになるような、
今後、関ジャニ∞の一つの転機であると感じています。

この高まり、盛り上がりは何なのか。
今まで感じたことのないこのワクワクは何なのか。



雑誌「別冊+act」を読みました。
その後、先日発売された「Cut(関ジャニ∞とジャムり倒す!)」読みました。

なんだか、答えが見つかった気がして、
その勢いでブログを書きます。
(※以下、ネタバレしますが、
 これはあくまで一部で、内容全てが濃いので、
 ぜひ買って読んでください)


私のこの高まりは、
関ジャニ∞が見つかった」
ことを実感している、ワクワクとドキドキなんだと思います。

しかもそれがテレビ業界、音楽業界、各アーティストと、その方向が広いとあらば。


「別冊+act」では、彼らと一緒にお仕事をした、
各業界のプロとエイトメンバーの対談が記載されています。
「Cut」では、エイトに楽曲提供してくださったアーティスト方の、
それぞれの関ジャニ∞とは?が語られています。

共通して感じたのは、そのプロ達がエイトに感じるリスペクトと信頼感、
なにより「関ジャニ∞をつかってどんな面白いことをしようか」という好奇心。



それは、関ジャニ∞の良さを活かしたい、
みたいなお行儀のいいものではなくて。

最高の食材を手にした料理人が「どう調理してやろうか」と腕を鳴らすような、
最高のおもちゃを手にした子供が「どうやってって遊ぼう」って目を輝かせるような。


ご自身が主としてあって、
そうして関ジャニ∞と仕事をしようとしているんじゃないか、と。
そう感じます。

ファンとして、本当に嬉しいなと思いました。


思えばファンの私は、
関ジャニ∞の「次になにが出てくるかわからない」ところが大好きで大好きで。
アイドルなのか、バンドなのか、ダンスなのか、
殺し屋なのか、女子アイドルなのか、戦隊ヒーローなのか・・・

無限の可能性があって、
そのどれもが中途半端じゃなくふりきってやってくれる、そんな彼らが大好きで。

『何だって出来る 何にだってなれる
 ∞の力はここにあるんだ』
というのが魅力の一つだと思っているのですが。


それが各業界の方に認めてもらえたこと、
プロたちが「新しいものをつくる」、その刺激を与える存在になったこと。
めちゃくちゃ胸が熱いです。泣きそう。


今だから笑い話しですが、
数年前、アーティストと言われる方に曲を提供してもらっても、
なんだか安パイなところで手を打たれてるなー・・・と感じることもありました。

テレビだともっと極端で、
「え、これ関ジャニ∞である必要ある?」みたいな使われ方をしたことも何度も・・・
(このあたりは今でも全然危機感感じるけど)



各業界のプロが、自分にできる最高の仕事をしたい、とか、
単純に「おもしろそう」って思える関ジャニ∞
ほんと、最高じゃないですか。本当に格好いい。


ちょっとだけ抜粋しますと。
高橋優くん

「(関ジャニ∞は)ありとあらゆるエンターテイメントを網羅したグループなんだなって実感したんですよね。
 だから変に気をてらっても薄っぺらくなる。
 それなら、今の高橋優にとっての最高傑作を全力で作って、それを提供しようって決めた」


いしわたし淳治さん

「単純に、嬉しいですよね。
 こんなにいろんな角度で考えられる人ってあんまりいないので。
 生でも煮ても焼いてもおいしい素材の一番新鮮なやつをもらうっていう感じだと思うんですけど、
 そういう素材を手に入れたら料理するの楽しいじゃないですか」


クロニクルプロデューサーの福山晋司さんの、

「本当に7人とも違うものを持っていて、凄いです。
 そういう”人”という素材がこれだけ輝いているんだから、
 僕らがそこに乗っからない手はないですよね。」

という言葉も嬉しい。


また、ジャムプロデューサーの山本たかおさんが、
メトロックの後にすばるに言った言葉。

「ありがとう。
 また1個、夢が叶ったよ。」

こんな風に、想いを託される彼らなんだな、と。





元々、関ジャニ∞にはそのポテンシャルがあります。

なんだってやるという心意気。
ふりきることを恐れないこと。

それは時として、「振られりゃ ヨゴレも演じる全部 Entertain You」
だったりして。
色々損をしたこともありました。


でも、今のエイトには、
大人達の企み・・・その遊びを悠々と乗りこなしていく実力と、
作品をエンターテイメントに昇華させる責任感と、
なにが関ジャニ∞に求められているかを知る、その自覚がある。



「別冊+act」さんの対談での言葉がいちいち熱い。

マルちゃん

「MVの現場では監督が全てだなと僕はと思うので。
 監督が『今回はこういきます』と言ったら、
 それに出来るだけ近づけるように…っていう、僕は向き合い方かな」


大倉くん

「特定して"誰か"ってことではないけれども、やっぱりカメラの前に立つということは
 不特定多数の方に"届ける"ことで。
 (略)何をしていても、"その向こう側"を見なきゃいけないとずっと思っていて。
 パフォーマンスをするということは、エネルギーを届けるというか…」


安田くん

「やっぱり僕らはただの素材なんで」

こういう言葉を見ても、
エイトって自分たちの立場をわかっていて、
我を出すことよりも、その表現を全うすることを優先するんだなって感じます。


でも、その瞬間ごとにある方向にふりきること、ができるのは、

きっといま、メンバーに共通して、
関ジャニ∞」であることのブレのなさ・・・
「自信」があるのかなと思っています。



ヒナちゃんが言う

「正直、僕は今の関ジャニ∞ならどこに転がっても成立させられる、
 正解を出せると思ってるんです」

という言葉はとても心強くって。
本当に、なにをやっても、
関ジャニ∞の色に染める、みたいな自信があるんだろうなって思います。



でももう一方で、
私は彼らは、「帰ってくる場所」としての
関ジャニ∞」もきちんと育てていると感じていて、
その安心感が、彼らを奮い立たせているんじゃないか、とも思っています。


例えば、アルバム「ジャム」の中に、
メンバーの作詞作曲が収録されていることの意味はとても大きい。

アーティストの方が思う存分に「ジャム」ってる中、
メンバーの作成した楽曲はどれもど真ん中にまっすぐです。
そこには大きなメッセージがあって。
言いたいこと、やりたいことは彼らの中にもあるんだなって教えてくれています。


っていうか、メンバーの作成曲ってどれもこれも、
関ジャニ∞の使い方」をよくご存じね、みたいなことも萌えたり笑



なにをやっても「関ジャニ∞」になるんだけど、
でも必要ならば時には関ジャニ∞を手放すことを選べるぐらいに、
メンバーの中に「関ジャニ∞」がある。

いま、彼らの中にある強さは、その確信の強さなのかなと思っています。



そんな彼らだからこそ。

その力のある人たちが、思う存分に関ジャニ∞を遊べる。




そんなことをグルグルと考えていたのですが、
今回、「+act」で一番ヤラれた!と思ったのは安田君の言葉でした。

関ジャニ∞っていう"入り口"からそれぞれを知ってもらうのは、すごくいいですよね。」

安田君は「ジャム」アートディレクターの千原徹也さんと対談をしているのですが、
今回のジャムのジャケットを通じてこのアートがもっと広く知られたらいいな、
みたいなことを言っていて。
「あーそっちの使命感も生まれてるのかー!」と、結構な衝撃でした。
そうだよね。
エイトはもうそちら側か・・・。

「自分達が媒体になって、
 無名のアーティストさんが世間に見つかったらいい」って、
SMAPの木村さんが言ってたなーと思い出したりして。



その後に続く安田くんの言葉がまたすごい。

「"関ジャニ∞っておもしろい事やってるな"って思ってもらえるグループであるべきだと思うし。
 歌もそうだし、アートもそうだし、
 "だからアイドルって面白いんだな"ってたどり着くところに、僕らはいかなきゃいけないと思うし。」

これはまた、なんという大言壮語。

でも「らしくて」、グッときましたよね。



なんか、

なんか忘れてたけど・・・



エイトは、
楽しい、面白い、だけじゃない。
ただただ求められることをこなすだけでもない。

なんだか色々やりながら、
なんだか色んな方を巻き込みながら、

そうして、関ジャニ∞を大きくしていこうとしてるんだなって。


彼らの企みはまだまだ始まったばかりなんだなって。



震えますよね。

いまがゴールでもない、
常に「ここから」を見据えてる、ということ。


あぁ、これこれーーーー!とぞくぞくしますよね。


そのエンターテイメントの一つ一つはもちろんだけど、
なによりも「関ジャニ∞」っていう物語とともにあることこそ、最高の楽しいんだ!と思い出したりして。


っていうか、エイトと関わる各業界の方も、
その企みに参加してること、
関ジャニ∞の物語に参加してることを楽しんでいらっしゃるんじゃないか?と思ったりして。


こうして「見つかった」こと。

正しくは、
関ジャニ∞が(業界人諸々に見つかった、そのことが、一般の方にも)見つかった」なのかな。


実際は、「見つかり出してる」程度なんだろうけど、
それは、「これから見つかるんだ」という期待でもあって。


「ジャム」は、きっかけなのだと。

ここから、また面白いものがたくさん見られるのだと。
そして、そうして関ジャニ∞はまたさらにまた別のステージへとのぼっていくのだと。

いまがこんなに楽しいのに、先に希望しか持てなくて。
ワクワクして、ドキドキして。


結成13年目、メンバー全員30代も半ばになって、
まさか、まだ、こんなに「好き」でいさせてくれるなんて、
まさか、また、新しく「好き」にさせてくれるなんて。

ほんとに罪なやつらです。


そんなことを思いました。



2017年の夏を、私は忘れないと思う。

一つ、階段をのぼった瞬間を、目撃した。


そんな夏でした。
最高でした。





あ。
余談ですが、

関ジャニ∞はなんでもやる」という共通認識が、
ここ数年にファンがごちゃごちゃと悩んでいた、

関ジャニ∞はどういう方向に行くのか」
(その時、私は彼らについていけるのだろうか)

みたいな問題をスコーンと解決してくれているようにも思います。


今回、コンサートの「ジャム」のセトリであまりに露骨ですが苦笑、
でも一つの形におさまらないっていうのは伝わってきました。
たった一つを選んだりしないっていう。
欲張りとも臆病ともとれる、そんな彼ららしい決意というか。



この話はまた別の時に。


長くなりました。

寝ます。